3月25日に、牡羊座太陽と天秤座月がそれぞれ5度で向かい合う、天秤座の満月＆月食が起きます。

天秤座で起きる満月なので、半年前の天秤座の新月の頃に願ったことが叶ったり、始めたことの結果が現れるタイミングです。

半年前の新月は日食でした。
ちょうどイスラエルによるガザ侵攻が始まったときで、私はすぐに「民族浄化」と思っていました。

「世界中に非難されても別に構わない」という態度のネタニヤフ首相の真の意図が何なのか、世界中の人が知るのは半年後の今回の満月＆月食ではないかなと思っています。

また半年前に、NATOが第三次世界大戦を開戦する可能性もなくはないと感じていました。もちろん、そうならないことを今も願っています。

と、書いていたら
ロシア・モスクワ近郊のコンサートホールで銃撃　数十人死亡 - BBCニュース

ISISが犯行声明を出したそうですが、久しぶりにISISが活動再開したのがモスクワとは（ということはCIAの計画でしょう）。

ほかにも奇妙なことが続いて起きています。
4月の日食までには、新たな展開がありそうですね。

気を取り直して、25日の満月＆月食の星読みはこちらからです。

3月の満月は、ワームムーンと呼ばれます。
「啓蟄」だけでなく、ミミズを目当てに鳥も集まって来る春ですね。

日食と月食は年に4～6回発生するリセットのエネルギーです。

古代では日食は「王様の死」や「神の裁き」と考えられていたように、食のエネルギーは状況を一変させることがよくあります。
現代でも日食の影響は「秘密の暴露」「失職」「名誉を剥奪される」など、ネガティブなものが多いです。
芸能人のスキャンダルも日食の影響が多く、数え上げればキリがないほどです。人気絶頂のときに、日食でスキャンダルが出るパターンが多いです。

25日は月食ですが、月食の星読みをする前に、日食の影響と思われる有名人のホロスコープを見てみます。

話題の人に見る日食の影響

水原一平さん

渦中の人・水島一平氏（1984年12月31日生まれ、山羊座）

私は日本の野球にも疎く、大谷選手にもほとんど興味がなかったんですが、韓国での大谷祭りが一夜にして水原祭りになったのにはびっくりでした。

それで、水原氏のホロスコープを見ると、昨年10月14日（米時間）の金環日食の影響を受けていたみたいです。

10月14日の日食が天秤座21度で起きていました。
上の図は、内側が水原氏のホロスコープですが、ネイタイルの木星（山羊座21度）とタイトなスクエアになっていました。
生まれ時間が不明なのでネイタル月の位置が定まりませんが、牡羊座の月なのでＴスクエアになっていたかもしれませんね。

ネイタルの印象は、山羊座太陽が蠍座冥王星、魚座火星とミニトラインで、上昇志向が強くコツコツタイプですが、山羊座はトップに立てる資質もある反面で変な執着性がある感じです。依存性といってもいいかもですね。
表向きは普通の人だけど。

面白いことに、大谷選手と水原氏のシナストリーはピタリと重なる天体が多いです。下のチャートは内側が水原氏、外側が大谷選手です。

水原氏の双子座カイロンと大谷選手の月がぴたりと重なっています。水原氏の蠍座冥王星には大谷選手の木星がぴたりと重なっています。
持ちつ持たれつの関係で、メディアの取材通り相性はよかったはずです。

水原氏の山羊座木星に大谷選手の海王星がコンジャンクションしているのは、ラブラブカップルのような楽しい関係性を表し（大谷選手のほうがパトロンになるアスペクト）、
水原氏の蠍座土星と南ノードに大谷選手の冥王星がコンジャンクションは、ふたりの力が合算されて仕事で驚異の結果に繋がります。
お互いに必要な存在だったんですね。残念なことです。

日食には「暴く」作用があって、冥王星（破壊）と同じエネルギーです。
10月14日の金環日食は、冥王星とスクエア、南ノードに不和の女神エリスがコンジャンクションしてＴスクエアという恐ろしく思える配置でした。

日食の暴露は、半年後に決着すると考えてもいい（場合によっては数年に及ぶ）ので、今回半年後にニュースが出て来たのは納得な感じです。
ただ、水星と冥王星のスクエアは私的には陰謀アスペクトなので、水原氏の違法賭博問題の裏に何かありそうな気がします。（はめられた？）

ちなみに、水原氏は次の4月8日の皆既日食の影響も前倒しで受けていると思います。この問題は秋まで続きそうですね。

大谷翔平さん

大谷選手（1994年7月5日生まれ　蟹座）も2023年10月の日食の影響を受けていました。
大谷選手は山羊座22度に海王星、山羊座24度に天王星があって、水原氏の木星（山羊座21度）と近いです。

大谷選手が生まれた時間（午後9時10分）は、ネットに出ていたものを採用して作成しました。
すると蟹座太陽が5ハウス、ルーラーの月は4ハウス双子座です。双子座には3ハウスですが火星も入っています。

メディアで見かける印象は、あまり双子座の月や火星っぽくない。
双子座の月、火星は、気が変わりやすいので言うことがコロコロ変わるイメージがあるんですが。
誰でも見た目とプライベートは違うことが多いですしね。

1ハウス魚座に土星が蟹座太陽とトライン。慎重な性格でコツコツ頑張るタイプです。ここは期待を裏切らない。
双子座月と火星のコンジャンクションで大胆さもありますが、悪い面は衝動的になりやすいことです。

獅子座の金星がディセンダントに乗っています。
何をしても大衆ウケがすごくいいのは、このディセンダントに乗った金星のおかげです。人気者になるために生まれてきたみたいな感じ。
たしか安室奈美恵さんもそうだったはず。

その金星と9ハウスの蠍座の北ノード、冥王星とスクエア。
セレブのアスペクトですね。獅子座の金星なので、だまっていても目立ってしまいます。
しかし、金銭感覚がおかしくなりやすいです。変なものにお金を使ったり、今回のようにお金を失ったりします。

ホロスコープをみた第一印象は、ほかのアスリートに比べるとアスリートぽくないでした。引退したら、まったく違う分野で活躍しそうです。

4月の日食も、水原さんと同じように大谷選手も影響を受けます。
そういえば年齢的にサタリタですね。

今回の満月＆月食の特徴

太陽は牡羊座5度で輝き、月は天秤座5度で輝きます。

天秤座で起きる満月なので、パートナーシップについて焦点があたります。
上述の大谷選手と水谷氏のような仕事のパートナーも当てはまります。

天秤座はバランスを取る星座なので、関係性を見直すことが起きるでしょう。
仕事のパートナーが変わるとか、コンビ別れ、グループ解散とか、離別、死別もあるかもしれません。
逆に長い春に終止符を打って結婚する人もいるでしょうし、良い意味で「ケリをつける」場合もあると思います。

月は水瓶座冥王星とトラインになり、粘り強く問題に対処するエネルギーを授けるでしょう。
「私たち」について考える満月です。

月食は、月が満月になり地球の影に入ると発生しますが、月食の間、人々は「狂った」（ルナティック）ような行動をとることもあると言われますね。狼男に変身する人は滅多にいないと思いますけど、事故や犯罪が多くなる傾向があるようです。

月食の影響は、漠然とした不安を持つことも多いですが、お金や健康、安全に対する不安が強くなります。

とくに日本は、春分図から不安を感じやすい1年になることが予測できているので、「安心できる環境を自分で作る」ことに意識を向けていくといいと思います。
地震が不安なら地震対策、水や食料の備蓄のほかに、避難のシュミレーションや緊急の時に頼れる友人を持つなど。遠くの実家より近くに頼れる人がいたほうが絶対いいですからね。

フォースとともにあれ

今回の満月の度数のサビアンシンボルは、「心の内面の知恵を教える男」。

後述の「隠者」にも通じるのですが、準備が出来ている人はその人に必要な師が現れるという意味があります。
「準備が出来ている人」とは、すでにその人の力が固まっている状態になったとき。そういう状態になった時に、相応しい師が現れて潜在能力を引き出すきっかけをくれるのです。

イメージとしては『スターウォーズ』のヨーダです。
『スターウォーズ』をご存じない方はいないと思うけれど、ご存じなかったからごめんなさい。

今回の満月に対応するサビアンシンボルは、「男の理想が多くの結晶に変わる 」。

なんだね、それは？と訊きたくなるサビアンですが。
漠然とした願望はなかなか具現化しませんが、理想（想像）をはっきりイメージ出来ていれば具現化することを意味しています。
つまり、強い夢は叶う、というような意味です。

人間は、明確にイメージ出来ることは実現できるのです。
逆に言えば、実現できるから明確にイメージ出来るんですけどね。

たとえばサグラダファミリア教会を設計した建築家アントニ・ガウディは、いつも頭の中に設計図を引いて、頭の中で建物を組み立てから、そっくり同じ模型を作ったと本で読んだことがあります。
（サグラダファミリア教会は凝りすぎて、いまだに完成していないけれど）

明確なイメージを持つことが出来ているなら、それは実現できるのです。
これは引き寄せじゃなくて、自分の中の力（フォース）が引き出されて、この次元で結晶化されるわけなんです。

ふたつのサビアンシンボルの意味をまとめると、自分の潜在能力（フォース）を信じること、叶えたい夢を明確にイメージすることがとても大切。
そして相応しい時に師が現れるというのは、実際の教師やメンターというよりは、「これ」と思う事柄に忘我の境地で集中して学び取るようにするといいのではないかと思います。

私の火星が今回の太陽の側にあるので、私がやっているようなことかなと思いました（笑）

数秘18→9＊知恵は隠されている

2024年3月25日の数秘は、一桁にすると９。９は完了のエネルギー。
9には1から8までの数字のエネルギーがすべて含まれます。
そのため、混乱も多いエネルギーです。

タロットカードで表すと9は隠者（ハーミット）。
ハーミットについては何度か書いているので、今回は割愛します。

隠者とは「古代の知恵」を護る者。
なぜ知恵は隠されるのかというと、道を知らない者、または道の歩き方を知らない者は、真理に行きつく前に間違いを信じ込み、不誠実になってしまうからなんじゃないかと思います。

古代ギリシャの哲学者ディオゲネスは、日中にランプを灯して「誠実な人間」を探し求めたと言われています。しかし、ろくでなしと嫌な奴しか見つからなかったそうです。

タロットカードの隠者がマントでランタンの明かりを隠したように、安易に誰にでも教えられないことがあるんですよね。
タロットカードの女教皇が持つトーラが半分隠れているのも、同じ意味があると思います。

たとえば、6＋6＋6＝18なのに「666だ」と言い張る人や、18をわざわざ分解して「666」にしてしまう人もいるし、エジプトの壁画に刻まれた太陽と太陽光線を、「（タコのように足がたくさんある）宇宙人だ」と言ってきかない人を旧Twitterで何人か見かけたこともあります。

もう、私はのけぞってしまいましたが・・・間違った思い込み、刷り込みを外すのは本人にしかできません。

真剣に真理を求め精進する者にしか、明かされないことがあるんです。

3月25日＊満月＆月食図

普通の満月は2週間程度の影響ですが、月食は影響が半年ほど続きます。

太陽（政府）は外交やパートナーシップの7ハウスで輝き、月（国民）は1ハウス自分の部屋で輝いています。

7ハウスには土星、金星、海王星も入っており、外交が盛んになります。
盛んになるのが必ずよいわけでもないです。外交は相手国のペースに合わせることになりそうです。

個人のパートナーシップも盛んになりますが、相手のお気持ち優先になるでしょう。

感情を表す月は、9ハウス天王星とセスコ―ドレート。
青天の霹靂のような急激な変化がありそうです。法律改正?!

ディセンダントにコンジャンクションしている土星は、ICにコンジャンクションのパラスというスクエア。
パラスには調和という意味がありますが、戦いの女神なので「敵」をやっつけないと調和できません。

たとえば、内政干渉とか治外法権が考えられるのですが、何か外国から「あれせよ」「これせよ」あるいは「あれはするな」みたいなことを言われるのかも。（↓エマニ総督とか）

太陽と月の緊張感をコンプロマイズ（妥協）するのが、5ハウス冥王星。
とはいえ、冥王星ですから半端な妥協じゃないでしょう。

5ハウスには娯楽、芸術、スポーツ、こども、投機、穀物生産などの意味があります。半年前の日食では、芸能（旧Ｊ事務所）の性加害問題でした。

たとえばスポーツだとすると、海外と相互に影響があります。
トラブルが起きると世界規模になってしまうかも。

ただ、冥王星には再生やカリスマの意味もあるので、世界規模に盛り上がりを見せる何かが他にあるかもしれません。
良いことで盛り上がって欲しいものですね。

そういえば、サッカーW杯予選が平壌で行われなくなったとか。中止の理由が、日本で感染の報告が増えている「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」（人食いバクテリア）の防疫なんだそうです。

サッカーW杯予選、平壌開催中止　北朝鮮意向、防疫措置か実施未定（共同通信） - Yahoo!ニュース

はしかや「人食いバクテリア」感染相次ぐ　東京都の会議で注意を喚起 - ライブドアニュース (livedoor.com)

5ハウスを子どもに関することだとすると、子どもの意味もある水星が8ハウスに入っているので、子どもの権利や出生数（死亡数）に関係しています。

投機だとすると、冥王星は8ハウスの水星（トレーダー）とスクエアになので、投機がギャンブルのように危ういものなってしまいます。
NISAなどはよく調べて慎重になさったほうがいいでしょう。

8ハウスのルーラー火星は、6ハウスに入っています。
火星は23日に魚座に入ったばかり。
6ハウスは、医療衛生、労働、奉仕、軍隊、食糧問題がテーマになります。
火星は10ハウス（政府の部屋）にいるベスタとトライン。

6ハウスを軍事とすると、火星は兵器。政府は兵器。政府は軍事産業に力を入れる可能性が高そうですね。
あるいは医療衛生の場合は、新しいワク💉。

次期戦闘機 自公両党が15日に第三国への輸出容認で大筋合意へ | NHK | 防衛省

9ハウスには木星と天王星が入っています。

木星と天王星は4月21日にぴったり重なり、新しいサイクルが始まります。
今はカウントダウン状態です。

9ハウスルーラーの金星は7ハウスに入っており、土星（5ハウスルーラー）とコンジャンクション、9ハウス木星、天王星とセキスタイル。
内容まではわかりませんが、貿易はよい感じです。あるいはインバウンドでしょうか。

金星と土星が重なっていて（金星は経済の2ハウスのルーラーでもある）、外国株式の影響がありそうな気がするんですが。月食ですし。

アセンダントにはジュノーが、ICにはパラスが、ディセンダントには土星がコンジャンクションになっています。
ジュノーとパラスは、8ハウス水星にセスキコードレートで、トールハンマーを形成しています。

8ハウスには、海外経済や金融のほかに「死者の部屋」とも呼ばれています。大勢の死者が出る何かがあるのか？
大地震や大災害が起きないことを祈ります。
月食、日食と続くので、念のためご注意なさってください。

最後に

何か抜けているような気もしますが、このへんにしておきます（笑）

満月は手放しの時。物理的に不要なゴミはもちろん、心の中のゴミも手放してしまいましょう。不安も手放し、身も心も軽くなってしまいましょう。


2週間後は、さらにハードな皆既日食です。
4月の日食は、太陽は北ノード（ドラゴンヘッド）とコンジャンクション。
あなたの進化を邪魔している悪習慣を手放すチャンスです！

ポンズブルックス彗星が昨年から周回しているんですが、1811年のニューマドリッド地震の頃に発見された彗星（当時はテカムセ彗星と呼ばれていた）が、実はポンズブルックス彗星だったことがわかりました。

ポンズ・ブルックス彗星は71年周期で太陽の周りを回っており、2095年まで再び姿を現すことはないそうです。

それが、アメリカ大陸に「Ｘ」クロスを象る日食のタイミングに合わせて通過するなんて、ハード過ぎて笑うしかありません。
もう笑ってしまいましょう。

今日はこのへんで。よい満月＆月食をお迎えください。
フォースとともあらんことを。