見出し画像

2023年7月の星の動き

7月July は、ユリウス暦を創ったユリウス・カエサル (Julius Caesar) からとられました。紀元前45年にユリウス暦が採用されましたが、同時に「5番目の月」(※)を意味する Quintilis を、カエサルは自分の家門名に変更しました。
※古代ローマでは、3月からカレンダーが始まっていました。

日本では、7月に「文月」と呼び名があります。由来は、七夕に詩歌を献じたり、書物を開いて夜気にさらし、書の上達を祈る風習から来ているというのが定説となっているそうですが、稲の穂がふくらむ「穂含み月」の意でもあるようです。

数秘5(14)

2023年7月の数秘は5。5は変化するエネルギーです。一桁にする前は14。
タロットカードで表すと、5は教皇。14は節制です。

『神託のタロット』の教皇は、人間ではなく半人半獣のカイロンが描かれ、節制は虹の女神イリス(アイリス)が描かれています。

イリスは、虹を意味するギリシャ語。
女神イリス(アイリス)は、花の女神、もしくは虹の女神と呼ばれ、ゼウスの妻ヘラの従者でもありました。天界と地上の橋渡しの役を務め、神々のメッセージを人類に届けていたイリスは、神々、そして人々の仲裁をし、争いの後には空に虹の橋をかけました。

『神託のタロット』のイリスは、片足を水の中に入れ、もう一方は大地に残しており、古代から言い伝えられる大地母神の要素を体現しています。
手にしている金のカップから、液体を銀のカップに移し替え調合しています。液体の調合は、あらたな物質を生み出す錬金術の行為です。

金と銀は、太陽と月のように対になるもの。たとえば男性と女性。意識と無意識を意味します。イリスは、正反対のものを結び付けているのです。

節制のカードは、個々人の中にある正反対のものをバランスさせることを示しています。私たちの肉体、それは私たちが所有しているものです。肉体自体は自分自身ではありません。「体は魂の入れ物」という言い方もあるように、精神こそが自分自身です。

肉体と精神を調和させることが、イリスのカードの意味です。
精神の探求に専念しているだけではだめで、あらゆる節度を保ち健康的な生活をすることが重要です。この世では、限りある肉体を長持ちさせることで、自分がしたいことができます。
肉体と精神の調和から生まれてくるのは、眠っている可能性や秘められた力。それらは未知数です。

またタロットカードのカップは、器ではなくて器に入れる液体=感情(フィーリング)の象意です。感情は変わりやすいため、その時々で修正して調和の状態へ戻さないといけません。イリスはカップの水を移し替えて、最終的に調和することを目指しているのです。

自分自身の調和、他者との調和と協調は、結果的に私たちを次のステージへ送り出すことになるでしょう。

7月の星の動き

海王星の逆行から始まる7月は、2023年の折り返し。18日にノード軸が移動することもあり、スイッチが切り替わるような感じです。

1日 海王星が逆行開始(~12月6日まで)

午前6時6分頃に海王星が逆行します。
天体の逆行は見直し期間。海王星は主に、精神性や宗教、という目に見えない心の世界を司るので、海王星の逆行期間は、今起きていること、行っていることに対して、「なぜ、そうしたいの?」「本当にそうしたいの?」と問いかけてくる感じがします。
顕在意識と潜在意識があいまいになるので、ぼーっとしやすかったり、意識が別の世界に行ってしったり、妄想が酷くなったりもするでしょう。
ポジティブな見方をすれば、海王星の逆行は普段は表に出ていない、隠されている意識と出会うスピリチュアルな旅です。

太陽と水星のカジミ
太陽と水星がぴったり重なって、カジミ(CAZIMI)になります。新しいサイクルが始まることを意味しますが、水星の場合は、1年のうちに3,4回逆行するため、わりとカジミが多く発生します。
水星のカジミでは、水星のテーマに関係したことをするといいです。たとえばブログを書く、スピーチするとか、ギャグを言うとか。ビジネスや株も水星の管轄です。

ネイタルの水星も刺激されます。たとえば、7ハウス(パートナーシップ)に水星がある人は、ラブレターを書くとか、結婚するとか、想いを具現化するような動きをするといいと思います。

3日 山羊座満月(数秘8)

蟹座の太陽と山羊座の月(11度18分)が向かい合います。

蟹座は、私生活、家庭、子育て、対する山羊座は、公の生活、キャリア、社会的地位に関係します。よくある「恋愛と仕事。どっちを取る?」みたいな組み合わせで、仕事とプライベートのバランスを取ることがうながされるような満月です。

日本の場合は、蟹座太陽が6ハウス、山羊座月が12ハウスなので、労働形態(時間や待遇)と私生活のバランス。政府の動きとしては、医療衛生や福祉のルール作り(つまりマイナンバーカード問題)、防衛の取り組みと思われますが、水面下で進められる感じです。

外交、パートナーシップの7ハウスに金星、火星、パラス、リリスが入っており、3ハウス天王星とスクエア。外国の要人の来日?あるいは、外国人がらみの突発的な何か。パラスが入っているので、保障関係かな?

詳しくは、3日には間に合いそうもないですが別記事にします。

10日 下弦の月/火星が乙女座入り
月とカイロンが牡羊座でコンジャンクションになり、癒しと改善がもたらされそうな下弦の月です。
火星が乙女座入りします。火星と乙女座はあまり相性が良くないと言われますが、細かい内容の仕事や研究を進めるにはいいと思います。
ただちょっと暴力事件等、不安を感じやすいかもしれません。
金星の逆行が近づいているため、金星の動きが鈍くなってきています。

11日 水星が獅子座入り
水星が獅子座に入ると、クリエイティビティが強化されます。自己表現もしやすい時です。冥王星とオポジションになり、思考も冴えるでしょう。

18日 蟹座の新月(数秘5)

蟹座24度の場所で新月になります。

蟹座の新月は、家庭や家族のことに取り組むといいと思います。家族のイベントやレジャー、家の模様替えやメンテナンスなどに最適な時期です。
また新月ですので、新しい計画(6 ~ 12 か月以内で達成できそうな計画)を立てスタートさせるとよいでしょう。

全体の星配置的には、外圧が強く働くようです。政府は自分から何かするというより流れに任せるという感じもします。
こちらも詳しくは別記事にします。

18日 ノード軸の移動

ノードの移動については夏至の記事の最後にも書きましたが、現在、北ノード(ドラゴンヘッド)が牡牛座、南ノード(テイル)が蠍座ですが、7月18日に北ノードは牡羊座、南ノードは天秤座に変わります。

ノード軸の変わり目は、ご縁の変化も起きます。占い師時代に破談や心変わりのお悩み相談が多かったのが、ノードが変わるときでした。
無意識ですが、気が合う人合わない人を選別しているので、気が付いたら、仲間の顔ぶれが変わっていたということも大いにあるでしょう。

新しいノード軸では、フロンティア精神が重要なキーになります。

23日 太陽が獅子座入り/金星が逆行開始

獅子座に太陽、金星、水星が入って獅子座ステリウムになります。
風の星座がひとつもない時で、暑苦しい情熱的な夏です。
しかし金星が逆行するため、愛情表現が難しく感じたり、依存や屈折した感じになるかもしれません。性犯罪は増えそうなのでご注意ください。
また金銭トラブルもご注意を。金星は9月4日まで逆行します。

それでは今日はこのへんで。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?