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私の一軍万年筆その② AURORA マーレアドリア

こんにちは!
日常使いしている万年筆その②として、アウロラのマーレアドリアを記事にしたいと思います。お写真はこちら!
(バタバタしていて、写真を全然準備できなかったのが心残り…→写真を少し追加!心残りは何とか払拭できたかな)

本物はもうちょっと淡い水色…。結構濃くなってます。

これはアウロラから出ていたイタリアを囲む4つの海シリーズの最後の1本です。
マーレ・リグリア(青)、マーレ・ティレニア(緑)、マーレ・イオニア(橙)、マーレ・アドリア(水色)の4本。

内、私が持っているのがマーレ・アドリアであり、シリーズとしては最後に発表されたものになります。
私が万年筆沼にはまった時が2015年で、ちょうどマーレ・アドリアが発売される少し前だったんです。
オマスのアルテイタリアーナを買って喜んでいた少しあとくらいに発売を知って、あまりに美しくて購入を決意しました。
買った当時は数か月ほど生活を慎ましくする必要がありましたが、本当に買ってよかったです。

まず、書き味が最高。
アウロラのニブはしっかりとした堅牢なニブなので、柔らかさはゼロ。
でも、実用性を考えれば、これくらいしっかりしているニブの方が書きやすいです。
モンブランの149と一緒くらいしっかりしたニブです。
ニブの写真は撮ろうと頑張ってみましたが、輝くシルバーがニブの模様をすべて飛ばしてしまうので、諦めました…。
アウロラの通常モデルたちとニブは全く同じです。通常モデルの多くは14金のニブだったと思いますが、マーレ・アドリアは18金のニブという違いはあります。

アウロラ特有のサリサリ感といいますか、鉛筆で書いているようないい意味で紙の質感を感じる書き味とは違い、マーレアドリアのペン先はスルスルと滑らかに紙の上を滑ってくれます。
細さもアウロラは比較的細い字幅なので、日本語でも潰れずにしっかりと書くことができます。

アウロラ、メイドインイタリア。よく見るとキャップのネジが透けて見える

次に、一番の特徴といってもよいですが、見た目が最高なのです。
ボディ色がターコイズのようにグリーンも感じられる水色なのですが、インクを入れるとうっすらインクの色がボディを透過しますので、インクによってさまざまな表情を見せてくれます。

最初の写真の真ん中あたり、黒っぽく写っているのはインクです。
写真には写らないですが、本体を見ているとうっすらとスケルトンになっているのが分かります。機構が見えてます。
他のマーレシリーズは実物を見ていないので分かりませんが、写真を見るにマーレアドリアよりはしっかりとした発色をしているので、スケルトンっぽいのはマーレアドリアだけなのかな。もしご縁があればマーレリグリアとか見てみたいです。
好きな色が青なので!

また、マーレシリーズは各海の特徴?ともいえるものが彫り物として施されています。
マーレアドリアはマスカレードのマスク、ヴェネチアのイメージさせるゴンドラ、海辺を思わせるパラソルなどなど。
海が好きな人にはたまらないかも??
という感じで、限定品ならではのスペシャルな見た目をしているのも満足ポイント高いです。

アウロラの文字の横にはパラソルが。ちょっとぼけてる。
キャップトップにはマスカレードのマスク、パラソルの横にはシリアルナンバーがあります。

気になる点があるとしたら、アウロラは本体が折れるらしいという噂を耳にしますね。アウロラで検索すると、検索候補で折れるが出てきます。
でも私が購入してから8年、実用使いしているのでどちらかというと雑な扱いをしている方だと思いますが、まだ問題は何も起こったことがないです。
そもそも万年筆は落としたら絶対ダメなので、そこだけは気を遣っているおかげか、折れるといった現象には遭遇していません。

なので過度に心配せずとも大丈夫だと思います。
と言いつつ、個人的にはアウロラの高級ラインのペン(とくに限定品)は完全にプライベート用(日記とか手帳とか)で使用するようにして、仕事や外出先で使用する場合は別のものを使用する方が心理的にもいいかもしれません。

少しマイナスな話が続きましたが、アウロラはよく限定の万年筆を出してくれますので、好みの色の万年筆がきっと見つかります。
そういう戦略なんだろうなと思うくらい、限定品を出してきます。

限定のヴェネレと一緒に。

普通に使う分には折れることはないと思いますので、気に入ったものを見つけたら前向きに検討してみて頂くと良いご縁があるかも。
やっぱり安くはないペンが多いですが、個人的にこの前記事にしたデュポンよりは選択肢と予算幅はあると思います。

また、一旦逃してしまっても、少し待てばまた似たような色のボディの限定品が出るかもしれません。
これをメリットと取るかデメリットと取るかは人それぞれですが…。

マーレアドリアに似たターコイズカラーの軸として、ウラノが発表されました(さらに地域限定品として台湾のモデルでも似たようなものがあった記憶が)。ペンのモデルやトリムカラーが違うので、雰囲気は全然違いますが、ターコイズカラーのボディが良いな、と思っていた人にとっては選択肢が増えてよかったんじゃないかな??

ここ最近はバタバタが続き、今日もざっと書いて一旦終わります…。
また落ち着いたら、写真や加筆しておきたい。

ひとまず、以上で今日の記事は終わりです。
ここまでありがとうございました!



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