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輸入を恐れない為に...

もともと生花輸入の会社でも働いていた私。

随分昔のことですけど、Botanismのような国産応援サイト(それだけじゃないのですけどねw) を作っているわりにはと 意外に思う方もいらっしゃるかもしれません。

花の業界に入った頃はバブル後。でも今の何倍も高い値段で扱われていたし、飛ぶように売れる花を見てきました。

泡ははじけてましたから、このままだと今のようになることは想定出来ていたし、産地は減り、花の仕事は減り、輸入が増えるのはわかってました。

でも時代的には、産地の取材なんてとんでもないことで、写真もNG。応援するにも情報を開示する事すらままならなかったから、Blog→Facebookの流れは、本当に大きかったと思います。

日本の気象の変化。コストの上昇。経済不況。

仏花、季節行事 等の風習の減少。企業消費の減少。GIFTの多様化など、まぁあげれば切りがないですが、国内生産者が花を営利栽培出来る環境は年々厳しくなっているのは間違いないこと。

単純にお花が多く飾られれば、単価は上がるし、昔みたいな良い花も栽培出来る。でもどうするか?

様々なアプローチ、活動があって、多方面から方法はあって良いし、やるべきなんだと思うのですが、つながったり、継続出来ない事はやらない方が良いというのが私の意見です。

花育とかも、教室でおこなう単発なものだけではなく、例えば◯FTDさんが主体でやられてる活動ならば、毎週加盟店で1000円分交換出来るパスポート的なものも作って、様々なお花屋さんで選んで自宅で飾れるとか。

条件的には子供と一緒じゃないといけないとか、公式サイトやSNSに投稿すると更に特典があるとか...まぁいろいろつながって、いくことで関わってない人迄 花を飾るということを身近に感じてもらえるような仕組みづくりをしていってほしいかな、なんてね。

あくまでも妄想ですけどね。企業系も同じ。

植物を主原材料に使ったあらゆる商品や、植物モチーフ等を使った商品やアートをひとつにまとめるような 雑誌づくりやイベントづくり、そういうものをやりながら、長期的にお花の素晴らしさを伝えていくようなことが大事なのだと思っています。

Botanismがやれれば一番良いのですけどね、この10年ずっと思っていた事です。大きな資本がど〜んと入って すぐ実現するならば、その方が良いと思っています。時間がないですからw。

国からの補助、東京オリンピック...とても素敵な流れです。

20年後にちゃんとその効果が残っていることを一番期待しています。

あと...輸入は人件費が現地で上がるリスクと通貨レートの中で、常に戦っています。そこは時間で解決します。儲からなくても長期的に良い花を栽培出来る国は限られています。そんな方々を応援出来るような体制を作ることがまず先決。補助ではなく、ちゃんと食べていけるように。

誇りのある仕事として、次の世代に渡せられるように。

自信もって息子につがせたいと言えるように。

頑張りましょうw。

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