ひな祭りという文化がありますが、私のなかでは、最近では昔よりもお祝いをするイメージが薄れているような気がしていました。

ひな祭りだからと特別大きなことをすることもなく、ちらし寿司やひなあられを食べるだけ…

外国から入っている文化も諸々含めると、昔よりも大きくやっているイベントって、ハロウィンやクリスマスくらいなのではと思っています。

要するに、外国文化が流行りなのかなぁ、と…

完全な主観ですが、家庭内でのひな祭りは1年行事のなかでも盛り上がりとしては少ない方なのかと勝手に思っていました。

ところが福岡県柳川市には、ひな祭りをおこなうイベントがあるらしく、しかもそのイベントは大きく、ここまでひな祭りを執り行う行事は初めて見ました。

大きなひな壇が飾られていたり

こんなかわいいお人形たちも。

見ていて、気持ちが和むのです。

「さげもん」と呼ばれるつるし雛もたくさんあります。

こちらの川では、晴れ着姿のお母さんや娘さんたちを乗せて川下りをしたりします。　

お花たちも、おひな様たちによく似合う色と形で彩ります。

とっても様々なおひな様の形があり、見ていてとっても楽しく、気持ちが弾むのです。

私は鞠も好きで、大小さまざまな大きさの鞠があるのもかわいくて楽しかったです。

お子さまだけでなく、ご家族、特にお母さんも楽しめると思います。

ここまで用意ができるのは、ひな祭りに対する気持ちが大きい表れだと思います…。

川下りの際は、こんなお舟。
おだやかな川に晴れ着姿の女の子たちが乗り、健やかな成長を願います。

立派なひな壇は、圧巻でありながらもキラビヤカ…

心を打たれ、洗われるものがあります。

傘もキレイで、ひな祭りとよく合います。

こんなに情緒のある、おめでたいお祭りが、私のなかで他のイベントに隠れつつあったなんて、とても寂しい気持ちになりました。

発祥は中国のものですが、それでも日本では平安時代からのお祝いごと。

西洋文化も確かに良いですし、見ていても参加しても楽しいものですが、こういった日本に古くからある、歴史ある行事も、大切にしていきたいです。

古来からの文化とひな祭りの情緒あふれる行事に、とっても感動しました。

これから、旅行では、ぜひこういった行事にも触れていきたいと思いました。