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自己紹介|自分と文章にまつわる話

こんにちは!
今回は自己紹介がてら、自分と文章にまつわる話を書いていきたいと思っています。

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はじめに

因みに文章作成は私にとって、好きだけど得意ではないものです。「好きこそものの上手なれ」とはよく言いますが、好きだけど上手でないのです笑。

一生私の片思い。それでも私を魅了し続ける文章は、とてつもない力と魅力を持っていると感じます。

文章作成を始めたきっかけ

私が最初に始めた文章作成のスタイルは、日記でした。

小学校5年生の時に伝記「アンネの日記」を読み感銘を受け、私も日記を書いてみよう!と思ったことがきっかけでした。影響されやすい人間なので笑。

日記を始めた当初は、自分の心の中を書き残すことに抵抗があり、なんてことのない一日の記録(どんな勉強をして何を食べたか、とか)のみを書いていました。けれど、だんだんと誰にも言えない秘密のこと、なんとなく心の中に生まれたモヤモヤなどを赤裸々に書くようになりました。

それを続けていく中で、ある日ふと前の日記を振り返ったとき、日記の持つ力に気づいたのです。

何年前の日記であっても、読むだけでそのときの感情が鮮明に思い出されるという面白さ、自分の考え方のクセを客観的に分析できるという価値・・・

これからも日記を続けていこう、と決意した瞬間でした。

ある先生との出会いで文章が好きになる

日記の持つ力には気づいたものの、それが文章作成まるごと好きになるインセンティブにはならなかった小学生の頃。

だって文章って、情報媒体としてのコストが大きくないですか?書くにしても読むにしても、相当な労力を要します。それに、そこそこの文章スキルが無いと、自分の思っている通りに伝えることは難しい。

文章は、自分のための記録媒体としては良いけれど、他者に伝える時にはコスパが悪いと思ったわけです。

しかしそんな私の思いは、ある先生との出会いで覆されます(K先生とします)。

中学校3年間クラス担任をしていただき、今でも私のロールモデルである彼女は私に、”文章を通じて人に思いを伝えることの楽しさ”を教えてくれました。

優しく強く美しく、愛に溢れるK先生が大好きだった私。どうにかして先生に自分をアピールして好かれたかったのですが、K先生は全校生徒に大人気でした。

そんな中、トーク力もコミュ力も低い大人しい女の子だった私は中々アピールが出来ず笑。

試行錯誤の末、私の自己アピールの場となったのは、「たちばな」という先生に提出するノートでした。

「たちばな」は、私の母校の伝統である、いわゆる連絡ノートのようなものです。毎日の連絡事とちょっとした日記を書く欄があるのですが、書いた内容に対するK先生のコメントはいつも、とてつもない熱量と愛がこもったものでした。

もっと書きたい!読んでもらいたい!という私の思いはどんどん増していき、裏紙を貼って行数を拡張したり、たちばなの枠を超えて便せんに思いをしたためたりという日もあったほど。

朝提出した「たちばな」に先生のコメントが付いて帰ってくる瞬間が、いつも楽しみでした。

文章作成

そして、先生に自己アピールを!というヨコシマな気持ちで始まった「たちばな」作戦は、私に思わぬ副産物をもたらしてくれました。

文章を通じて伝えること、そのものが好きになったのです。

先に述べたように、トーク力もコミュ力も低かった私。

そんな私にとって文章は、人とのつながりを作る救世主となってくれました。

文章なら、何度も読み返し、作り直して、自分に出来る最高の状態で相手に伝えることが出来る。渡した相手にも、何度でも読み返してもらえる。

文章は、心の中という非物理的なものを物理的なものに変換できる、唯一の媒体だと思います。

その魅力に気づいて以来、友達の誕生日には手紙を書いていますし、人生の節目節目には家族に手紙を渡すようにしています。

文章は出会いを媒介する

文章書くのって楽しい!と気づいた当時の私は、文章を書くのが大好きになりました。

そして時間をかけて書いた文章の内いくつかのものは、出展先で賞を頂くこともありました。そんな中で次第に、文章作成がアイデンティティ化されていきました。

そして現在は、様々な大人の方のインタビュー記事を執筆するという活動をさせていただいています。

・・・とは言いつつも未だに自分の文章に絶対的自信は無いし、恥ずかしくて文章好きを公言できていません笑。

しかし、文章が新しい自分との出会い・沢山の人とのつながりや出会いのきっかけとなりそれらを媒介し続けてくれるものであるということに対しては、誰よりも自信があります。

大好きな文章が、沢山の人の思いを乗せるため、もっともっと世界に溢れますよう、そしておこがましいですが、私の文章が、誰かにとっての新しい出会いを媒介しますよう

そんなことを願って、これからnoteを執筆していこうと思っています。

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