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すぐに枯れる鮮度の低い花。買ってからガッカリしないための、新鮮な花の選び方

暮らしの花研究家、ブルーミングジョイの岸です。
長年フラワーアレンジメントサロンをしてきました。レッスンでは豪華なアレンジメントがメイン。一方で、日常の花あしらいについて相談を受けることもよくありました。
色、器、花の形の相性がわかれば、花選びは自由自在にできるようになります。ここでは、花好きな人が気楽に楽しめる、スーパーやお花屋さん、ネットショップでの選び方、オシャレな花あしらいのコツを発信していきます。


さて、一目惚れをして買ったお花なのに、あっという間に枯れちゃった〜。 なんて残念な経験ありませんか。

鮮度の低い花を買ってしまうと、お手入れをまめにしても、確実に早く枯れてしまいます。

安くてお得だった!という場合も、喜ぶのも束の間。すぐ枯れてしまったらお得ではないですよね。だからこそ、新鮮な花を選別できる目を持って、良い買い物をして欲しいと思います。

前回紹介したスーパーのピンクの薔薇がまさにその残念なパターン。
実験的に買ってみたのですが、三日でパラパラっと花びらが落ちました。
今日はこの例を挙げながら、買ってからガッカリしない新鮮な花の選び方を
お伝えしていきますね。

新鮮なお花の特徴


花びらにハリがある


これが一番のポイントです。
人のお肌と同じですね。
若い時はピンと張っている。老化と共に緩みが生じます。
花も新鮮なものは花びらがピンと張って、シャキッとしています。

新鮮な花は、花びらがピンと張っています


花の根本が変色していない


新鮮でない花は、花びらの外側や、根本が茶色っぽく変色しているものが多いです。花を逆さまにすると確認しやすいですが、付け根の部分を確認してみて下さいね。写真の花は変色していません。チェックポイントをお伝えします。

花の裏側、根元の部分が茶色になっていると鮮度が落ちている


ガーベラも根元が変色しているものは買わないでね


ガクの部分が上がっている(バラの場合)

花の付け根にある小さな葉の部分をガクといいます。
蕾の時はしっかり上に向いて花にぴたりと着いているのですが、花が開いてくると徐々にガクの葉も落ちていきます。

つまり、花が咲いて時間が経つと、ガクも落ちていくんです。

ガクってなに?

下の写真の花の付け根の部分。蕾の時に花を支えている部分がガクです。

このピンクの薔薇はとても新鮮な状態です。
花びらはピンとしてイキイキ。揺らしても安定してしっかりと根元からくっついています。花びらのハリ感、写真からでもわかりますね。

ガクは上に向き花びらにもハリがあります

こちら先日スーパーで買ったピンクの薔薇です。
ガクが下に落ちています。
花びらが少し緩み、持って軽く揺らすとグラグラっと揺れます。

ガクがすっかり下向きです

花びらの端が変色していない

よく観察すると花びらの外側も茶色に変色しています

特に淡い色の花は分かりやすいですが、外側の花びらが茶色に変色しているのも劣化のサイン。


お花屋さんで買うのはいつがベストか


お花屋さんが花市場で新鮮なお花を仕入れる入荷日は月、水、金です。
購入するならこの曜日の午後がベスト、いうのが一般的ですが、購入する時は、必ず花びらと葉のハリをチェックしてみて下さいね。

今回は前回買ったスーパーのバラで実験しつつ、鮮度の良い花の見分け方のポイントを紹介しました。

ご訪問ありがとうございました。
今日も花のある暮らしをお楽しみください。

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