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外資コンサルタントと大手IT企業エンジニア。20代の2人が創業1年のブルーモにジョインした理由

ブルーモはまだ正社員数10名以下の組織ですが、20代の若手の採用にも積極的で、実際に活躍しているメンバーもいます。
この記事では、新卒で大手企業に入社後、20代後半でブルーモにジョインしたメンバーにインタビューし、ブルーモへの入社経緯や働いて感じた魅力などの話を聞きました。

\こんな方に読んでもらいたい/
・新卒で大手企業に入社したが、今の仕事に物足りなさを感じている方
・もっと自分の実力を伸ばし、成長できる環境で働きたい方
・開発に集中できる環境で、0からサービスを作りたいと思っている方

インタビュイー

吉岡さん
新卒でマッキンゼーに入社し、金融機関向け新規事業やDXプロジェクトをリード。2022年にブルーモ創業メンバーとして参画し、事業運営部門立ち上げや証券業務のオペレーション構築を担う。詳しい入社経緯などはこちらのnoteにも掲載中 。

Sさん
新卒で大手IT企業にエンジニアとして入社し、広告領域のバックエンドシステムなどを担当。ブルーモには2023年2月頃から副業としてジョイン。バックエンド領域を強みとしつつもフルスタックエンジニアとして開発全般に関わる。9月にブルーモに正社員入社予定。

※本記事の内容、プロフィールは取材時点(2023年7月)の情報です。


ブルーモへの入社経緯

ーーお二人の入社経緯を教えてください。

吉岡:この記事にも記載していましたが、大企業特有の課題にもどかしさを感じる中で、自分で事業を創りたいと思ったことがきっかけでした。もちろん、最初からブルーモの立ち上げに関わるつもりではなくて、本当は自分で投資関係の事業を創ることや、他のスタートアップへの転職も検討しました。VCやいくつかの会社と話をしている中で自分で事業を創ることの難しさを感じたり、他のスタートアップでも自分がやりたいと思う事業が見つからなかったりでもう少し会社に残ろうと思っていたところ、前職で一緒に働いたことのある中村にブルーモの話を聞いて、自分がやりたい事業領域で、この人とならやろうと思いジョインしたという流れです。

S:ブルーモで副業をする前から、大学時代同期の吉岡さんから、ブルーモの開発について定期的に相談を受けていました。もっというと、「こんな楽しい仕事があるんだけど、ほんますごいエンジニアいないかな〜?」と、よくわからない頼られ方をしていました。そのうち本格的にお手伝いすることになり、副業として2ヶ月くらい働いたタイミングで代表の中村さんから正社員としてジョインしないかとお誘いを受けました。実は、お誘い自体は昔からもらっていたのですが、当時環境に変化もあり転職する気はありませんでした。ですが、しばらくして現職の環境にも慣れ、転職を検討するタイミングでブルーモへの転職を本格的に考え始めました。

副業としてジョインした現在も、しっかり頼られているSさん

大手企業からスタートアップに移ることへの不安

ーー お二人とも大手企業からスタートアップにジョインしていますが、不安はありませんでしたか?

吉岡:キャリアの観点と、待遇が下がる点については特に考えました。
前者の観点についてですが、今回ブルーモにジョインすることで何を経験し、何を自分の強みとして際立たせていくべきかを真剣に考えました。私自身元々コンサルにいたのもあり、どこか特定の領域に秀でているというよりはジェネラリストとして育ってきたという感覚があります。周りの人々も会社に残るにせよ、どこか他の会社に転職にするにせよ、特定の業界や機能に特化したポジションにつくことで自分ならではのエッジを立たせていました。私の場合、0→1のスタートアップにジョインするという立場では、特定の役割を決めずにとにかく色々な仕事に裁量を持って取り組む反面、分かりやすくエッジを立たせづらいのが正直なところと考えていました。今後のキャリアについてはいろんな人に相談した上で、ブルーモなら自分のキャリアも際立たせていけるのではないかと考えました。

 特定の役割を決めずにとにかく色々な仕事に裁量を持って進めるため、
事業開発だけではなく、時にはオフィス環境整備の仕事をすることもあります。

後者の観点については、結婚もしていたので不安もありました。ですが、今後コンサルに残って昇進していったり子育てなどをしていったりすることを考えると、アーリーステージの事業に関わって収入を落とすことはより難しくなると思っていました。それだったら、今、若いうちこそが一気に生活水準を変えやすく、挑戦できるチャンスだとポジティブに考えました。

S:待遇は現職とあまり変わらなかったため、特に不安はありませんでした。
ただ、自分はあまり身体が強くないので、働きかたが変わる点はパートナーには心配されましたね。スタートアップで裁量が大きく自由と責任の文化で働くなかでは、どうしても労働時間が長くなるタイミングもあります。ですが、そういった事情を代表の中村さんに話すと、中村さんからクリエイターへのリスペクトを感じることが多く、この人の会社ならそういった不安は払拭されるだろうと思うことができました。

不安があるなかでも、ジョインした決め手

ーー 少なからず不安があった中でジョインした理由は何ですか?

吉岡:別の記事でも書いていたのですが、元々この領域で自分で事業をやろうと思っていたところ、中村と話して「この人とならやり切れる」と思ったのが大きいです。もちろん中村とは前職時代からの知り合いだったのでとても優秀だということは分かっていましたが、それよりも事業への想いの部分や人柄のところに刺激を受けた部分は大きいかと思います。
もちろん、悩もうと思えばいくらでも悩むことはできたとは思うのですが、仮に半年、1年と悩んだらより良い選択ができるわけでもないと思うので、先ほど話した通り腰が重くなる前に半ば直感的にでもブルーモに飛び込んでとことんやろうと決断しました。

S:現職では叶わないスピード感の中で、様々な職種の方と協業しながら自分自身も多彩な職能を要求される環境に魅力を感じたからです。現職多くのステークホルダーのいる大規模サービスを開発していたので、その分どうしても調整に時間がかかる上、ユーザーの声や他部署と距離が遠い点にもどかしさを感じていました。そんな中で、こんなに一丸となって、創りたいサービスを作れる環境はないと思って入社を決めました。
あとは、副業で一緒に働いたり、飲み会に参加したりするうちに、創業メンバーの熱い人柄や想いを知れて安心したというのも後押しになりました。

ブルーモで働く魅力

ーー 実際にブルーモで働いてみて、何を魅力に感じていますか?

吉岡:この記事に記載したように、以下2点は魅力です。
・ハイレベルの事業戦略からボトムレベルの実務まで毎日のように新しいことにトライできる新鮮さがある
・コンサルタントとしてクライアント、チームと働いていた時以上に、幅広い人と深く関わるができ、いろんな視点が楽しめる

事業運営部門立ち上げ責任者として、ゼロから事業を考えています。

他には、社内調整が必要なくスピード感を持って働ける点は、前職のもどかしさが解消されたと思います。今までは進めたいことがあっても、まずはそれを進めるためにクライアントの関係者を説得するための材料を準備をして、Goサインが出てからからようやく動き始めるようなことも多くありました。今は関係者との距離も近く、また時間をかけて事前準備をしてもわからないことが多いので、まずは自分で先に取り組みながら、その時点でわかっておくべき最低限の仕様が見えてきたときや他の要件に影響を及ぼすときなど、必要なときに他のチームメンバーと話しながら進めていくようにしています。たとえば、PdMとして要件の洗い出しをするなかで、法律規制が多いプロダクトだと全てを洗い出すことは難しく時間もかかります。なので、動きながら調べながらという動きが多くなり、そこらへんは前職で大手企業と接している中では実現できていなかったスピード感ですね。

2022年6月6日に第一種金融商品取引業者に登録完了しました。
創業1年未満での業登録に成功し、スピード感を持って事業を前に進めています。

S:まだ副業としてしか働いていませんが、そのなかでも簡単な仕事がないのは魅力です。誰も正解がわからないし、社内に事例もない中で開発するのは難しいですが、面白いです。現職の歴史あるサービスの開発では前例を大きく参考にして仕事を進めることも多かったのですが、ブルーモではそういうわけにもいきません。その分大変ですが、スキルの幅が広がっている感覚もあります。
また、現職は大規模で安定したプロダクトの開発を担当していたので、一個人の意思がサービスの状況を大きく左右することは良くも悪くもありませんでした。ブルーモのような規模感だと、良いサービスをつくりたいという気持ちがそのままプロダクトや事業の成長に繋がると思えるのは嬉しいですね。

アンラーンしたことや、自分自身の変化

ーー アンラーンして自分自身を変化させたことはありますか?

吉岡:チームで働きやすい環境を作るために、ドキュメント化やこまめな情報共有をより意識するようになりました。大規模なシステムを作っているからこそ全員の共通認識が大事で、後々組織が拡大してくる時にも物事の文脈や背景理解が大事になってくると思います。創業期からいる人とそうでない人、フルタイムとパートタイムでは、意外と前提が伝わっていないことがあるので、決定事項だけではなくリサーチ内容や思考プロセスもできるだけ残すようにしています。

S:前提として、ブルーモにはドキュメントに事業戦略や開発方針がまとまっており、共通認識がとりやすい体制があります。CTOの小林さんがメンバーにどんどん任せてくれる方なので、何でも確認してから進めるのではなく、決められることは自分で決めて開発を進めていくことを大切にしています。というのも、現職では何かを進めるにしても、その責任をとることから始める必要がありました。ですが、ブルーモでは小さいチームで密にコミュニケーションを取れる環境があり、スピードが求められるため、必要そうならまず動きつつ、間違っていたらすぐに止めてもらえるように、こまめに連絡を取るなど動き方を変えるようにしましたね。

こんな人と一緒に働きたい

ーー どんな人と一緒に働きたいですか?

吉岡・S:我々が孫悟空タイプの人と呼んでいる、「つくる対象が大変になればなるほど燃える、難題にワクワクする人」と働きたいです。
あとは、やることも変化も多い環境なので、課題解決のために目的から考えて機会を自分で拾っていける人ですね。シード期のサービス開発は目まぐるしく状況が変わるため、「この人がこう言ったから」の意思決定は苦労すると思います。解くべき課題をとらえ、その解決のために自分で何をするかを考えられる方にとっては絶好の環境だと思います。

代表中村が考える「20代でブルーモに飛び込むことで得られるもの」

ーー 貴重な20代を使って、ブルーモにジョインすることの魅力はありますか?

最後に、代表の中村さんに、若いうちからブルーモに飛び込むことの魅力を伺いました。

中村:自分も20代後半に裁量ある環境で徹底的に仕事をして、大きなインパクトを出した経験があり、それがいまの仕事のやり方や自信の土台になっています。漫画『SLAM DUNK』で主人公桜木の「オヤジの栄光時代はいつだよ…全日本の時か?俺は……俺は今なんだよ!!」という名言がありますが、30前後くらいの若手の間に「栄光時代」をつくれる環境に身を置くことが、その後のキャリア形成にも重要だと思います。

出典:SLAM DUNK コミックス31巻より

組織としても、若手の「栄光時代」にしか出せない性質のインパクトがあり、その積み重ねが競争力の源泉になると思っているので、吉岡さんやSさんのように能力と意欲ある若手には徹底的に裁量を与え、年上のメンバーも含めてリードしてもらうことを良しとしています。

ブルーモは、キャリア上の「栄光時代」をつくりたい方には良い環境を提供できますし、その結果として日本社会にポジティブなインパクトをつくれる達成感があると思います。我こそはという方は是非門を叩いてください。


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