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落ち着け、落ち着け。

日々の仕事は、整然と一列に並んで歩いてくるのではない。きっとどんな職種の仕事であろうとそうだろうと思う。

あちらから、こちらから、いろんな方向から、
そして時間差を開けずに無秩序に降ってくる。

あらゆることを想定して可能な限り事前準備をしても、全てには対応できない。

その場で溢れる仕事の中で、しなければならぬ順番を即座に頭の中でジャッジする。

また「いかにも正しいような顔をして、ひっそりと間違いが潜んでいる」ような薬の処方がやってくる。

あからさまな間違いではなく、引っ掛け問題なのか?と思う程に、そう来たか〜という一見見逃しそうなポイントを孕んでいるのだ。

(まぁ医師もその患者さんの症状を踏まえ、症状や疾患に対応する薬のことを知って出しているので、あからさまな間違いが少ないのは当たり前なのだが。)

あれもこれもと気を「遣い」、気を「配り」、それがあまりにも一気にやってくると、気が色んなところに「散り」始めて、ついそのひっそりと隠れている間違いに引っ掛かりそうになる。

ゆっくりやればできること、気づくことに気づけなくなる。
視界が極端に狭まって、ピンホールから覗いているようにしか見えなくなり、大切なことを見逃す。

仕事も、普段の生活も、育児も、こんなふうにやらねばならぬことを流されて、見えるべきものも見えなくなり、聞こえるはずのものも聞こえなくなっている。

落ち着け。
落ち着け。
空を飛ぶ鳥の視線で、高いところから全体を見下ろせ。
俯瞰せよ。

人生の中で自分が対峙していくことにもし「これさえすれば」という黄金則があるのだとしたら、きっと、

落ち着くこと。

それに尽きるだろうと思う。

こういうシンプルなことこそが、なかなかに難しいのだけれど。

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