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心の奥底を顕在化させる夢

昨日の夜、子どもが急に泣き出した。
身体がガタガタと震えている。

体調が良くないの?
ううん、違う。
じゃあ、お友達と喧嘩しちゃったの?
いや、違う。

聞いてみると、最近小学生や幼稚園児に車が突っ込んだり、殺傷される事件があり、そのことについて注意を払うよう先生からも言われていたのを思い出した、と。
たしかにニュースで事件としてやっていたから、子どもの耳に入れておくべきだろうと私からも話していたのだった。

夜になり、勿論皆家にいたのだが、シーンと静まり返ったときに、急にそれが思い出され、怖くなったのだという。

今この家の中に刃物を持った人が入ってきたらどうしよう...

現実的に、家は施錠しているし、その危険性は少ないと思うのだけれど、どんなに親が近くにいても、大人が近くにいても、それらの事件、事故においては、急に車が突っ込んできたり、刃物を持った人が振り回して近づいてきたりしている。

それくらい、恐怖を子どもは感じ取ってしまっていた。
さらには、それらのニュースを知らされたあと、知らない人に追いかけ回される内容の夢を見たのだという。

私はそれを聞いてずっと子どものことを抱きしめていた。

***

それから、なんと今度は私が、ひどく内容が現実的で、登場人物も現実に存在し、話している内容もかなり具体的な、とても失望し傷つく夢を見てしまった。
ちなみに、子どもが見たような事件事故の内容ではなく、私が普段から不安に思っていた最悪のパターンを夢が実現してしまった、というような内容だった。

私が勝手に自分のことをそんなふうに思い込んでいるだけなのかもしれないし、現実にはまだその夢の通りのことは起こっていないし、なんの確証もない内容なのだけれど、もしかしたらこんなふうに周りから思われているんじゃないのか?、それが最悪の結果になると、こういうことになってしまうのではないか?ということを、妙にリアルに夢の中で再現されていた。
だから夜中も何度も目が覚めたし、朝も非常に後味が悪く、寝た気もしなかったのだ。

そのせいで朝から非常に暗い気分である。
このことがいつ現実になるかと思うと、自分がどこか地の底に沈められてしまいそうなほど、心が重くなった。

子どももきっと、夢の中でとても怖い思いをし、それから日常生活を送っていく間にもどこかその内容を引き摺り、ふとした瞬間にその恐怖がひょこっと現れて、身体が震えて泣けてきてしまったのだろう。

親子揃って、心の奥底にある不安という感情が、夢の中で意識の中で浮上してきて、嫌でもその不安や恐怖という感情を突き出されている、ということだ。

***

とりあえず今日は頭を空っぽにして走った。

いや、結局は空っぽになんかならなくて、また不安が押し寄せてきては引き、そしてまた押し寄せてくることの繰り返しだった。

子どもには、100%事故や事件を防ぐことはできないけれど、出来る限りの対処法を話し、大丈夫だよ、と繰り返した。

さて、自分に対してはどうするか。

今、私は実体のない不安というものと対峙して、片付けをしたり、身の回りのことで手放すことを始めたところだ。

そんなにいきなりスッキリと不安が無くなって一件落着、なんてことはないとは思っていたけれど、
まさかこんなにひどくリアルな内容で夢に現れてくるなんて思わなかった。
ショックだった。

それとも少しずつ色んなものを整理し手放してきた過程の一つと捉えて良いのだろうか。

私が子どもにかけたのと同じように、私も自分の心に大丈夫だよと、本心からの声かけが出来るようになれば、そんな夢も見なくなるのか。

まだまだ長いこともがき続ける気がしている。

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