メガネにまつわるエトセトラ
目が悪い。
とにかく悪い。
0.1ないから、あのCの形をした視力検査の一番上すら見えなくて、検査してると全部がボヤーンとした黒い物体に見えるだけ。
小学生の頃から、メガネにはお世話になっている。
コンタクトレンズを買った高校生くらいの時までずっとメガネ一筋で生きてきた。
目の中にレンズを入れるという行為が怖すぎて、なかなか踏み切れなかったのだ。
でもこのままメガネ生活だと、そのうち度が進んで牛乳瓶の底みたいになるのではないかと、思春期真っ只中の私は恐れ、意を決してコンタクトレンズも併用し始めた。
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そういえば小学校の時の担任の先生に、我々生徒たちが「先生、メガネ外してみてくださーい!」と言ったら、
「メガネを外すってことはな、ここで服を脱げと言われてるのと同じことだ!そんなことはできないっ!」と激しく断られたのを思い出した。
...そうなのか?
\メガネは顔の一部です〜♪/
って歌はあったけど、これでは顔どころの話ではない。
私なら喜んで外すけど。
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ひどい近視の私。
「将来老眼になったらプラスマイナスゼロになって、めっちゃ見やすくなるのかなぁ♡」
なんて昔は思ったものだが、そんな都合の良いことにはならないようだ。
辛うじてまだ老眼になっていないけれど、手元も見えなければ遠くも見えないという二重苦に悩まされる予定である。
今はただでさえ牛乳瓶の底的な厚さのレンズを、最新技術で薄くしたものを使用しているが、
遠近両用眼鏡にしたら、今度こそ本当に牛乳瓶の底的なメガネになってしまうのではないか?
もうそうなったらメガネ姿の私を、誰も私とは認識しなくなるだろう...
*
文頭に挿入させてもらったメガネの写真のような形のメガネ、流行っている。
そういえば私が中学生の頃同じような形のメガネをかけていた。
が、なんか違う。全然違う。
今流行りのは、断然オシャレさんがかけているのだ。
私が人生最強にイケてなかった頃かけていたのとは意味が違う。
メガネをファッションの一部に出来る人に憧れる。
伊達メガネでも、その日の気分やコーディネートで変える。そんなことをしてみたい。
でもそんなことは専属スタイリスト的な人がいない限り、勇気が出なくて絶対できそうもない。
だから、私の今のメガネはかなりオーソドックスな色と形のものだ。
どんな格好に合わせても失敗はしない。
でもすごくオシャレにもならない。
冒険、できたらなぁ。
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