料理をすること

私は特別なことがない限り、一人で外食することがありません。
経済的な理由が最も大きいのですが、食材を自分の思うように加工して何かを作るという行為自体が好きで、時間と食材さえあれば延々と料理をしています。
一人暮らしなので、消費できる量には限りがあるのに、作り続けてしまうことが多く、後で困る事もありますが、大抵は食べ切っています。

四捨五入すると五十歳にならんとする男が毎日自炊している、という事を知った人から
「えらいですね」
と言われることが多いのは、当たり前なのでしょうか ?

正直言うと「それどこがえらいのか?」
といつも思いつつ、無言でかわします。

えらい=大変なことをしている

たぶん言ってる人は何も考えてないのでしょうけど
たまには胸の中に凶暴な思いが湧き上がります。
(基本的に野卑で品がないのです)

同世代含めて特に女性達から言われる。
そして料理する人たちの中からも

「他人が美味しいと言ってくれたら嬉しいから料理は楽しいけど、自分のためには頑張れない」

こちらも言いたい放題言わせてもらえるなら
なんで自分も楽しませてあげないの。
自分が手ぇかけただけ旨さ独り占めできるやないかい、しかも身の養いになる。
金もさしてかからん。

なぜ自分のために料理を作ってあげない?

自炊は苦痛、というのが、社会一般の共通認識なのでしょうか?

私が犯罪を犯さないのは、刑務所に収容されて自由が無くなるからなのですが、
奪われるとかなり辛い自由として
「楽器を演奏する自由」
「釣りをする自由」
「料理をする自由」
があります。

別に、誰かに食べてもらわなくていいのです。
自分で作って。食べるから。


一番最初にある写真は藻塩で〆て冷蔵庫乾燥してた熟成豚もも肉。

お昼は質素にと思ったけど。残り物の詰め合わせ。
玄米、頂き物のトマトとシシトウのサラダ、蒸し鶏もも肉、鳥肝とシメジ炒め煮、モヤシの✛ナムル、キャベツの塩麹辛味漬け、熟成豚肉とピーマンのカレー風味炒め、置いてたらすっかり乳酸発酵してた冷や汁。

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