※2024/04/20 重要注意事項を追記
※2024/04/17追記あり

はじめに

【警告】メーカーが推奨する標準的な使い方ではないので事故等が起きても全て自己責任。本noteは基本的に安全な方向に振った内容としたつもりだが、タイトルにもある通り自分用のメモとして作成したこともあり本noteの内容の保証は一切しないことを最初にことわっておく。

また「ソーダストリーム」や「ドリンクメイト」等の炭酸水メーカーが故障してもメーカーにクレームを入れるのは筋違いということが理解できる人のみ読み進めること。

このnoteの内容を鵜呑みにしたり、書かれている内容をきちんと読まなかったり内容を理解せずただ安さに釣られるだけの人には向かない。

いくら安くても爆発事故を起こして怪我しては意味が無い。少なくとも自分で情報を集めて安全性やリスクをきちんと判断できない人はやめておきましょう。

1.概要

イタリア旅行に行ったことのある人なら分かってもらえると思うけど、レストラン等の飲食店で出てくる水は基本的に炭酸水なのでイタリア旅行から日本に帰国するとしばらく物足りない感じが続いた。

日本で買える「ソーダストリーム」や「ドリンクメイト」等の炭酸水メーカーを持っている人なら酒屋さんなんかでビールサーバー用に売ってる食品用の炭酸ガスが詰められた業務用炭酸ガスボンベ(緑色のボンベなので通称ミドボン)をレンタルして、ミドボン用のアダプター付きのガスホースを使うと炭酸水がさらにお得に作れるという話。

ただしそれなりの初期投資が必要なのですぐ飽きる人には向かない。

また本noteでは基本的に市販品の炭酸水メーカーに後述するミドボンをレギュレータと逆流防止弁を使用して耐圧ホースで接続する形態を想定している。カーボネーター自作などさらにマニアックな炭酸水メーカーの作り方は各自で調べること。

また本noteで引用しているURLリンク先の記事は「ソーダストリーム」を商品名として使っている場合と炭酸水メーカーという意味で使っている場合があるため注意して読むこと。

2.事例

3.機材の入手方法など

軽く検索してみたらこんな感じ。
本noteはアフィリエイトリンクは貼っていないので他にも良い購入先があるかもしれない。

またnote内を #ミドボン で検索するとnoteのクリエイターさんの中にも既にやってる人がいる。

① 炭酸水メーカー

「ソーダストリーム」、「ドリンクメイト」等の商品名で売られている炭酸水を生成するもの。

メーカー純正の使い方だと炭酸水メーカーに専用のガスカートリッジ(小型の炭酸ガスボンベ)をセットし、冷水を入れた専用のボトルに炭酸ガスを注入し、溶け込ませることにより炭酸水を生成する。
(常温水でも炭酸水を生成できるが、冷水の方が炭酸が溶け込みやすい)

専用のガスカートリッジの代わりにランニングコストの安い食品用の炭酸ガスが充填された業務用炭酸ガスボンベを使用できるようにするのが本noteの目的。

炭酸水メーカーには手動や電動のもの、また水以外のワイン等の飲料に炭酸を注入できるものなど機能やグレードにより各種販売されているが、これから買う人は③に示すレギュレータや④に示すホースに対応しているものを購入すること。

またあくまでも検索してみただけだが「ソーダストリーム」はレギュレータ(減圧弁)が内蔵されているらしい(実物を所持していないため未確認)。
「ドリンクメイト」の中には1万円未満で買えるものもある。

個人的にはキッチンエイドのSparkling Beverage Makersのデザインが良いから欲しいけど、残念ながらガスカートリッジ(専用の小型炭酸ガスボンベ)の供給の関係で日本では売ってないみたい。残念！

② 業務用炭酸ガスボンベ(通称ミドボン)

食品用の炭酸ガスが充填された業務用炭酸ガスボンベのこと。酒屋や業務スーパーなどでレンタルしてもらうことができる。

ボンベが緑色のためネット上ではミドボンと呼ばれているが、酒屋などに行って「ミドボン」と言っても通じないため注意。「ビールサーバ用の緑色の炭酸ガスボンベ」と言えば通じるはず。

お店でミドボンのみをレンタルしてもらう場合、お店の儲けはほぼ無いため腰を低くして丁寧にお願いしたほうがよい。
(特に酒屋でレンタルする場合、酒類や調味料など他に買うものがあれば必ずその店で買うこと)

ミドボンはあくまでも業務用であるため、酒屋などの中には店の方針で個人にはレンタルしない場合もある。
断られたらあっさり引き下がって他の店をあたること。

ミドボンは直射日光の当たらない風通しの良い場所に設置すること。

なおミドボンにはバルブの下に六角形の袋ナットなどが付いており、そこが安全弁として作動し、設置場所の温度が上昇してボンベ内の圧力が異常に上昇するとそこから炭酸ガスが抜けるようになっているため設置場所には十分注意する必要がある。

あとバルブの開け閉めはゆっくりやること。

③ ミドボン用レギュレータ

ミドボンのバルブとホースの間に接続する減圧器。

ビールサーバ用に販売されているものなどを使ってボンベ内に充填されている6Mpa(1気圧=0.1Mpaなので60気圧)の液化炭酸ガスを炭酸水生成に必要な圧力まで下げるために使う。
なお市販のコーラは3.8気圧程度の炭酸ガスが溶け込んでいる。

④ 炭酸水メーカー用アダプター付きホース

炭酸水メーカーとミドボンを接続するホース。
使っている炭酸水メーカーの機種に合うホースを購入すること。

URLリンクをうまく貼れないためこちらを参照されたし。Amazonなんかにも売ってるみたい。

どこで買ってもいいけど高圧ガスを扱うものなのでケチらず品質の高いものを買うこと。作成した炭酸水がホースを逆流することが無いよう逆流防止弁もあった方がよい。

⑤ 浄水器

これが無くても炭酸水を作ることはできるけど、どうせなら美味しい水で炭酸水作ったほうがいいんじゃないかな。

⑥ ボトル

※2024/02/15追記

作成した炭酸水を入れるボトルはソーダメーカー付属のボトルやコカコーラ等の炭酸水用ペットボトルを使用すると思われるが、最近だと「ソーダストリーム」にセットして使える真空断熱二重構造の水筒がある。

⑦ 注意事項(重要)

・日本では酒屋等で食品用の炭酸ガスボンベが入手し易い環境のため、工業用の炭酸ガスボンベを使用する人はあまりいないと思われるが、工業用は「遊離酸，リン化水素，硫化水素，還元性有機物，一酸化炭素」が完全には排除されていないため、必ず食品用の業務用炭酸ガスボンベ(ミドボン)を使用すること。

[「2.詳細」で挙げたX(元Twitter)の元ポストを投稿した人はアメリカ在住のため、日本とは違い食品用の炭酸ガスボンベが入手しづらい環境であることに注意]

※炭酸ガスの種別についてはこちらを参照。

・炭酸ガスボンベは安全のために必ず縦置きで使用すること(横置き厳禁)。

※炭酸ガスボンベには炭酸ガスを高圧で圧縮し冷却して液化した炭酸ガスが6Mpa、つまり60気圧の高圧で充填されている(0.1mpa=1気圧)。このため炭酸ガスボンベを傾けたり、横倒しにすると液化炭酸が気化器に流れ込みヒーターにより急激に気化、圧力上昇することがあるため大変危険。

・ミドボンを40℃を超えるような高温となる場所に設置しないこと。台所の足元のキャビネットの中など可能な限り冷暗所に設置するとよい。

・ミドボンには必ずレギュレータを付けて減圧して使用すること。
「ソーダストリーム」にはレギュレータが内蔵されているという話もあるが、安全のためにミドボンのバルブ側にもつけておくとよいと思われる。

ミドボン(必ず縦置き)→レギュレータ→ホース→炭酸水メーカー(ソーダストリーム、ドリンクエイド等)→炭酸水メーカーが推奨する専用ペットボトル

・炭酸水を作る時以外はホースに無駄な圧力がかからないように、使わない時はミドボンの元栓のバルブを閉めておくこと。
(ガスコンロのガスの元栓と同じく使わない時は閉めておく)

・ミドボンから炭酸水メーカー専用のガスカートリッジ(炭酸ガスボンベ)に炭酸ガスを詰め替えて使うのは大変危険かつ法令違反 なので厳禁！

・ミドボンと炭酸水メーカーを接続するホースはガス漏れの元となるクイックジョイントができるだけ使われていないものを使う方がよいと思われる。
(接続部分が増えれば増えるほどガス漏れの確率が上がるためできるだけ少なくする)

またホースには逆流防止弁も付けておいたほうがよいが市販の炭酸水メーカーにミドボンをホースで接続する場合は不要かもしれない(要調査)。
(水分がミドボンの内部に入って腐食することを防ぐ)

・炭酸水をつくって入れる耐圧のボトルは炭酸水メーカーが推奨する専用のものを使用しケチらない、また安全のために使用期限や使用方法を必ず守ること。
(紫外線や度重なる使用でボトルが劣化すると炭酸ガスの圧力に耐えられなくなって最悪爆発する)

・事故防止のために作動原理や使用方法をきちんと理解していない者や子どもには使わせないこと。

※2024/04/20 重要注意事項を追記

・ボンベの炭酸ガスは全部使い切らないこと！
(ボンベに少しガスが残った状態で業者に返却するのがルール)

完全に使い切ってバルブを開けっぱなしにすると水分が入り込む。
業者が気付かず充填するとボンベが腐食して次の客先で爆発する。

※2024/04/17追記

2024/04/23新発売

炭酸水と割ることで出来たての「POPメロンソーダ」や「C.C.レモン」を味わえる「おうちドリンクバー POPメロンソーダ/C.C.レモン」が新発売される。