羽を持つものたち【2019/11/04】
前にここを訪れたのは晩夏だった。日陰を抜けたときに射す陽光を思いながら住宅街を出ると、秋の訪れを強く感じた。
秋晴れ。昨日の雨もあって空気は澄んでいる。
橋の真中から川へカメラを向けていると、通行人が同じ方角を見つめる。あいにく何も面白いものがあるわけではない。
先日の台風で流されてきたのであろう流木の上で亀が交尾をしていた。倒木も流れ甲斐があるというものだ。
本流へ向かう小路はさらに秋めいている。鳥たちが鳴きかわしているが、姿は見えない。支流のさらに支流の先には社があるようだ。
私有地とも公道の一部ともとれるスペースに咲く花。
水門の周りをパトロールの人がバイクで通過する。何やら記録をつけている。
水たまりも目線を下げれば湖畔のごとくみえる。
そのかたすみの茂みでは飛蝗が大きな羽音を立てて飛び立つ。羽を持つものたち。
燈篭のモニュメントの上には鳩たち。
"ポー"トレート。
雀もいる。
さらに高くにも羽を持つもの。
鳩のおしり。
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