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#11 2023年のまとめ

もがきつづけた1年間

2023年は、「自分のやりたいこと・得意なこと・求められていること」についてもがき続けた1年間だった。
最高潮から底辺まで、本当に振り幅の大きな1年間。
自分の人生を変える経験、心の変化があった。
社会の波に揉まれ、その中でも自分を見失わないように走った2023年、
自分自身について、新しい5つの気づきがあった。

その1:やりたいことは、やったらいいんだ。

自分のブランド立ち上げを初めて形にするところから始まった2023年。
大人になって初めて、自分で一から何かを生み出し、人から対価をいただいて商品を提供するという経験をした。「自分の求めていた感覚はこれだ。」と確信できた経験だった。服のデザインを決めて、発注して、撮影して、プレスして、商品を詰めて、買ってくれた人に手紙を書いて、心を込めて発送する。この一通りの作業をやった時に、私は「動いて、作って、直に人と関わる」仕事がしたいと思った。そして、私はブランド立ち上げで、ずっと探していた「自分を表現する手段」を見つけ、やりたいことを口にしてとにかく"やれる形"でやってみることの大切さを学んだ。やっと見つけた自己表現の手段、来年はライスワークでも服に携わることができる。好きなことで仕事をすることは、妥協が必要な時や仕事だと割り切らないといけないこともたくさんあると思うけど、「変えてはいけない部分」は心の中でしっかり握りしめて、疲れすぎない程度に頑張ろう。

その2:自分のことは、人に話した方がうまくいくんだ。

私は、自分のことを話すことが苦手だった。自分の好きなこと、番組、服、音楽、お笑い芸人、、、。ふとした会話の中でも、1回、2回と誤魔化し始めると、気づいたら自分のことを何も話せなくなる。この癖が、自分を苦しめることになると気づいたのが、仕事だった。社会に出て約2年間働いた会社は、本当に人に恵まれた会社だった。働いているみなさん明るくて、人が好きで、誰とでもすぐに仲良くなれるような方ばかりがいる会社。私はそんな環境の中で、自分が全く出せなかった。出せなかった理由は2つ。1つ目は、自分が仕事が出来なさすぎて、「自分出してるくらいなら黙って働け」って勝手に自己暗示をかけてたこと。2つ目は、今後の自分のためにあえて自分の苦手なことを仕事にしていたから。そして、私は苦手なことを乗り越える方法として、本来の自分を職場では封印をすることで、「仕事モードの自分」と「本来の自分」を切り分けることでなんとか割り切って仕事をしていた。でも、それでは限界が来た。私は、仕事において自分を封印してしまうと、自分が壊れてしまうことに気付けた。気張らず、でも、任されたことは120%にして返すスタンスで頑張っていこう。

その3:ご飯・お風呂・寝る・運動する、「生活」が何よりも大事なこと。

2023年は、正直ずっとこの基本的な「生活」がボロボロだった。
体もすぐにガタが出るし、心もすぐに不安定になる。それでも、仕事はやらないといけないから、それで誤魔化し誤魔化ししていると、ある時心が壊れてしまう。仕事の前に、まず人として健康に生きる「生活」が必要。
この基礎がなっていないと、何をやってもうまくいかないし100%のパフォーマンスは発揮できない。アスリートが体調管理に気を配るように、頑張る人は、みんな自分の体調を管理すべきってことが身に染みてわかった。コンビニご飯はね、ルーティーンになると、麻薬みたいになっちゃうからね。しっかり、自分で火を通したものを食べないといけないね。「人に与えられるように、まずは自分を大切にする」の意味がやっとわかった1年だった。

その4:明日やろうでなんとかなる。

これは、いわゆる「上手に手を抜く」ための考え方の一つ。
私は、とにかく言われたことは120%で返さなければという考えが強すぎて、残業をたくさんしてしまっていた。しかし、それは間違えだったことに気づいた。「120%頑張る」ことと、「120%にして返す」は別物だということに今まで気づけなかったのだ。相手にはしっかり120%にして返すが、それをいかに70~80%の力でやれるか、そのかける力を少なくしていっても、同じクオリティの成果が出せるかどうかが重要なのだとわかった、次の仕事は接客業だから、ついつい「120%頑張る」をやってしまいがちな職業になる。だから、常に「自分のやりたいこと・得意なこと・お店から求められていること」の真ん中の行動を考えながら、頑張っていきたいな〜と考えてる。

その5:私は、一歩引いてる時が一番力を発揮する。

これは、2年間自分の苦手分野の仕事をしてみて感じたこと。私は、責任感の強さから何かしら先頭に立ったり、一番前に出てパフォーマンスをすることが多い人生だった。でも、私に一番前は向いていない。それに、ただ無闇に「数字」や「順位」を追い求めることも向いていない。なんでかって、私は器用ではないし、主人公タイプな人間ではないからだ。でも、一歩引いて俯瞰的に物事をみる余裕がある時や、自分のこだわりをじっと育てられる時には大きな力を発揮する。そういえば、私がスポーツをやっていたとき、自分の力以上の力を発揮できた時は、例えば無理にスタートから先頭に立たずに2~3番手につけて走ってた時だったり、団体戦で2番手で出た時だったりした。それに、生徒会長キャラってよりは、〇〇委員長みたいな感じで生徒会のサブキャラにいることが多かった。つまり、結局「気張るな、背伸びするな、地道にコツコツいけ」ってことなんだよね。頑張りすぎは、結局周りに迷惑を与えてしまう。私は、ニッチなところで職人みたいに、私にしかこだわれないところをひたすらに磨き続けるのが性にあってるんだ。

2023年の締め

まず、自分に対して伝えたいことは、「よく、ここまで生きてきたね」ってこと。そして、「よく勇気を出して自分が本当になりたい姿を見つけて、実現しにいったね」ってこと。でも、忘れちゃいけないのは、こうして1年をコタツの中でぬくぬくしながら考えられてるのは、私を支えてくれたたくさんの人がいるから。来年は、恩返しの第一歩として、何か誇れる成果を出しにいきたいな。焦らず、背伸びはせず、じっくりね。

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