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和歌山旅・潮岬、高池の虫喰岩


まえがき

和歌山市内から30分ほど走って海南市を走行。12時を回っていたが運よくロードサイトのラーメン店に車を停めることができた。人気店での和歌山ラーメンは叶わなかったが、この店の売りと思われる豚骨ラーメンをチョイス。豚骨スープの割には臭みがない、あっさりとしたラーメンだったが美味しく頂いた。その昔、九州は小倉駅近くの路地裏の、若い夫婦が営むこじんまりとした店で食べた豚骨ラーメンが自分の基準になっているが、なかなかあの味には出会えていない。

ささっと食べ終えて本州最南端の潮岬へ向かう。海南市から距離は約160km、途中、地元のスーパーで食料を買い出しして、日帰り温泉に入る予定だが、4時間近くのドライブだ。

温泉で「じゃが芋」になる

地元に愛されていると思われるスーパーで食料を調達した。ちょっと奮発して地元串本産の本マグロの刺身を今夜のアテとする。締めの鍋焼きうどん、翌朝の菓子パンなどを買い込んで串本温泉サンゴの湯ㇸ。連休初日ということもあってか男湯は大混雑。ロッカーは4段積みで30人分ぐらい有ったかと思うが、空いていたのは一番下のみ。男湯にはおそらく20人近い人がいたと思う。入店時に受付けの女性に「混雑していますよ」と言われて承知の上で入ったが、10人程度が入れる浴槽は久しぶりに芋洗い状態だった。連休初日ということで、自分のような観光客や釣り客が多かったのだろう。それでもしっかり温まることが出来た。

潮岬の無料駐車場を借りて車中泊したが、朝までぐっすり眠れた。21時ごろに夜警(消防?)らしき車がオルゴールを流しながら駐車場を巡回して行った。

潮岬の夜明け

日の出時間(6時32分)に間に合うように起床する。木曜日の夜から降り続いていた雨は上がっているが、東の空には低い雲が下りている。車を出たり入ったり、数回繰り返すが日の出は望めないと思い車に引きこもって朝食。

夜明け前
夜明け

それほど寒くもないが外でじっとしているのは辛い。付近を少し散歩をする。空が明るくなってきたが、低い雲が広がって日の出は無理かなと諦める。

潮岬灯台

移動際に潮岬灯台を見る。

沿岸

高池の虫喰岩


奇岩

高池の虫喰岩。潮岬の駐車場から湾岸沿いに約40分、古座川を渡って山間部に入るところにあった。道の駅「高池の虫喰岩」の正面である。国の天然記念物に指定さたのが1935年ということだから古くから認知されている。

国の天然記念物
上にあるのは祠?

潮岬からの道中に橋杭岩という奇岩もあるが、どうやらこの辺りは奇岩の宝庫のようだ。それぞれ成り立ちは異なるが長い年月の間に風化・浸食を繰り返し現在の姿に変化している。

虫喰岩には「穴のあいた小石に糸を通して願をかけると耳の病気が治る。」という信仰が今が残る。また、画像上部に建物のようなものが見えるが、古の祠のようだ。「天保の大飢饉」の際に飢えに苦しむ地元民を見かねた行者が観音様を祀ったと伝えられている。祠までの登攀困難故か、現在は正面左下に遷されている。 

自然が作り出す不思議な造形
帰りましょう

この後は観光の予定もなく帰路に就くが、熊野尾鷲道路等、この地方の高規格幹線道路は無料でありながら高速道並みの速度で巡行できて有難い。尾鷲市内で燃料を給油、セルフのつもりで訪れたもののフルサービスで価格は高かったが、家族経営の小さなスタンドで気さくな奥さんと旅の話で盛り上がった。

「お昼にうどんでも」と津市に立ち寄ったが、こちらも人気店のため店頭に人の列が出来ていて早々に諦めた(笑)

旅行日:2024年2月24日

 

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