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美ヶ原高原

諸般の事情で収入がドーンと減って以来、どうも動力を使用した登山やハイキングに及び腰になっている。今回は富士見パノラマリゾートからゴンドラに乗って入笠山で遊ぶ予定も、家を出てから目的地を美ヶ原に変更している。ゴンドラ代の千数百円をケチっだけとも言えるが。

9時過ぎに「美ヶ原長和町営駐車場」に到着するが満車であった。やむなく「道の駅美ヶ原高原」に向かう。あそこなら問題なく停められるだろう。しかしあそこから入山すると木道を歩き、下山の最後に牛伏山を越えなければならない。普通の人からすれば大した問題ではないが、ここ数年体力が欠乏気味の自分からすると、王ヶ鼻までを往復して最後に迎える牛伏山はチト厄介だ。ということで王ヶ鼻ではなくその手前の王ヶ頭までの往復とした。

美ヶ原高原美術館(道の駅美ヶ原高原)前の登山口から入山

木道はキライだ。古い木道、朽ちかけた木道は尚更嫌い。理由は至って簡単、踏み抜く(恐れがある)から。実際、踏み抜いたことがある。それ以来、なるべく踏み抜くことがないような「釘」が打ってある場所を選んで歩いている。ただ雪が積もるとこの限りではない。

西洋タンポポ(ではないかと推測)の綿毛

美ヶ原高原美術館前から入山して、とっかかりの木道周辺がお花畑化して意外と賑わっていた。ミヤマキンポウゲ、シロバナヘビイチゴ、西洋タンポポ等々。

牛伏山山頂

牛伏山ではケルンと桜庭留三郎氏のレリーフにご挨拶。この辺りは北寄りの風が強く、数少ない樹木も斜めになっている。

レンゲツツジ

そして、この時期の美ヶ原はさながら「レンゲツツジ」の祭典である。あちこちで群生していた。

王ヶ頭(右奥は王ヶ鼻)

目指す「王ヶ頭」と電波塔群。右奥に微かに見えるのが「王ヶ鼻」の電波塔。たいして距離は違わないように見えるが王ヶ頭からは往復2km程度は余分に歩く必要がある。

牛の像(冬には雪で隠れてしまうこともある)

牛伏山から「山本小屋ふるさと館」の前に下りた。牛の像はもうすこし大きかったような記憶があったが誤りであった。そしてこの山本小屋ふるさと館の正面に「美ヶ原長和町営駐車場」がある。

美しの塔

元気なうちはサクサク歩こう。観光客に抜かれつつ「美しの塔」到着。ここから「塩くれ場」分岐までは観光客に交じって歩く。

放牧されている牛たち

牧草地には放牧された牛たち。寛ぐ牛も居れば餌を食べている牛もいる。

仲良く食事中
松本の街

塩くれ場を左に進むと「アルプス展望」コース。鉛色の雲が下りてきて北アルプスは全く見えない。しかし松本市内は見ることが出来た。

近づいてきた

電波塔群と王ヶ頭ホテルが近づいてきた。こうして見ると王ヶ頭ホテルもかなり断崖絶壁に(近い場所に)建っている。

烏帽子岩(ポーズを決めている人がいる)

振り返って「烏帽子岩」を望む。立ち寄らず通過した際には食事をしている男性が居たが、この時はポーズを決めている男性がいた。

レンゲツツジの群生

王ヶ頭ホテル直下のレンゲツツジの群生。陽が当たると朱色が鮮やかさを増して輝いていた。

王ヶ頭 登頂

王ヶ頭登頂。息つく暇もなく折り返す。ちょうど入れ違いに山岳ガイドを伴った団体さんが上がってきた。帰り際に御嶽教の祠にお参りをさせてもらった。TOPと同じ画像であるが偶然にも野鳥が写っていた。それも真ん中に。拡げた羽が黒くてお腹が白い。撮影時に気づいていないほどだから小柄な鳥、ノビタキイワツバメかな?

王ヶ頭ホテル前のベンチも満員。草の上にレジャーシートを敷いて座っている人もいたが、自分は岩に腰掛けランチタイムとした。展望の良い王ヶ頭ホテル前だが、360度雲に覆われて北アルプスを始め浅間山、八ヶ岳など全く見ることが出来なかったがそれはそれで仕方がないこと。次回に期待しましょう。

今回は久しぶりにジムニー(JB23)での出陣である。久しく長距離を走っていなかったので若干の不安があったが大きな問題もなく旅行を楽しむことが出来た。とはいえ12年目の高齢車、2速、4速のギアの入りが鈍く、今後に心配が残るドライブとなった。

旅行日:2023年6月24日


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