ハンドメイドイベントのオリジナルグッズは安く上げたくば時間を使え

こんばんは。お久しぶりです。私の近状と言えば、
売り上げが控えめだった3月、委託販売店を卒業しました。更に新規で委託した店から売り上げ点数0点で商品が帰ってきて
「あの店ダメだわ」となった月でもあり、昨年お声がけいただいていた百貨店の方に「5月Wブランドで展開しましょう!」と決まった月でもあります。

そして過去作も売れていきいきなり在庫が焼け野原になった4月、委託店への納品準備も済み、クリエイターズマーケットに向けて商品作りを始めなくてはならない最近です。

突然ですが、ハンドメイドイベントで一番大事なのはなんでしょう?

商品、と思われますよね?

同じくらい大事なものがもう1つあります。

ディスプレイです。

名前が知れてない限り、商品の中身よりディスプレイでまずお客様を呼ばなくてはなりません。

商品を見てもらうのは寄ってもらった後。

雰囲気がない、高さがなく平面的、どこで買ったかぱっと見分かるような無機質なディスプレイは面白みがないので、初めてのお客さんはまず足を止めてくれません。

アクセサリーとか雑貨って小さいですよね?近くまで寄らないと何を置いている店か分からないですよね?

私が過去数度のハンドメイドイベントのディスプレイで必要だと思ったものを今回クリマに向けて準備しました。

テーブルクロスと、小さな看板、屋号の入った衣装です。

梱包用にオリジナルの手提げバッグと、オリジナルロゴ入りポーチ。

全部合わせて相場の半額以下で揃えました。

普通に用意すると一番高いのがテーブルクロス。だけど、遠くからでも何を売っているブースなのか分かりやすいので、この先もイベントに出るなら絶対あったほうがいい。

ただし値段が高いです。そして専用のツールを使ってデータ入稿をせねばならぬところばかりでした。

安さを謳っているところでも、見積もりを取ると15000円越え。データ制作には別途4000円かかるそうで(大体どこもそんな感じ)

テーブルクロス発注は約2万くらい見積もっておいた方がよさそう

な感じでした。さすがに高すぎる。なので来る日も来る日も調べました。

安くて専用のツールで入稿なんていらないところを。

その結果

5000円以内で防炎加工のオリジナルデザインのテーブルクロス

を手に入れることが出来ました。

防炎加工で5000円いかず、スマホの画像でオリジナルテーブルクロスが作れるなんて!!

お金がかけられないので時間をかけた結果手に入れることが出来ました。

お次は

オリジナル衣装

どのお店の人かわかりやすい方がいいよね、と思ったので制作を依頼しました。

お値段なんと500円以下!!

これも時間をかけたからこそ叶ったよき買い物です。

お次は梱包材。シモジマに行きました。安くなかったです。種類も求めているものはありませんでした。

なので探しました。その結果、100均に1枚100円で売ってるものより立派なものを手に入れることが出来ました。

全ては

「何を売っているお店か、このお店のスタッフはどこにいるのか」


お客様に知ってもらうため。

知名度がないのだったら、イベントを通して知ってもらえればいい。

そして買ってくれた暁には
「この店こんなに商品を丁重に梱包してくれるのね」
と思ってもらえたらいい。

指輪だってそうですよね?300円で買う指輪は普通のビニール袋に入っているけれど、ブランドで買うと立派な箱に入っていて、取扱説明書や保証書がついていて、立派なショッパーに入れて渡してくれます。

なので私は自分の商品を入れるためにオリジナルのロゴ入りポーチを準備しました。

100均のクオリティよりずっとしっかりした品質だけど、1枚50円以下の超破格です。

自分のブランドを盛り立てるために、2か月以上色々な情報を集めた結果、本当に安くあがりました。

実はこれだけ力を入れた屋号の方はそんなに知名度はありません。

もう1つの方でなんとかこれらにかかる費用を捻出している状態です。

品は自信を持っているけど、知名度がないからこそ安っぽいディスプレイや梱包にはしない。

無名だからこそ高級感にこだわる。

しっかりしたお店だな、というのはお客様に安心感を与えます。

この店で買っても大丈夫なんだな、と思ってもらえます。

服装でバリバリブランドイメージに固めると私の場合、多分近寄りがたくなるので、(去年のクリマで自分がそう感じた店が多かったです。事前にマップに印をつけてチェックまでしていたのに、お店に近寄りがたくてスルーしました)どの店の人かすぐにわかるように衣装は絶対に必要だと思いました。(コスプレはしないよ?)

あと真正面から構えないのも大事かな?

人は真正面からこられると警戒するので、さりげなく横に立って
「何か探しているものがあるんですかー?」
「こういうの好きなんですか?」
「どのくらいの値段だったら買いやすいとかありますー?」
などなど、警戒されずに立ち寄ってくれた人のニーズを引き出すテクニックも多少は必要だと思います。

真正面に売り子が丸見えで立っている店も、椅子に座って一心不乱にスマホをいじくっている店も、どちらもお客さんからすると近寄りがたいです。

売り子さんは自分が必要な時に声を掛けられる距離にいてくれたらいいんです。

ブースの横に立ってナビゲーションするのもよし。声はタダだし大声でない限り邪魔にはなりません。

「本日のみの出店です」
「ラッピングも無料で承ります」
「アクセサリー金具変更可能です」
「全てアレルギー対応です」
「よかったらお手に取ってご覧くださいね」
「●円のものから販売しています」
「よかったらおみやげにいかがですか?」
「お子様にもお使いいただけますよ」
「イベント限定の商品となっております」

などなど、イベント出店者さんはあまり積極的に声を出さないので、声を出すことで人を寄せる効果は結構あります。

私が展示会やショップスタッフの経験を通じて学んだことがハンドメイドイベントでは生きています。

それこそ数えきれない企業ブースを間近で見て稼働をしてきたのでブースの作りで必要なことがなんとなく他の出店者さんよりはわかるつもりです。

自分が楽しむためなのか、

知名度を上げるためなのか、

がっつり売上げあげにいくのか、

それによって準備も異なりますけど、ね。





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