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【人怖話】恐怖のキャンセル

販売業に就いている人には常に付きまとうある問題について。

商品を販売していると、時としてメーカーに取り寄せをして欲しいとお願いしてくるお客様がやってくる。
メーカーに在庫がある場合は取り寄せの手続きをするのだが、時としてそれが大きな問題を引き起こすことがある。

お客様の都合で返品やキャンセルされるというものだ。

発注用のパソコンに必要なデータを入力して送信、何日かしてからメーカーは商品をお店側に荷物を配送するために業者に依頼する。
配送業者がお店に配達をし、商品がきちんと揃っているか確認後にお客様に入荷の連絡をする。

このあたりのやり取りは店舗や職種によって多少の手順は変わるかもしれないが、様々な人の手を借りて行われている。
決して簡単なことではない。
多くの人々の労力によって成り立っている。

商品の値段や個数は関係なしに。

連絡を受けたお客様が来店されて、商品を販売して取引は終了となる。
多くの場合はこういう感じで無事に終わるのだが、時折困ったことが起きてしまう。

注文した商品を取りに来ない、電話をかけても通じない、電話口で「注文した覚えがない」と拒否られる、「店で販売しろや!」と怒られることさえあった。

数量が少なければ店舗で販売をすれば何とかなるが、多い場合だと完売するまでに時間がかかるし、最悪売れ残ってしまうこともある。

お客様の目線で売れると思われる商品と販売側の実際のデータには大きな差がある。
消耗品ですら、予想外の出来事が起きる。

よって、これは売れるだろうとか売れないだろうとか無暗に判断できないものだ。

日々過去のデータを参照しながら発注をかけている担当者は常に在庫と販売数を管理しなければならず、取り寄せで大量注文が入ると嬉しい反面、キャンセルや返品が来た時の衝撃はかなり大きなものになる。

特にお客様の要望でメーカーに発注をかけたものを急に必要なくなったという理由でキャンセルされるのはとても辛い。

私が過去に体験した中で一番大きな被害を受けたのは77個の商品を「私、そんなもの注文した覚えないんだけど」という理由で突っぱねられたことだ。
損害を想像するのは今でも辛くて涙が出そうになる。

状況が状況だけに上司や同僚から責められることはなかった。
あまりにも悪質な行為だったことで、普段は保身行為が強い彼らもさすがに酷い話だと感じたようだ。
通常では考えられないような同情のされ方だったので少し驚いてしまったが。

「何てお客さんだ!」

「よくこんな酷いことが出来るもんだ」


という反応の方が多かった。

詳細は伏せるが個人のお客様ではなかった。
ハッキリ言ってこの時受けた衝撃は計り知れなかった。

「必要なくなったんでキャンセルしたい」ではなくて「注文していない」という言い分。
もちろん、その人の名前や連絡先はお客様に記入してもらい、取り寄せして欲しい商品名と数量もきちんと確認して控えを取ってある。
証拠として残されているのに何という言い訳をするのだろう。

自分がお店の店員の立場になったら悲しい気持ちにならないのかと言いたい。
もちろん、その時の個人情報が記載された用紙はお店に保管されており、ブラックリストとして従業員全員に情報が行き渡っている。

被害が拡大しないように、系列店にも「これこれこういうトラブルが起きた」という情報を提供してある。
よって、こういう大きなトラブルを引き起こした人(もはやお客様ではない)はあちこちのお店で警戒されるわけである。

もし次にまた同じ人から注文が入ったら店舗責任者が責任を持って担当するという流れになっていたが、責任者の出番はなかった。

その時の人は2年経った今でも来店することはないが、もしかしたら他のお店でも同じようなことをやらかして出禁くらっている可能性はあるのかもしれない。

まぁ、こんなことをあちこちのお店でやらかしていたら、もうどこにも買いに行けなくなるだろう。
そうなったとしても自業自得ではあるが。

ちなみに、今回の話も人々に伝えなさいという理由から書かされている。
人ならざる者の手によって。
カスハラ問題もそうだが、キャンセル問題も多大な被害が出る。
目に見えない存在はこの世に対して色々思うところがあるのだろう。

現代人の身勝手さに腹に据えかねているのだろう。
何らかの形で世にメッセージを発信して欲しいがために、私にあの手この手を使ってメッセージを送って来る。
場合によっては夢という形で伝えてくる。

メッセージや夢について知りたい方は以下の内容を確認して欲しい。
リアルでの出来事やネット上での出来事への神仏や霊的存在からのメッセージについて記載されている。
目に見えない領域であるために証明する術はないが、私には何か強い意味があると思っている。








悪いことはするべきではないということが分かる内容となっている。
そして以下はXに投稿した内容である。
最後のポストだけ埋め込みミスりまくったので、やはり何かしらの力が働いている可能性は大きいだろう。



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