ある年の６月にパート仲間から聞いた話。

パート仲間にオカルト話好きがいるのだが、その人は幽霊話や神社、スピリチュアルな話題から些細なおまじないまで様々なことに詳しい人だ。

閉店直後の夜空を眺めていた時にこんなことを言い出した。

「まん丸い月が異様なほど明るいので妙に怖い」

その日が満月かどうかはっきりしなかったので、帰宅してからネットで調べてみた。

翌日の明け方に満月になることが分かった。
６月の満月はストロベリームーンという呼び名があるらしい。
苺月って呼び方が可愛いくてお洒落な感じがする。

確かに今までの満月よりは異様なほど色が濃い気がする。
心なしか月の左下がほんの少し暗いような感じを受けた。

一瞬だけその日の月が木星に見えたのは気のせいだろうか？

木星特有のあの縞模様が一瞬だけちらっと見えた気がする。

・・・あり得ないな、きっと見間違いに違いない。

パート仲間曰く「月の裏側には宇宙人がいるという都市伝説がある」そうだが、実際はどうなのか気になるところである。

月にも居るかもしれないが、私達が確認できないだけで地球に潜伏しているのかもしれない。

宇宙人の生まれ変わりの地球人も普通に存在するらしいので、何が居てもおかしくない。

もし宇宙人と対面することがあったならば、私は色々聞いてみたいことがある。

地球人に友好的な宇宙人と出会える日を楽しみに待つとしよう。