久我宗綱

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  • 落語・講談の感想など

    落語や講談、はたまた浪曲など寄席演芸の感想noteです。

  • 読書メモ

    読んだ本に関するメモです。

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国立演芸場二月中席 鑑賞記録(2023/2/19)

 本日は国立演芸場の二月中席を観にいってきた。 演題はこんな感じ。 道灌 駒平 真田小僧 馬久 狸札・狸鯉 馬玉 辰巳の辻占 世之介 強情灸 菊春 四段目 正雀 猫の皿 馬生 奇術 ダーク広和 仲入り 鹿芝居「らくだ」  正雀師匠の「四段目」は良かった。やはり芝居の風情が出てる。  もっとも、今回の眼目は落語ではなかったりする。今回は大喜利として「鹿芝居」をやるのだ。  「鹿芝居」というのは、別に鹿が出てくる芝居ではない。そういえば、先代の圓歌が『塩原多助一代記』の「青

    • Voyage to Wyuv-Ishk(伊島糸雨氏「魚の日」感想)

       またnote更新に間が開いてしまいました。それなりにネタはあったんですけど、まぁ何とも。でも今日はちゃんと書けるものを用意しております。    といった感じでで、本日は2022/5/29にありました文フリ東京で買わせていただきました、磔刑さんの『解放区 第二号』収録の伊島糸雨先生(以下敬称略)「魚の日」の感想を書かせていただいたりします。ネタバレにはならないように注意はしてますが、その辺は何とも。先に断っておくと、伊島さんがBFC準決勝に出された「Lata-Echne」への

      • 浅草演芸ホール 5月上席夜の部感想(2022/05/02 浅草演芸ホール)

         こんばんは、久我宗綱です。本日の更新は先日行った寄席の感想です。  浅草演芸ホールのGW特別興行に行ってきました。目当ては夜の部だったんですけど昼夜入れ替えなしだったので、昼席の途中から入って夜席の終わりまでいました。たまにこういうことやりますけど、トリが二回楽しめるというのが非常にお得感があります。  昼席はなんかすごい人が入ってる感じがしました。わざわざ平日狙って入ってこれなんだから、休日はもっと凄かったんじゃないでしょうか。黄色い着物でお馴染みの林家木久扇師匠が先週の

        • 米朝一門会 感想(2022年4月30日 紀伊國屋ホール)

           首都圏に住まっている都合上、どうも上方落語に触れる機会が少ないんです。芸協の寄席なんかだと鶴光門下の方や他にも上方枠があることもあってたまに見られますが、それでも少ないわけで。米朝師匠や枝雀師匠のCDなどはもう何度も聴いてるんですが、やっぱり生で聴きたいものです。  という訳なので、今回米朝一門会のチケットを取ってからはかなりワクワクしていました。  紀伊國屋ホールは初めてだったんですが、あの会場はなかなか好きです。まぁ席が良かっただけかも知れないけど。  演目は以下の通り

        国立演芸場二月中席 鑑賞記録(2023/2/19)

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          久我宗綱のフラッシュバックな日々

           こんばんは、お久しぶりです。古賀宗綱です。  しかしまぁいつぶりの更新なのだろう。完全にバタバタしておりまして何とも申し訳ない感じです。  さらにまた、そろそろ少し忙しくなる予感もしています。その辺の告知はまたおいおいできたら嬉しいです。  最近は徒然草を読み返していたんですけど、やっぱり良いですね。折に触れて本棚から取り出すんですけど、こういうものは読むたびに良さが深まっていくというか、「これはこう考えるとこうなのだな」といった発見がたくさんあります。すごく月並みな表

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          久我宗綱の延長戦的な日々

           こんばんは、久我宗綱です。  またお久しぶりになってしまいましたね。前回更新から何日空いたでしょうか(数学が苦手なので数えられない)。と言っても今回は何もしていなかったわけじゃなくて、他のものを書いていたので許してください。  と言うわけで本題に移ります。まぁ別にこれは雑記なので本題も何もないんですけどね。  この間「ドライブ・マイ・カー」を見てきました。一回目です。筆者とある程度の交友がある方ならご存知かもしれないんですが、私は結構な村上主義者です。本当です。  じ

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          久我宗綱のどう考えても遅すぎる年明け

          というわけで、あけましておめでとうございます。久我宗綱です。今年もよろしくお願いします。 もう16日なのです。そうなのです。本当は三が日、最悪でも松の内には初更新をしたかったのですが、特に何か事情があるわけでもなく、単純にサボっていたらこうなってしまいました。この企画を始めたときには三日に一度くらいとか言ってましたが、大嘘になってきました。ごめんね(いいよ)。 今年初の更新は今書いているものの話をしようと思います。 今始めて書くタイプのものに挑戦しているのですが、

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          久我宗綱の少し無理がある年末

           これが本年最後の更新です。今年は色々お世話になりました。来年もどうぞご高配をお願いします。  さて、今日は有馬記念を見ておりました。詳しい解説はプロに任せるにしても、エフフォーリア良かったですね。見ててグッときました。買ったので今年の競馬はこれで締めにしたいと思います。  有馬記念は年の瀬という風情があります。とはいえ、私が競馬をするようになったのはここ最近なので、正確に言うと「風情があるとされている」ということを知っているくらいの話ではあるのですが。まぁいいじゃないです

          久我宗綱の少し無理がある年末

          久我宗綱の明らかに無理がある日々

           今日は12月の21日なわけで、前回の更新から5日経っている、はずである(私はとても引き算が苦手なので自信がない)。確か三日に一度くらいの頻度で更新すると言ったような気がするのだが、まぁ抜けてしまったものは仕方ないい。今必死で反省文書いてます。  それはそうとして今日の雑記。  村上春樹のエッセイが好きなのである。もちろん小説も好きなのだが、エッセイはそれよりもっと好きなのである。『雨天炎天』とか『遠い太鼓』のような紀行文テイストのあるものも好きだし、『村上朝日堂』シリー

          久我宗綱の明らかに無理がある日々

          久我宗綱のやはり無理がある日々 

             というわけで第二回である。そうなんです、第二回なんです。 いや、もうね、二回も書くとやり切ったような気持ちになってきます。そんなわけないのだが。   今これはnoteのエディターのベータ版で書いている。慣れないので結構変なところで時間が掛かっている。改行されちゃったりとか。変換の確定でEnterキーを押すと改行される。うーんなんだろう。少しずつ慣れます。慣れなかったらベータ版から戻します。   しかし、執筆環境というものは非常に大事で、きちんとしないと良くないと言

          久我宗綱のやはり無理がある日々 

          久我宗綱のどう考えても無理がある日々(仮名)

           どうもこんばんは、久我宗綱と申します。  えらい長い間noteを放置していたような気がします。忘れていたわけではないんですと言おうとしましたが、忘れていたような気もします。申し訳ない。  というわけで本題なのですが、これからここのnoteをブログ気分で緩やかに更新して行こうかなと思います。  大体三日に一度くらいの頻度で更新します。このくらいの気持ちの方が続く気がする。毎日更新しようとするとおそらくどっかでダメになります。  特に何か書くというわけではないです。忙しい中か

          久我宗綱のどう考えても無理がある日々(仮名)

          常体敬体普通の体

           文章を書く時の悩みの一つに常体敬体どちらで書くかという問題がある。今は常体なのだが、これは別に意識してない。なぜかこうなっている。書き出しを書いてみたら常体だったので、常体で行くことにした。ただそれだけの話である。  もちろんここではこれを使わなければならないと意識して書くことはある。大学のレポートを敬体で書いたりしない。ちなみに携帯で書いたこともないのだがこれは関係のない話である。   しかし正直これはもうフィーリングというかグルーヴみたいなところはある。最初は常体で書

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          読書メモ 小林銅蟲『やせましょう 40歳漫画家が半年で15kg本気ダイエットした記録』

           読んだので読書メモ。タイトルの「本気」には「マジ」とルビが振られてるんですが、noteでルビ振る方法がわからなかったのでここで補足してます。買ったのはだいぶ前ですね。手に入れて満足しちゃうのは結構やばい兆候だってだいぶ前に読んだ依存症の本に書いてあったのでヒヤヒヤしとります。  閑話休題。別に私は特にダイエットに興味があったわけではないのだが(ただ、疫病が蔓延し始めてから確実に運動量が減っているので肉がついてしまっている実感はある)、著者に興味があったので買った。まぁそう

          読書メモ 小林銅蟲『やせましょう 40歳漫画家が半年で15kg本気ダイエットした記録』

          バイオハザード7 DLCクリア記(ネタバレ有り注意)

          バイオハザードの(ストーリーっぽさがある)DLCをクリアし終わったので今日はそのことを書きます。  まずは「Not A Hero」の感想から。ラスボス戦が楽しかったな。後日談としても本編でわからなかったことがある程度回収されてるので良かったです。ただまぁ、特殊部隊故に本編と比べると火力があるので、そこは本編のノリで行くと違和感はあるかも。私は面白かったのであれも好きですが。  続いて「End of Zoe」の感想です。鍛え抜かれた拳の前にはモールデッドも敵わない!って感

          バイオハザード7 DLCクリア記(ネタバレ有り注意)

          飯田隆『分析哲学 これまでとこれから』読書メモ

           飯田隆『分析哲学 これまでとこれから』という本を読んだ。  どの文章も魅力的だったので印象が強かったものを二つ。  「分析哲学からみたウィトゲンシュタイン」は興味深かった。ウィトゲンシュタインの分析哲学への貢献とは『論理哲学論考』の誤読だというのはなかなかにうがった視点だと感じる。また、分析哲学の二大特徴「テクニカルで専門的な分野としての哲学」と「真理、指示、意味といった概念についての理論的考察をその中心に置く分野としての哲学」(171より引用)にウィトゲンシュタイン

          飯田隆『分析哲学 これまでとこれから』読書メモ

          読書メモ 『米朝置土産 一芸一談』

           桂米團治監修『米朝置土産 一芸一談』(淡交社、2016年)という本を読んだ。桂米朝師匠が朝日放送でやっていたラジオ番組「米朝のここだけの話」も活字にしたものです。ですと言ったって別に聞いていたわけではない。私の生まれる前なので。「はじめに」で米團治師匠がそう書いてました。  こういう本は歴史の証言みたいなところがあっていいですね。あるエピソードが実は誇張されたものだったって本の中でわかるところとかもうこれは資料になるんじゃないですかね。もちろん対談なのでもしかしたら記憶違

          読書メモ 『米朝置土産 一芸一談』