トークライブ

「2つのソウゾウリョク」

 
永田宏和 × 花輪由樹


|開催日時|

4月24日(土)11:00~12:30

|登壇者紹介|

永田宏和氏(企画・プロデューサー / デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)副センター長 / NPO法人プラス・アーツ 理事長)

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企画・プロデューサー。1993年大阪大学大学院修了後、株式会社竹中工務店入社。2001年、まちづくり、建築・アートの3分野を柱とする企画・プロデュース会社「iop都市文化創造研究所」を設立。2006年「NPO法人プラス・アーツ」を設立後、アートやデザインを導入した新しいカタチの防災教育プログラムを多数開発し、国内外で展開。2012年にはデザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)の副センター長に就任し、「+クリエイティブ」をコンセプトに、神戸市、地元企業と協働しながら様々なジャンルの社会課題解決に取り組む。主な企画・プロデュースの仕事に、都市キャンペーン型アートイベント「水都大阪2009・水辺の文化座」、楽しく学ぶ防災訓練プログラム「イザ!カエルキャラバン!」(2005年~)、災害時に必要な技が体験を通して学べるキャンププログラム「レッドベアサバイバルキャンプ」、子ども対象の創造教育プログラム・子どもがつくる子どものための夢のまち「ちびっこうべ」(2012年~)、男性高齢者の社会参画と生きがいづくりを目的とした「男・本気の料理教室」(2015年~)、地域の多世代交流のためのプラットホーム「ふれあいオープン喫茶」(2011年~)、使われなくなった街区公園再生プログラム「仮設のピザ釜がある公園」(2016年~)、神戸市のシビックプライドプロジェクト「BE KOBE」
(2017年~)、などがある。個人として、『第6回21世紀のまちづくり賞・社会活動賞』受賞、団体として、『第14回防災まちづくり大賞消防科学センター理事長賞』、『第1回まちづくり法人国土交通大臣賞【まちの安全・快適化部門】』、国際交流基金『地球市民賞』、JICA理事長賞、受賞。


花輪由樹氏 (金沢大学 人間社会研究域学校教育系 准教授)

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フルーツ王国・山梨生まれ。「こどものまち」研究家。
2015年に京都大学大学院 人間・環境学研究科にて博士(人間・環境学)を取得。人間と環境の間にある「・」の意味について考えることを生涯のテーマとし、特に子どもや若者の地域づくりにおける「・」のあり方に焦点をあてて研究をしている。 
小さい頃から祖父母がつくる美味しい桃や葡萄に囲まれて育ち、農業の継承問題や地域活性化に興味をもつようになる。大学進学を機に関西に進出し、奈良や京都の伝統的な街の雰囲気を吸収しながら、「こどものまち」*注)研究に辿りつく。伝統を次世代に繋いでいくことや、それを継承する側には何が必要なのか。「こどものまち」の「遊び」の世界には、その大きなヒントが潜んでいると思われ、これまでに累計81ヶ所の実態調査を行ってきた。
主な著書・論文は『楽しもう家政学』(開隆堂出版、2017年、共著)、「住まいの教育における「名づける郷土」と「名づけられた郷土」の共存に関する考察―E.シュプランガーの郷土観より― 」(『日本建築学会計画系論文集』2015年6月号)、「「遊びの都市ミニ・ミュンヘン」におけるスタッフの参加意識に関する研究-子ども時代に遊んだ経験をもつ人々に注目して-」(『こども環境学研究』2013年4月号)など。

*注)ドイツのミュンヘンで1979年に始まった子どもが仮想都市をつくる「遊びの都市」は、世界中に広まり、日本でも「こどものまち」として現在200地域ほどで開催されている。

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