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その後ホームベーカリーを買った話

勝間和代さんの動画を最近よく見ていて、ホームベーカリーでつくる天然酵母パンの作り方についてまとめた動画があったので、ついについに私もホームベーカリーを買ってしまった。※うちにはオーブンがない。

以前タシケントのバグザール(ウズベキスタンの首都の鉄道駅)で、巨大なナンを買って、そのまま飛行機に乗せて持って帰ってきたら、数日であっさりカビが生えた。

私たちがコンビニで買って食べるパンは、数日くらいじゃあんまりカビ生えないから。自分がどういうものを普段食べているのか、ということをなんとなく考えていた。ちなみにコンビニのサンドイッチは食べるけれど、菓子パンやスーパーで売ってる大手製パンの袋のパンはもう何年も食べていない(食べると気持ち悪くなってしまう)。


象印の、2012年製。

ア〇ゾンで中古品が色々割り引かれた結果、なんと2,700円台で入手した。

もともと蓋の取っ手が割れてたので特価だったらしいのだけど、梱包中か輸送中にさらに蓋のプラスチック部分が割れて届いた。

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輸送会社に言ったら返送してくれたら返金します、という連絡をもらったものの、

小麦粉を買いそろえて一度ためしに焼き始めたらなんだか情が沸いてしまった。

蓋がちょっと割れてるぐらいで私が返品したらきっと廃棄行きだろうし、ホームベーカリーご本人に聞いたら、「壊れるまで働きたい」と言った気がした(?)ので、割れたプラスチックの蓋はダイソーで接着剤を買ってきて、そのまま使うことにした。この子はたいそう優秀な子で、ソバも打てるし、デニッシュやジャムもつくれるらしい。ていうか、蓋が壊れていても、まったく何も問題なく動いて、パンを焼いてくれた。

これで焼いた全粒粉とクランベリーといちじくやらくるみやらが入ったパンを、入院中(けが)の母に持っていったらこちらが目を見張るほどパクパクむしゃむしゃと食べてくれた。あまりにむしゃむしゃ食べるものだから、栄養失調だったんじゃないかと疑ったほどである。

まあよく考えたら、1週間ぐらい白米の生活だったろうし、ドライフルーツとナッツがいっぱいだったので、(勝間さんが動画でもよくおっしゃっているけど)微量栄養素というのが足りていなかったのかもしれない。

焼いたパンを実家に持って帰ったら家族も喜んで食べてくれたし、私も仕事中のおやつやお弁当にまいにちサンドイッチを作って持って行っている。

到着して1、2週間で私たち家族にとにかくたくさんの喜びをくれたホームベーカリーちゃん、気分は手塚治虫の『火の鳥』に出てくるロビタである。ていうかこの子、ロビタという名前にしよう。ロビタちゃんにはうちに来て2週間、既に2,700円の元は取ったくらい働いてもらった。

ところでこの子、1斤作るのがただしいレシピなのだけれども1斤は多すぎるので、試しに半斤の分量で、早焼きコースで作ったら問題なく出来上がった。むしろ半近の量で4時間コースだとあまりおいしく焼けなかったような気がする。

(象印の公式回答は、1斤の機械では1斤しかつくれません、とあるので自己責任)

なのでわりと毎日この半斤を早焼きでつくって、目玉焼きを挟んでお弁当のサンドイッチにしている。2時間ぐらいで焼けるので、帰宅後に夕飯を食べながら仕掛けて、1時間ぐらいちょっと近所に勉強に行ったりしていると帰ってきたら焼き上がる。

昨夜のは強力粉1/3にライスミルクパウダー1/5、全粒粉、小麦ふすま、胡麻を混ぜて焼いたらもちもちになってお腹にたまるずっしり感でほんとうにおいしかった。

バターとかも買って切るのが面倒なので、バザーで買ってあったイスラエル産オリーブオイルを使っている。

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ところで実家にもナショナル製(現パナソニック、2006年製)のホームベーカリーがあって、当時はみんなで喜んで焼き窯が焦げるまで使っていたのだけど、だんだんつかわなくなってしまって、何年にもわたりうちの台所にでんと置かれていたままだった。

こちらもこの間、実家に帰ってためしに動かしてみたら、極上においしいパンが焼き上がった。強力粉は友人に教えてもらった「とみざわからの贈り物」というのを富澤商店で買って帰って使ってみた。※パナソニックはイーストが別入れの設計になっているけど面倒なのでそのまま投げ込んでいる。

1斤作るのであれば、早焼きコースではなくじっくり4時間かけて焼いたほうがやっぱりおいしい。週末に焼いて、家族の1週間分のおやつにしておいて来る。だいたい帰宅後19時ぐらいに仕掛けると、23時半ぐらいに焼き上がるので、寝る前に取り出す。

機種は2006年製だけれどもレーズン後入れ機能もついていたので、とにかく食パンしか焼かないうちにとっては必要十分の機能が備わっていた。

ちいさなコツとして、

・「デジタルスケールで、都度メモリを0に戻すことができるもの」を使うと、すごくセットするのが楽。実家にはアナログスケールしかないから、15gとかわざわざ目盛りを数えながら測るのが段々と、ちょっと面倒だったのかもしれない。あらたに買うならできれば0.1gまで測れるほうが半斤作るときにも楽だと思う。あと、

・小麦粉(強力粉)。できれば製菓専門店とかで売ってるホームベーカリーにおすすめのものを選ぶといいかも。

・冷たい水を使う

・イーストは劣化する。袋から開けたら管理に気を付けるか、焼く頻度が低いなら小袋を使うといいかも。

勝間さんの動画で教わったこと:

①パン専用の強力粉を選ぶ

②焼き上がった瞬間に取り出す

最新機種と旧型の違いはモチやソバがつくれたり、ジャムがつくれたり、ご飯パンが作れるか、天然酵母コースがあるか、自動レーズン投入機能があるか、とかであって、基本的な食パンをイーストでつくるのであればそんなに大差ないという。

もうア〇ゾンの口コミにもみなさん書いてあるけれど、スーパーでパンを買わなくなった。どれだけ添加物の多いパンを食べていたのだろうかと、とにかく目を見張るほどおいしいものが出来上がる。はー、たのしい。



参考


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