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すぐに怒ってもあまり良い事がない

子供が私の動画を見て「手振れひどいから見てたら酔うわ〜、Gopro買うたろか?」と言ってくれた。

「え?Goproってめちゃ高いで?」

「ええよ」

なんて羽振りのいい人だ‥

しかしGoproがなくとも、ファーウェイのスマホ内蔵カメラで十分に楽しめているので断った。

しかし…

「来月タイに行く時に使いたいから私がGopro買うわ。父も使ってええで。だからヨドバシに買いに行くの付き合って」

なるほど、自分が使うというのは建前で、実質は私に買ってあげようという優しさ、実に良い人だ…

そして、一緒に梅田のヨドバシにGoproを選びに行った。

ヨドバシカメラにて

店頭で選ぶまで知らなかったのだが、GoProは毎年バージョンアップしているようだ。

今、店頭に並んでいるのは、GoPro10・11・12の3種類だ。

子供は「やっぱり最新式がいいんちゃうかな?」と言ったが、私にとっては、わずかな性能の違いに思えた。

そして値段も10が一番安いのでGoPro10を購入する事を奨めた。

「じゃあGoPro10にしようか…」

しかし日曜日のヨドバシは凄い混雑していたので、店員さんは全て接客中で全然つかまらなかった。

何気にネットで価格を調べると、amazonの方が安かったので、ヨドバシに来たのに結局amazonで購入する事になった。

ついでに、一緒に頼まれたGoProに装着する自撮り棒メモリカードも注文した。

この少しでも安く買うという私の行動が裏目に出てしまう‥

数日後

amazonからGoPro10が届いた。

仕事から帰ってきて箱を開封した子供はGoPro10を組み立てながら「あれ?自撮り棒が伸びへん‥」

私は嫌な予感がした。

「この自撮り棒、正規品じゃないやん!」

「え?自撮り棒は、何でも良いかと思ってAmazonオススメの安いのにしたけど‥」

「なんで、正規品買えへんの?」

私は狼狽し、自撮り棒を触って本当に伸びないか試してみるとAmazonオススメの中華製自撮り棒は、少し固いがちゃんと伸びた。

ホッとして「ちょっと固いけどけど、ちゃんと伸びるで」と言った。

「いやいや、正規品じゃないとGoProが外れたりするかもしれへんやん…」

私はネジをシッカリ締めてGoPro10を振ってみせる。

「そんな簡単には外れへんで」

「正規品買うてって言うたやん!」

自撮り棒の正規品を買ってとは言われていない。

私はもう争うのが嫌になったので部屋に籠った‥

私の価値観

私は何かを購入する時には、大抵安いものを購入する。

安物買いの銭失いだったとしても、この値段でこのサービス、性能なら十分だと感じた時の喜びが勝ります。

逆に高いものを購入して、失敗した場合の失望感が大きい。

一方の子供はと言うと、安い物を買う事で起こる余計なストレスを感じたくないのか、大体高いものを買います。

お互いに価値観が異なるのは仕方ありませんが、怒られた事で私の心は閉ざされてしまい、GoProへの興味を失ってしまいました。

この様な他人にとってどうでもいい事でも、あらゆる事象にお互いの言い分があるので、争いがこの世の中から無くならないのかもしれません‥

おわり

※画像はchatteleyさんにお借りしました

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