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いま、一人が楽しくて

 この夏は喉の調子を整えるため、しゃべらないように、なるべく一人で過ごしています。人との約束もほとんどないので、その日になってから、何しようかなと考えるか、一人の用事をこなしています。

 その生活は、正直・・・楽しくて仕方がない!

 家ではいつもできない部分を片付けたり、何度も洗濯をしたり、料理をしたり、ゆっくり日記を書いたり。外では用事のついでに気になっていたカフェに寄ったり、目についた展示会にふらっと入ったり、じっくりお買い物したり・・・

 この、自由なペースで許される感じは、なんというか「受験生時代」にそっくりです。

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 わたしは中学・高校のころは「部活が命!」みたいな学校生活を送っていました。大好きな部活をサボったりなんか絶対しません。少しくらい具合が悪くたって、用事があったってギリギリまで出ました。

 それが、中3あるいは高3の夏~冬だけは、一人になって勉強をする生活に変わったんですね。

 「受験勉強」という立派な大義名分があるから、予定があまりない。誰にも合わせなくていい。たっぷりある時間を自分の好きなように組み立てることができる。夢のよう!!!

 計画を立てて勉強をするというのが大好きだった私は、3ヶ月・1ヶ月・1週間の3種類の計画表を作って部屋の壁に貼り、毎日喜々としてそれをこなしていました。

 みんなと何かをすることも大好きなんだけど、一人になって、自分のペースでじっくりと何かに取り組む――そういう過ごし方も特別に楽しかった。そんな記憶があります。

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 あの頃は「受験勉強のため」の一人の時間でしたが、今回は、それが「体調を整えるため」に変わった感じ。といっても、単にしゃべれないだけで、あとは元気なんです。(あ、先日まで続いてた微熱も治りました!)

 社会人になって10年目になりますが、これまでは、おとなしく一人でいる理由がなかったので、友人に誘われればできる限り乗るし、なにより音楽を趣味にしていると定期的な練習があるため「練習>プライベート」という優先順位で生活をしてきました。

 先日、病院でまた喉の様子を見てもらいました。前回は「ポリープ」って言われたけど、今回もうすこし詳しい検査をしてもらったところ、「まぁ確かに声帯は腫れてるけど、しゃべりすぎに気をつければ、普通に生活して大丈夫」とのことで、手術はなく、しばらく薬を飲んで治療を続けることになりました。

 それを受けて昨日は友人と過ごしてみたら、楽しくて!!!延々と喋ってしまって、止められなくて、やっぱり喉には良くないかもしれない・・・。

 そして、どんなに楽しくても、ふとした時に「一人で動くほうが、やっぱラクなのかもなあ~~~。」なんて思いがよぎる。

 

 だいぶ回復してきたからといってスケジュールを詰めすぎず、9月も10月も、この自由な休日を続けてみたい・・・と思うこの頃です。仕事も忙しくなっていくから、休む日をきちんと取らないと、また喉をこわしそうだしね。

#休日 #エッセイ #時間 #やりたいこと