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MHL.のエキシビション

 代官山駅の改札を抜けて歩き出すと、体は自然と右へ向きました。かなり久しぶりでしたが、蔦屋書店への道のりは意外と覚えていました。最後にここへ来たのは4~5年くらい前な気がする。

 道の両脇にぽつぽつとお店を構える服屋さん。店の中のお洋服はもちろん、建物の外観もおしゃれなので、歩いているだけでワクワクします。

 お気に入りは「マリンフランセーズ」。シルバニアファミリーのような、2階建てのかわいいお家のなかにお洋服が並んでいます。

 20代の半ばくらいのころに、何かストールのようなものを買った気がしますが、他の服とうまく合わせられなくて、あまり上手に使えませんでした。可愛らしさと、落ち着いた大人っぽさが両立したような雰囲気があり、すごく好きだけど普段着にするには上質すぎて、かといって華やかな場面で着る服、という感じでもなく・・・20代の頃は手が届きませんでした。今なら着こなせる服もあるかな?まだ早い?

 お店の中には入りませんでしたが、外からはプリント柄のブラウスに、ふんわりとしたスカートを合わせたディスプレイが見えました。

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 今回はただのお散歩ではなく、ちゃんと目的があって来ました。この3連休は、蔦屋書店の奥のほうのスペースで「MHL.」の代官山店10周年を記念したエキシビションが開かれていて、それを見るため、そしてそこで行われるワークショップに参加するためです。先月、雑誌でこのイベントの存在を知ったときに、サイトにアクセスするとワークショップもあるとわかり応募しました。当選通知がきたときはすごく嬉しかったです。

 ワークショップでは、Tシャツを染める体験をしました。奄美大島の「泥染め」という方法で、「水」「染料」「鉄」がそれぞれ入った3つのバケツを何度もめぐりながら、少しずつ色を濃くしていきました。

 染める作業は30分くらいだったと思うのですが、けっこう重労働。しゃがんだ体勢で60秒ほど液につけて、ぎゅっとしぼって、次のバケツへ行って、また液につけて・・・の繰り返し。さらに、自分の服が汚れないように(液がつくと簡単に落ちないらしい)、また一緒に作業している他の参加者に液がかからないように移動するのも、なかなか気が張りました。

 MHLの服も実際にこの方法で染められているものがあるそうです。すごい手間がかかっているんだなぁ・・・!

 帰宅して乾かしてみると、わたしの染めたTシャツは柔らかい茶色に仕上がりました。

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好きな服のブランドはいろいろありますが、マーガレットハウエルは特別で、学生のころからずっとずっと憧れていました。

 とはいえ高級品だし、お洋服は見ているだけでしたが、MHLが出たことでようやく自分にも少し手が届くようになりました。

 ハンガーに掛かっているときには、何の変哲もないようなデザインに感じるのに、実際に着てみると、シルエットのラインにびっくりします。思いがけないくらい、かわいいんです(特にスカート!)。そして生地が丈夫!さわり心地も自然で心地良いです。

 少しずつ集めていって、いつか普段の仕事服は全部MHLで揃えたい!と思うくらい、大好きで、頼りにしています。

 エキシビジョンに行って、もうひとつ嬉しいことがありました。わたしが初めてMHLの服を買った、池袋パルコのお店(今はもうない)で名刺をくれた方に、再会したんです!!!顔を見た瞬間、思い出しました。そんなことってあるんだなあ。

 帰りは代官山駅を通り過ぎて恵比寿駅まで歩いたんですけど、その途中で、去年あたりから目をつけている可愛いブランドのお店を発見してしまいました。こんなところにあったのか-!あと、今年の春にコートを買ったブランドのお店もありました!なんだなんだ、好きなブランドが大集合しているじゃないか・・・

 MHL代官山は20日にリニューアルオープンします。これまでより広くなり、全種類のアイテムを置くお店になるのだそうです。いいなー。今の家からはちょっと遠いけど、お買い物しに、そのうちまた来たいなあと思いました。

#日記 #エッセイ #ファッション #服 #代官山