ものんくる

異業種のコラボが音楽のPRを変えていく!ソニーミュージック×ヤッホーブルーイングコラボ「Craft Beer Music Project」スタート!

7月19日(金)スーパーウーマンの日に、ソニーミュージック六番町オフィスにて大きな記者発表が行われました。
それは、レコード会社大手のソニーミュージック(gr8!records)と、「よなよなエール」で有名なクラフトビールでシェアNo1のヤッホーブルーイング社の2社による「Craft Beer Music Project」というコラボ企画の発表


個性的なクラフトビールのイメージに合う楽曲をソニーミュージックが制作。両者で動画による共同PR(商品が出てくるミュージックビデオのリリース等)を行っていく計画です。

そしてその第一弾に、今人気急上昇の2人組ユニットものんくると、女性認知度No1ビールの水曜日のネコが選ばれ、イメージ楽曲「スーパールーパー」とそのMVが発表された訳です。

(そのコラボミュージックビデオがこちら。これだけで一発でコラボの内容が分かります。)

テレビが見られなくなる中で、非常にチャレンジングな音楽プロモーション

このコラボの凄い所は、従来メーカーと音楽会社のつながりって、TVCMのタイアップな訳です。つまりメーカのーCMに音楽会社の音楽が流れる。
その関係。
しかし、テレビが年間見られなくなるなかで、ましてCMがHDレコーダーでスキップされる中でどれだけの人がCMタイアップで音楽を現在認知しているのでしょうか?(もちろんホンダCMからヒットしたSuchmosみたいな成功事例もあるのですが)

そうしたCM離れの中で、もはや直接メーカーと音楽会社が、楽曲を制作しそれぞれのネットチャネルでプロモーションをかけるこの手法がとんでもなくNewです。以下2社がそれぞれのオフィシャルTwitterで流した情報です。息ぴったり。

         両社のTwitter

そして、今回、この両社のコラボを弊社コネクティにて企画。私の方で実際に企画書作成と、両社の紐づけを担当してきました。

コネクティは普段は大企業のWebリニューアルを担当している弊社ですが、新しいPR手法は常に研究しており。今回こうした企業コラボというPR手法は今後ダイレクトマーケティングの中で非常に重要な位置を占めると考え、チャレンジを実施。
昨年から今回のコラボの仕掛け人の1人であられるソニーミュージック灰野さんと色々企画を練ってくる中で、ヤッホー様の名前が挙がり
とにかく面白い企画だから、会いに行って熱い想いを話してみよう!と動き出したわけです。

(↑ 2019年7月19日に発表したコネクティのプレスリリース

そしてそこからは、本当に短い期間で非常にドラマチックな展開に。
その企画に賛同頂いたヤッホーブルーイング井手社長と、そしてめちゃくちゃめちゃくちゃ優秀なヤッホーの社員方々のおかげでこのプロジェクトが実際に形になっていった次第です。(本当にヤッホーの社員の方々の情熱と仕事スピードの速さに感動でした)

(↑ とっても素敵な音楽を創られている、ものんくるさんのお二人)

きかっけは・・・

こうした異業者がダイレクトにつながっていく事で、コラボによるインパクトを私が理解したのは、手前ミソですが、自身がやっているバンドBlueHairs
での体験がかなり大きいかなと思っています。

このBlueHairs
社会人バンドながらメジャーデビューを果たした二刀流バンドなのですが

そのバンドが2019年冬に始めた岩手県花巻市とのコラボ
地方自治体の花巻市×バンドという組み合わせで、楽曲制作やミュージックビデオを共同制作するHaNaMaKi-JaM というプロジェクトに
ヒントがあります。

例えば、そのバンド×地方自治体というコラボで、生み出した楽曲・MVの第一弾が、「星の涙 月の祈り

これは花巻市出身の作家宮沢賢治の銀河鉄道の夜をモチーフに楽曲制作され、そのMVは花巻のスカイランタンイベント「星巡りの夜」を舞台に花巻観光協会の協力の元制作
市の協力無しではでは絶対撮れない超ダイナミックな映像MVとなっています。

そして、第2弾で制作された「ふるさと」もほぼ花巻市で撮影されました。

「星の涙 月の祈り」はリリース月にSpotifyで1万人のリスナーを獲得した記録が出るほど、大きな成果を実現した訳です。(その時の記事がこちら↓)

この経験が今回の発想の原点だと思っています。

もちろん上記は良く知っている自分のケースについて書いたのですが。
ソニーミュージック内にもこうした取り組みは少しづつ始まっており
実際、灰野さんが手掛けられてきたアーティストJewel(J☆Dee'Z)とSONYのプロジェクターXperia Touchとのコラボもその1つで、今回の企画の雛形にもなっていたり


花巻のケースと違い感じで、プレイスメントPRと音楽コラボでいくと、有名なのではマンウィズアミッション×磐梯アルツスキー場のコラボMV(コラボイベントも)もあります。

異業種コラボのメリット

こうした異業種、異業者のメリットとしては
1)異業者がコラボることで、それぞれの異なるファンを獲得できる
2)異業者がコラボることで、今までなかった新しいクリエイティブが生まれる
この2点で素晴らしいのです。

まさに先のものんくるさんの「スーパールーパー」は近年まれにみるめちゃくちゃ明確なプロダクトプレイスメント(商品が映像にそれとなく入る)手法なのに、いやらしさを感じない、むしろ物凄いクリエイティブな雰囲気を生み出した傑作だと思います。

今後の展開

今後この「Craft Music Beer Project」は、水曜日のネコに続き、第2弾としてインドの青鬼のコラボを予定しています。

今後も非常に楽しみなこのコラボ。是非是非みなさま第2弾、第3弾と楽しみにくださいませ~~!

(↑とってもエネルギッシュで素敵なヤッホーブルーイング井手社長)


■そんなBlueHairs服部の最新情報

BlueHairsの2019年ライブツアー情報が解禁になりました!スタートは9月7日(日)渋谷シダックスホールから!是非楽しみにしていてくださいね!


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