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今日も青はブルー#557 疼く五月 2

わるいことはかさなる。
ぽっかりあいたままの生活に、容赦なく試練は訪れる。
仕事でも、課題でも、生活でも、立て続けに不安が襲ってくる。

そういう中で、M子の友達が我が家に来てくれた。高知までわざわざ来てくれるのは、心からの誠実さであり、本当に信頼できる人だ、と、この高知にいると思うのだ。

仕事も立て込んでいたし、いつものように歓待はできなかった。しかし、この少し遠いくらいの距離感が心地よく、ああ、いつかホームステイか、もしくは大学生の下宿なんかをやりたいなあ、と少し先に想いを描くこともできた。

そのひとが帰ってから、日々にまた憂鬱になったのは、
多分雨が降ったことと関係ない。

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