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中華ネッククーラー・ヒーター

攻殻機動隊の攻性防壁のような「ネッククーラー」は以前からあったが、曲がりなりにも市民権を得てキワモノ扱いされなくなってきたのは2020年にソニーのREON POCKETが発売されたころからだろうか。

攻性防壁
初代REON POCKET

サンコーなどもこの市場にたくさん商品を投入している

サンコーのゴツいヤツ

ペルチェ素子を使って首筋を冷やす。
こういうデバイスって、流行って3年目くらいでamazonに並ぶ安い中華ブランドの商品が使い物になってくるイメージ。今年がちょうど3年目、ということでどんなもんだろうと中華デバイスを買ってみることにした。

amazonを軽く探して評価の良さそうなこちらを買ってみた。

クーラーにもヒーターにもなる2way。
空冷で金属プレートを冷やして首筋に当てる原理。
ちょっとでかいがバッテリーの持ちのためだと思えば許容範囲内。
冷えるのは左右の首筋で、後ろの支えの部分は冷感っぽい素材ではあるが冷えず。とはいえ柔らかい素材なので着たときの重り感は軽減されている。
私は多少細身の体型で首も成人男性としては少し細め。
このネッククーラーはゆるい。金属プレート部分が頸動脈よりだいぶ前方に来てしまう。太さが調整できたらなおよし。

UIは極めてシンプル。
3つのボタン(電源、クーラー、ヒーター)と2桁の8セグメントLEDのみ。
全体的に白いので攻性防壁感は低い。

充電して電源を入れてみるとまあまあ冷える。
クーラーもヒーターも3段階でクーラーの最強にして首にかけていると、慣れないうち時々ブルッとするくらいに冷たい。
35度の日に外歩いていると有り無しで体感がだいぶ違う。
音はちょっと高いがそれほどうるさくない。
扇風機を2つ首から提げるようなタイプのネックファンよりも小さい。
そして無駄に光る。光の色がパワー表示になっていたりするわけではなく、光る必要は全くない。

バッテリーは公称値でクーラーMAXで2時間。
実働で1.5時間は持つ、2時間は持たない、くらい。
充電が切れた場合はモバイルバッテリーを接続して給電しながら動作するので1日外にいるような場合はバッテリーとケーブルがあればなんとかなる(ちょっと重いけれど)。
バッテリーが切れたまま着ていると金属プレートがむしろ熱をため込むのでむわっとする。速やかに気づいて脱がないといけない。

数日これを着て歩いていて気づいたのは、首から上を広く冷やすにはネックファン、局所的に首を冷やすならこのネッククーラー。
これはたぶん好み。
「涼しいー」という感覚はネックファンに部があるが、私は裸眼なので目が乾くのが難点。
ネッククーラーの方が存在感が小さく、重さに慣れてしまえばイヤホンをすると着てるの気にならない。

取扱説明書がしっかりとした日本語だった。
1ポイント加点。


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