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自然科学の階層構造

この記事は割とわかりやすくて、個人的には少し腑に落ちました。 ただ、物理は、自然を階層構造でとらえてると思うので、マクロな量子系というのが、考えづらいです。

例えば、地球の気候変動の計算をするのに、全素粒子についてのシュレディンガー方程式を解くのも原理的には可能に思えるけど、実際には、ほぼ不可能に近いです。 現実的には、核生成や光散乱は物性値を使って計算するでしょうし、大気の運動はナビエストークス方程式を使うと思います。

ただ、散乱係数などの物性値は、量子力学で決めると思います。 そうやって考えると、原理的に解けることと、実際に解けることには、大きな違いがあります。 マクロな量子系の具体的な計算例があるとおもしろいなと思います。(きっとあるんだろうけど、僕はよくわかってません)

マクロな系も多数の原子の集まりだと思うのですが、その系を想定して式を立てるのと、それを実際に解くのには大きな開きがあります。そこに適用限界があって、どこまでもスケーリングできるかは自明ではないかも、というのが疑問としてあります。

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