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Valenciaの記憶2

シエスタだよね。

住んでいたValenciaは夏になると日中40℃を超えたりする、そんな時に外に出たら買い物に行ったりする人はいないので商店街は昼休みになる。学校もそうだった、昼休みは自宅に戻りランチをとって午後3時過ぎに再び出向き午後5時半頃終了する。

共稼ぎの両親がいる場合はどうかとか家に親が不在な時はどうかとかはわからないが、小さな村では誰かが在宅していた。そして常に村人は子供達のことを気にかけていたから1人だけになる事はなかった。

高温低湿、日陰は涼しい。

40℃の中を歩き回ったりしたらどうなるか、はとても良くわかっている人たちなので無理はしない、日没まで屋内にいる、そのかわり日没以降人々は屋外へ繰り出しカフェでコーヒーを飲んだらバルで一杯なんだ。子供たちもその辺で遊んでいる。

温暖化により日中はさらに暑くなるからシエスタは必要かなって思う。身体に正直に生きてゆく時代になってほしい。

オレンジ畑

朝は歩いた。オレンジ畑を往復2キロほど、隣町のパン屋でパンを一つ買って帰ってくる、途中オレンジのつまみ食いをしながらは怒られちゃうけど。季節になるととても美味しかった。現地の人は言う、道端のオレンジは食べたってどうって事ない、海外に送る品質の高いオレンジは人の手の届くところには無いそうだ。木に実が成る風景って良いなぁ。

人口300人ほどのの村Torres Torresにはカフェ×3 レストラン×1  肉屋×1  パン屋×1  八百屋×1  雑貨屋×1  クリニック×1 小学校×1

隣町に行くと郵便局と銀行そしてガソリンスタンドがある。20キロ走ると大型商業施設がある。

困る事は何も無かった。何より嬉しかった事はオリーブオイルが美味しくて種類が豊富だった事、瓶詰め缶詰商品も多く美味し楽しかった。

つづく


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