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大企業でのハードウェア開発から、スタートアップでのソフトウェア開発へ | 元キャノン福原のキャリア

BLUEPRINTは事業づくりに特化したプロフェッショナルが集い、「起業」というものの再現性を高め、工場のようにスタートアップを生み出していくスタートアップファクトリー事業を運営しています。
今回は、22年9月にBLUEPRINTが立ち上げた会社「株式会社Fact Base」にて、エンジニアとして活躍する福原さんのお話です。お客様の反応を伺いながら求められる機能を実装していくことは、初期のSaaSプロダクトにとってとりわけ重要な業務といえます。22年11月にフロントエンドエンジニアとして業務委託からジョインした彼は、翌月からは正社員に。スタートアップでエンジニアとして働く魅力、そこで求められる姿勢について聞きました。

ハードウェアから、ソフトウェアへ

ーこれまでの経歴を教えてください

新卒でキャノンに入社し、ハードウェアエンジニアとして複写機や医療系機器の開発をしていました。数年して、当時世間で話題となっていたこともあり、自動運転のプロダクト開発している会社に転職しました。中古車をゲームコントローラーで動かせるように改造したり、ファームウエアの設計もしたりで、とても楽しかったです。

また、同時に個人でIoTの会社の経営も始めたのですが、経営目線でハードウェア開発という領域を見た時に、資金繰りの難しさを改めて痛感しました。

その経験から、ソフトウェア開発を1から学ぼうと考え、開発スキルを得られつつ、経営を学べるような小規模のソフトウェア会社に転職をしました。

そこで、一定スキルを身につけた後、再度自身で作りたいソフトウェアのアイディアが出てきたため、フリーランスエンジニアとして独立して身銭を稼ぎつつ、新しい会社の経営を始めました。

自らの事業にも活かせる知見と経験を求めて

ーFact Baseにジョインされた経緯を教えてください

入社前は、自身でハードウェアエンジニア向けのSaaS事業で起業をしていました。現場のエンジニアさんからの評判は良かったものの、事業展開には課題を感じていました。そうしたなかでFact Baseのnoteを見て、自分がやろうとしていることと近い事業をすでに展開されていることがわかり、事業アイデアを聞いてもらおうとコンタクトを取ったのです。

実際に話してみると、自分のアイデアをテストマーケティングできる機会をいただけること、Fact Baseの事業が思っていた以上に自分の事業のターゲットとも近いことがわかりました。自分が感じている業界課題が正しいのか、どのように解決すれば事業として成り立つのか、をここで確かめたいという思いもあってジョインしました。

ー実際にジョインしてみて感じたFact Baseへの印象について教えてください

ほとんどのメンバーが20・30代ということもあって、元気が良くノリがいい人が多い印象です。また予想以上に「型にとらわれない」事業や働き方に取り組んでいると感じています。エンジニアにとってみれば、CPOの笠井さんの知見もあって、働きやすい環境を整えてくれています。

例えば就業時間はフルフレックスを採用しています。また基本的に在宅勤務なので、オフィスへの出社は必要なときに限られます。バックエンドやセールスとはSlackでコミュニケーションを取りながら、わからないことは通話も活用しながら業務にあたっているので、スムーズに仕事に取り組めています。

私自身もイノベーター的な気質なので、こうした環境には非常に満足しています。個人的な用事がある場合にも、少しだけ仕事を抜けることもできますし、自分のペースで仕事が可能です。そんな形で時間も場所も固定されず、比較的自由な働き方ができます。自分を律してアウトプットをしっかり出しつつ、事業にコミットできるのであれば、とてもいい環境ではないかと思います。

実装した機能への反応も直に感じられる距離感

ーFact Baseで担当している具体的な業務について教えてください

中小製造事業者向けの画面管理システム「ズメーン」でフロントエンジニアを担当しています。Java ScriptフレームワークであるNext.jsをメインに使っています。プロダクトで気づいたことは、エンジニアやセールスが気づきを投稿するSlackのチャンネルで、改良点について意見を募っています

会社の規模も小さく人数も少ないのでセールスとの壁もあまりありません。セールス側のSlackや日々の売上、実装した機能へのお客様の反応なども直に触れられるので、働く上でのモチベーションにもつながっています。まだ入社から2ヶ月ですが、プロダクト初期ということもあってか、技術選定も含めて提案した意見は多く採用してもらっています。

ー仕事でやりがいを感じるのはどんなときですか

自分が実装した機能が決め手となって、受注が決まった時の嬉しさはひとしおですね。OCRの機能を実装した次の日に、それ起因で購入が決まった、ということがありました。プロダクトを日々改善して伸ばしていけるところは、初期段階ならではの面白い部分だと思います。

ー仕事で苦戦したエピソードはありますか

プログラム全体でのリファクタリングには苦労しました。それまではプログラムを外注していたのですが、私がジョインしてすぐに構造的なバグが見つかったのです。

結局はまとまった時間をもらって、一から書き換えることで対応しました。ジョインしたタイミングから数名で開発するように環境が変わったので、コードの書き方も新たなルールを決め、分担する他のエンジニアにも共有しました。

円滑な業務のためにチーム内コミュニケーションを重視

ー仕事に取り組むうえで大切にされていることを教えてください

自分自身の仕事での動きを、他のメンバーにも共有するように気をつけています。業務上のコミュニケーションは主にSlackで行っています。加えてフルフレックスで在宅勤務ということもあり、いつどのような作業をしているのか、こちらから発信しないと他のメンバーは知ることができません。ですので、稼働開始時間やその日の作業内容など、自分から意識的に共有するようにしています。また、PdMからすればレスポンスがないと不安になると思うのできちんと対応したり、文字だけでのやり取りだとサバサバするので絵文字を使ったりなど、細かな工夫も欠かせません。

ーFact Baseで働くうえで持っておいた方がいいスキルはありますか

現在は少数精鋭チームで対応しているということもあり、スキル面ではフロントエンドとしての必要最低限の業務知識や経験が必要だと思います。Next.jsかReact、およびTypescriptの使用経験のほか、react-hook-formというライブラリーもある程度使えると、スムーズに取り組めるでしょう。その他、新しい技術へのキャッチアップなども、自発的に取り組んでもらえるといいと思います。

働き方としては、自律的に働ける人が好ましいと思います。フルフレックスで在宅勤務なので、手を抜こうと思えばいくらでも怠けることが可能です。しかしそれではサービスの成長にも、自身の成長にもつながりません。今何をすべきかを自身で考え、他のメンバーと共有しながら働ける方を求めています。

またコミュニケーションへの心がけも大切です。チームで仕事している以上、自分だけで完結する仕事はまずありません。遅延などで他のメンバーの手を煩わせることがないよう、作業スケジュールやステータスの状況などの確認を怠らず、円滑に仕事に取り組めるようにできるといいでしょう。

ー最後に読者のみなさんへメッセージをお願いします

Fact Baseという会社も、ズメーンというサービスも、まだできて間もない状態で、常に機能の開発実装があります。日々新しいものを作っていける環境であることは、プロダクト初期から関わることの魅力です。また会社としても、ダイナミズムのある場なので、飽きることのない職場だと思います。働きやすく元気な会社です。興味がありましたら話を聞くだけでも大歓迎です。ぜひご応募お待ちしています!

おわりに

今回は、BLUEPRINTが立ち上げた会社・Fact Baseでエンジニアとして活躍する、福原佑介さんのインタビューをお届けしました。Fact Baseでは、さまざまな個性を持つメンバーが、日々切磋琢磨し合いながら働いています。福原さんのような熱い想いを持ち、事業を成長させようと思っているメンバーばかりなので、入社後はきっと刺激的な生活が待っています!

BLUEPRINTは、「退屈しない未来の青写真を描く」というミッションを掲げ、事業の創出を仕組み化して、世界を非連続的に進化させようとしています。現状の仕事に退屈し、チャレンジする機会に飢えてしまっている方、自身の価値を最大化した先に見える景色を見てみたい方は、カジュアルに話をさせていただければ嬉しいです。

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