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10年間の営業職を経てエンジニア職に復帰した滝上のキャリア

BLUEPRINTは事業づくりに特化したプロフェッショナルが集い、「起業」というものの再現性を高め、工場のようにスタートアップを生み出していくスタートアップファクトリー事業を運営しています。
今回は、22年2月にBLUEPRINTが立ち上げた「株式会社Archi Village」にて、フロントエンドエンジニアとして活躍する滝上さんのお話です。今までのご経歴、入社の理由やArchi Village社の魅力など幅広くお話を伺いました。

10年のブランクを経て、営業職から開発職へ復帰

ーこれまでの経歴を教えてください

1つ目の会社では、自動車メーカー系列販売店で利用されるサーバ類のリモートサポート業務を行っていました。主にヘルプデスクや異常アラームへの対応などの業務に携わり、UNIXやネットワークの基礎を学ぶことができました。また、日次・月次レポート用にエラーを分類・集計するツールを開発するなど自主的に自動化を行う中で、次第にソフトウェアの開発業務に関心を持つようになりました。

2社目では飲食店や学習塾を全国展開する企業のシステムに携わり、小規模ながらサーバ・ネットワークの運用と、兼ねてよりの希望だったソフトウェアの開発業務を担当していました。次第に要件定義・設計業務の割合を増やしながら3年ほど従事しました。

その後、東日本エリアの営業職が不足していたことから、当時の社長より営業職への異動の話をいただき、チャレンジしてみることにしました。

ー営業職へのジョブチェンジをしてみて、どうでしたか?

営業職に対しては苦手意識が強く、自分としてはかなりチャレンジだったのですが、実際にやってみてやはり苦手だなと思いました。有能な上司に恵まれたため、社内トップの成果を出したこともありましたが、次第に自分のパフォーマンスの伸びに限界を感じ始め、モチベーションを落としていきました。ビル・ゲイツの旋盤工とプログラマーの話が有名ですが、自分の成果を何倍にもできる可能性を再び求め、営業として10年勤めた後、ソフトウェアエンジニア職へ復帰しました。

復帰後は、私が元々所属していた営業部向けCRMのプロジェクトを立ち上げ、私一人で企画・開発まで推進しました。各種SaaSとAPI連携することで、開発ボリュームを最小限にしつつ、要件を最大限満たすように設計しました。また、自社プロダクトのテレビ会議システムでは、フロントエンドチームに所属して開発を行っていました。

最高のチームで品質の高いプロダクト開発を

ー入社のきっかけを教えてもらえますか?

まず、そもそも転職しようと思い至ったのは前職で技術的負債に対する考え方に会社側と乖離があったためでした。転職先に求めることとして開発の責任者が十分な権限を持ち、プロダクトや事業に対して技術的負債が及ぼす影響に理解のある方であることを希望しました。また営業職での経験から会社の成長にはプロダクト自体が魅力的か、将来性があるかが重要であると感じていました。

転職エージェントからBLUEPRINTの紹介をもらい、BLUEPRINTにおける新規事業立ち上げプロセスについての記事を読んでみたところ、途中から夢中になりました。記事の内容は一般的な起業方法ではありませんでしたが、むしろこちらの方が王道ではないか、一般のスタートアップはわざわざ失敗しに行っているようにさえ思えてきました。ただ読後に振り返ると、記事の内容ではどう考えてもセールスが難しい、だから一般的では無いのかと納得しました。しかしこの会社は「難しい」で思考停止せず、どうすれば解決できるかを考え、答えを出していました。この点で、この会社の成長と成功を確信し、BLUEPRINTが立ち上げた株式会社Archi Villageに入社する決意をしました。

参考記事:「いきなり売上5000万円」のスタートアップをバンバン立ち上げる僕らのやり方


ー入社して良かった点は何でしょうか

大きく3点あると思います。

1点目は、開発部門の責任者である笠井CPOの状況把握力、判断力、実行力などが私の希望を大きく超えていたことです。
笠井CPOはプロダクトの提供価値やユーザ体験を最重視し、次にこれを支えるエンジニアの開発体験を重視されているように感じます。エンジニアの提案に迅速に応え、それを即断できるだけの経験とプロダクトに対する理解および権限がおありです。決裁者と開発責任者が別で稟議に手間取ったり、エンジニアとの意思疎通に手間取ったりというエンジニア組織のあるあるが、弊社では存在しません。
印象に残っている経験ですが、普通、技術的負債の種はエンジニアが見つけることが多いと思いますが、笠井CPOが将来大きなシステム負債になりえる技術課題を見つけたことがありました。さらに、自身で詳細に調査した資料を用意し、エンジニアとの議論をリードしていました。結果、その課題が最優先であるとチームで合意し、早い段階で技術的負債の種を取り除くことができました。

2点目は同僚です。ディスカッションをする度に、エンジニアの同僚たちの洞察力の高さを実感し、有能な方々と開発に携われていることに嬉しさを感じています。また他の部門の方々も、事業を0から成長軌道に乗せるまで成し遂げてきた実力者たちで尊敬しています。

3点目はやりがいのあるサービスに携われている点です。建材業界は一定の市場規模を持ち、弊社がプラットフォーマーとして業界の皆様の業務効率を格段に上げることに貢献できれば、とても大きなインパクトとなります。

また、業務とはあまり関係ないのですが、オフィスから東京タワーを眺めることができて、景色が素晴らしいと思ったのも入社して良かった点ですね。

お客様の本質的な価値に繋がる開発を

ー現在の業務内容を教えて頂いてもよろしいでしょうか

現在は商品本部に所属し、建材サーチの開発を行っています。建材サーチでは建材を建材メーカー横断で検索が出来るシステムであり、現在はLIXIL様やYKK AP様など複数社の建材を横断で調べることが出来ます。

このサービスは、建材の営業担当者にとって円滑な業務推進のボトルネックとなる商品情報検索のわずらしさを解消します。建材の営業職は顧客からの問い合わせ対応に、日によっては半日もの時間を割いています。当社ではこの検索負荷を軽減するために横断で検索をできるサービスを開発しました。開発はフロントエンド開発チーム、バックエンド開発チームの大きく2つに分かれており、私はフロントエンド開発チームに所属しています。

ー入社時の不安はありましたか

入社前にお話しいただいた時は、すでに稼働中のサービスの改修作業ということだったため、不安を覚えました。本番稼働しているシステムへの、小規模な改修作業しか無いのではないか、本当にやりがいのある仕事なのかと考えました。

しかし、現状の業界課題や、将来に向けた壮大なプロダクト構想を聞かせてもらうことで、不安が払拭されるどころか、ワクワクさえしました。

ー仕事のやりがいを教えてください

今の仕事のやりがいは大きく2つだと思っています。

1つ目は、バックエンド開発やインフラについても関わることができる点です。私はフロントエンドエンジニアですが、その他の領域にも関心があります。この職場ではフロントエンドエンジニアだからと排除せず、自分で手を上げればバックエンドの改修やインフラでの作業も任せて下さいます。システムへの理解が深まり、日々成長を感じています。

2つ目は、入社してよかった点でも挙げましたが、私が携わるサービスが近い将来、業界に大きく貢献できると確信できていることです。例えば、社内で数名に使ってもらえるツールを開発するにも、同じくコードを書き時間を費やしますが、得られる効果、ユーザや業界への貢献度を思うとモチベーションがまったく違ってくると思います。

今後もまだまだ大きな改修や、代理店や工務店にも利用してもらえるサービスの提供など、今のお客様に限らず幅広いユーザーに提供する予定の新機能がたくさんあります。

少しでも早く建材サーチの機能を向上させたい、会社として二つ目になる新規プロダクトの開発にも着手したい、少しでも早くお客様に素晴らしいサービスをご提供したいという気持ちでいっぱいです。

フロントエンド専任から、フルスタックへ

ー今後どういった人材になりたいでしょうか

短期的な目標としてはフロントエンドエンジニアからフルスタックエンジニアになり、できることの幅を広げていきたいと考えております。そのためにはより多くの技術を身に着けていくことが必要です。システム全体を把握することで合理的な設計や開発を担えるようになり、より良いシステムを通じお客様への価値に貢献していきたいです。さらにその先はテックリードを目指し、チームを技術面で支えるエンジニアになっていきたいです。

またAIなど現在の最新の知識を学んでいきたいと思っています。近年、機械学習は様々な業界やサービスで活用の場が広がっています。今の業務でも今後活用できる場面が出てくる可能性があります。そのため、将来的にはAIエンジニアとしてのスキルも身につけていきたいと思います。

おわりに

今回は、BLUEPRINTが立ち上げた会社・Archi Villageでエンジニアとして活躍する、滝上友和さんのインタビューをお届けしました。Archi Villageでは、さまざまな個性を持つメンバーが、日々切磋琢磨し合いながら働いています。滝上さんのような熱い想いを持ち、事業を成長させようと思っているメンバーばかりなので、入社後はきっと刺激的な生活が待っています!

BLUEPRINTは、「退屈しない未来の青写真を描く」というミッションを掲げ、事業の創出を仕組み化して、世界を非連続的に進化させようとしています。現状の仕事に退屈し、チャレンジする機会に飢えてしまっている方、自身の価値を最大化した先に見える景色を見てみたい方は、カジュアルに話をさせていただければ嬉しいです。

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