見出し画像

建材業界に関わる全ての人を幸せにしたい|元キーエンス 鈴木の挑戦

スタートアップを工場のように生み出し続ける「スタートアップファクトリー事業」を運営するBLUEPRINTは、建材業界のDXを推進するべく、2022年2月に株式会社Archi Village(以下Archi Village)を立ち上げ、建材商品情報プラットフォーム「建材サーチ」を提供しています。
LIXILやYKK AP、三協立山・三協アルミ、四国化成など日本を代表する建材メーカーと協力し、早くも業界シェア80%を獲得するなど、急激に事業を拡大させています。
>>建材サーチ
今回は、取締役 CSO(Chief SalesOfficer : 最高営業責任者)の鈴木潤一(すずき じゅんいち)に、入社した理由やArchi Villageの強み、働く魅力など、幅広くインタビューしました。

インドでお金を盗られた経験から営業の道へ

— はじめに、鈴木さんの経歴を教えてください。

新卒で株式会社キーエンスに入社しました。当時の就活の軸は、「営業として生きていくスキルを身につけたい」「海外に行きたい」「お金を稼ぎたい」の3つでしたね。私は、大学時代に休学して世界一周旅行をした経験があります。その途中、インドで100万円ほどお金を盗られてしまうという事件が起こりました。帰国後、取られた分のお金を稼ごうと、教材販売を始めました。そこで成果が出るようになり、自分に営業の資質があることに気づきました。同時に「営業として生きていけるスキルを身につけたい」とも考えるようになり、就職先にはキーエンスを選びました。

— キーエンスではどのような業務をされていたのでしょうか。

マイクロスコープ事業部に所属し、顕微鏡や3D測定器といった機器を販売していました。1,000万円ほどする高単価な機器を、大手のメーカーに販売する仕事です。14期連続で目標を達成するなど、着実に成果を出していましたね。CEOの竹内とは営業所が一緒で、そこで知り合いました。

企業の看板がなくても、自分の力が通用するのか試したかった

—鈴木さんがArchi Villageに入社したきっかけを教えてください。

キーエンスで働いて成果を出し続けているうちに、段々と仕事が退屈になってしまいました。はじめはゲーム感覚で楽しかったものの、仕事に慣れると自分がどこまで行けるのかという限界が見えてきてしまったのです。

そこで、新しく事業を作りたいと考えるようになりました。キーエンスでは、目標ややるべき業務内容が明確に定められています。決められた範囲の中でどれだけやれるかという勝負に飽きてしまい、自ら新規事業づくりに挑戦したいと思ったのです。

その時、竹内さんから「BLUEPRINTに参画しないか」という誘いを受けました。はじめは何をやっている会社かわからなかったのですが、話を聞くうちに、売上や組織を自分たちで作っていく魅力を感じるようになりました。

また、竹内さんをはじめ、キーエンス時代に優秀な成果を出していたメンバーが所属しているのも決め手でしたね。

—大企業からベンチャーに行く、ということに不安はありませんでしたか?

正直不安はありませんでした。それよりも「新しいチャレンジをしたい」、「自分の力が大企業以外でも通用するのかを試したい」という気持ちの方が強かったです。

会社のブランド力がない状態でも自分の実力だけで成果を出せるのか、挑戦したいと思っていましたね。また一緒に働く人たちもレベルの高い人材しかいないので、むしろ大企業にいた時より強い組織だなと感じました。

自分の仕事や未来を自分次第で変えられる環境

— 実際に入社してみた感想を教えてください。

日々のやることや会社の未来像を、自分自身で決められる環境に魅力感じています。

はじめは、前職のキーエンスとのギャップに驚きました。私がArchi Villageに参画したのは、まだ事業計画も組織体制も固まっていない時期です。何十年と練り上げられてきたキーエンスとは、やはり大きな違いがあります。

まず、仕事の幅が広い。細かい分業体制ができる前なので、初期段階のメンバーは、アイデア出しや提案資料のつくり込み、細かな業務フローなどにも、ひとりで何人分もの役割を兼ねなければなりません。

次に、仕事の抽象度が高い。キーエンスでは、日々のやるべきことがかなり具体的に、ぎっちりと決められていました。しかし、スタートアップにはそれがありません。大きな方針だけが与えられ、そのために何をすべきかは自分自身で考えなければなりません。極端な話、これができなければ、一日中ヒマになってしまいますので、はじめは強い恐怖を感じましたね。

このようなギャップがあるものの、裏を返せば、前職ではなかった幅広い裁量をもって、会社の未来を自分自身で決めていけるということです。これが非常に楽しく、魅力的ですね。

— Archi Villageで担当している具体的な業務内容を教えてください。

CSOとしてのメインの仕事は、建材メーカーへの提案営業です。

ただ、営業と言っても、これまでやってきたものとは違い、決まったものを売るのではなく、お客様にとっての価値になるものを探り当てていく仕事になります。まだプロダクトが完成していない状態でも、契約をもらえればすぐにできる課題解決と、将来的に実現させたいビジョンをお客様にご説明し、納得と期待をもって導入を決めていただいてます。

建材業界は様々な利害関係者がいます。また、パワーバランスも独特で、大手メーカーよりも中小の代理店や販売工事店(建材を選定する人たち)が一番強かったりします。

我々がお金をいただくのはメーカーですが、メーカーも代理店や工事店の考えをかなり気にしています。そのため、我々が彼らの意見も取りまとめた上でご提案を練り上げていくことになります。これを続けると、「あの会社が乗るなら、うちも乗るしかない」というように、業界全体が「Archi Villageでやるしかない」という雰囲気になってきます。

私は、提案活動に留まらず、顧客選定から資料作成、事業計画、ステークホルダーへのヒアリングなどを受け持っています。大手にいたら、相当年次が高くないとできない仕事も任せてもらえています。

Archi Villageだからこそ業界全体を変革できる|圧倒的な強みと働く魅力

—鈴木さんが考える、Archi Villageの強みは何ですか。

最大の強みは、構造優位性ですね。Archi Villageが提供する「建材サーチ」は、大手のメーカーとすでに契約を結んでおり、市場のシェアの80%を獲得しています。この実績が、他の会社を「うちも導入しないといけない」という気持ちにさせます。真っ先に最大手企業を口説きにいったことが、功を奏しました。

また、建材業界において第三者的な立ち位置にいることも大きな強みです。建材業界には、メーカーや代理店、販売工事店などさまざまなステークホルダーが存在します。いずれも、他のステークホルダーが抱えるニーズや意見を知りたいと考えていますが、各々の利害関係があるため、フラットな意見を聞かせてもらうことは難しいです。

しかし、第三者である私たちなら、あらゆるステクホルダーから客観的な意見を引き出し、プロダクトに集約させられます。新参者であるというマイナス要素を、逆に強みにしています。

—Archi Villageで働く魅力を教えてください。

建材業界は、デジタル化が非常に遅れている業界です。それゆえ、業界全体が非効率であり、仕事の長時間化に悩んでいる方が多いのが現状です。私たちのサービスは、その悩みをクリティカルに解決できます。

各メーカーもDXを推進していますが、どうしても個別のDX推進に留まってしまうため、業界全体を変えることはできません。しかし、各セクターにアプローチし、ニーズを集約してサービス作りに活かせる私たちなら、建材業界全体を変えることができるのです。「住宅」という人生で誰もが関わる領域に携わり、業界全体をより良い方向に変えられる役割を担っているというのは、働くうえで非常に大きな魅力ではないでしょうか。

建材業界に関わる全ての人を幸せにしたい|鈴木が思い描くビジョン

—鈴木さんは、どのような人と一緒に働きたいですか。

「新しい市場を作りたい」「新しい事業を作りたい」など、とにかく新しいことをやりたいというチャレンジ精神を持っている人ですね。私自身、大企業で退屈してここに来ました。現状に退屈している方、新しいことに挑戦したいというアツい気持ちを持っている方には、ぜひ来てほしいです。

スキルというよりはマインドが重要だと思います。何でも楽しく取り組める方と一緒に働けたら嬉しいです。

—CSOとして、これからArchi Villageをどのように成長させていきたいですか。

スピード感のある組織を作っていきたいです。組織が大きくなっても、アイデアを今と同じペースで実行に移せるようにしたいですね。

会社としては、「Archi Village」という社名の通り、建材業界のBtoBプラットフォームとして業界に関わる全ての人を幸せにしたいです。建材業界は、高齢化で今後縮小していくと言われています。私たちが建材業界のDXを推進し、業務を効率化することで、業界自体のパイを増やしていきたいです。

建材業界に課題を感じ、「変えたい」と思っている人は多いです。私たちが旗を振り、建材業界をより良い方向へと変えていきたいですね。

おわりに

今回は、BLUEPRINTが立ち上げたスタートアップ、株式会社Archi VillageでCSOを務める鈴木のインタビューをお届けしました。

Archi Villageは、建材業界で唯一無二の総合プラットフォーム「建材サーチ」を通して、建材業界に変革をもたらします。エクステリア領域でトップシェアを誇り、BLUEPRINTの資本も活用できるArchiVillageだからこそ、他では味わえないチャレンジングな仕事がみなさんを待っています。

現状の仕事に退屈し、チャレンジする機会に飢えてしまっている方、自身の価値を最大化した先に見える景色を見てみたい方は、カジュアルに話をさせていただければ嬉しいです。

>>カジュアル面談の申込みはこちら
>株式会社BLUEPRINT Founders ホームページ
>>株式会社Archi Village ホームページ