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Digital Exchangeの機能拡張された基本部品群を活用しよう!

みなさま、今日もBlue Prismライフをエンジョイ頂けてますでしょうか?

今回は、Blue Prismの開発には必須と言っても過言ではない、MS OfficeやUtility関連の基本部品群(VBO)がテーマの記事です。

将来の部品のライフサイクルの方向性

既にお気づきの方も多いかと思いますが、Blue Prism Digital Exchange(以降DX)において、ExcelやOutlookなどのMS OfficeやFile ManagementなどのUtility関連の基本部品群が高頻度でアップデートが掛かり、提供されています。これは・・・、何なんだろう?、製品同梱の部品と何が違うのか?と疑問を持たれているお客様もいらっしゃるかもしれません。

MS OfficeやUtility関連の部品群

これは、当記事執筆23年10月時点、まだ計画段階ですが、現在、製品の同梱物として提供されているVBO群の拡張やメンテナンスを本体とは別管理とし、よりライフサイクルを早めるべく、弊社グローバルのDXチームが先行して取り組みを進めているものです。今後、製品本体を拡張する全ての部品群は、DXで一元管理し、お客様へ柔軟かつタイムリーに価値を提供するという流れは合理性があるものだと感じます。

この記事では、上述の方向性を共有すると共に、DXで提供されている、これらの部品群の中から、多くのお客様で頻度高く使われるているであろう3つの部品、MS Excel VBO、Collection Manipulation、File Managementの中身について、概要をご紹介いたします。


製品同梱の部品と比較し、どんな機能拡張がされているのか?

MS Excel VBO(当記事執筆23年10月時点 Version: 10.1.10)

アクション数が108と、製品に同梱されているVBOと比較し、37個ものアクションが新規で拡張されています。ピボットテーブルやオートフィルタの操作、各種フォントや書式設定など、主にレポート作成に活用できる操作の拡充が図られています。

Collection Manipulation(当記事執筆23年10月時点 Version 10.1.2)

アクション数が29と、製品に同梱されているVBOと比較し、3個のアクションが新規で拡張されています。2つのコレクションから重複する行を抽出したり、省いたり、結合するといった実務的な機能が拡張されています。

File Management(当記事執筆23年10月時点 Version: 10.3.1)

アクション数が30(非公開アクション除く)と、製品に同梱されているVBOと比較し、7個のアクションが新規で拡張されています。ディレクトリ内のファイルコピーやファイルの検索、容量の大きなテキストの書込みなど、多くのファイルデータを処理するための機能が拡張されています。

ご参考:上記3部品のアクション一覧(当記事執筆23年10月時点)

具体的な追加アクションの内容については、加筆・変更頂けるようExcelで一覧を作成、共有いたしますので、ご参考としてください。ユーザーガイドの各アクションの説明欄の抜粋などから機械翻訳ベースで日本語にした処理概要を付加してあります。

ご利用に当たっての注意事項

サポートについて

上述の部品群は、SS&C Supportedが設定されております。これは、通常の製品サポートとは別となり、DX FAQsにある通り、DXSupport@blueprism.comへメール(英語)もしくはポータルからのチケット起票(英語)となります。

既存の製品同梱部品との互換性について

上述の部品群は、既存の製品同梱部品との互換性を持ち、インポート時に上書きが出来るようになっております。しかしながら、上記の通り、現時点ではサポートが別管理になり、製品のバージョンアップなどと同様に影響が出ない事が保証されているものではないため、皆さまの環境下における動作検証が済むまでは、一旦は別名で取り込み、利活用頂くのが良いかと思います。

今回ご紹介した3部品以外にも多くの拡張された基本部品が展開、共有されておりますので、是非、欲しいアクションが無いかご確認頂ければと思います。皆さまのBlue Prismライフの一助になれば幸いです!