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【治療日記4】血圧190はさすがに怖かった

昨晩、21時頃に血圧を測ったら、上が190という数字が出て、びっくりした。さすがに「わぁっ!」と声が出た。夫も飛んできて見て同じようにびっくり。というか、心配のあまり顔つきが変わっている。
「明日の朝、病院に電話してみるわ~」と言うと、「今すぐしたほうがいい!」と言うが、今電話したところで「薬飲んで様子見てください」と言われるだけなのはわかっているので、電話をかけさせないようにしつこくそう言うと、「わかった!わかったって!」と珍しく声を荒げた。

むぅ~と膨れて、そのあと泣きそうになる私。
夫はいつもやさしいので、たまに怒ったり声を荒げたりすると、私は叱られた子どものように悲しくなってしまうのだ。
心配してくれているのはわかっているのだけれど。

降圧薬を飲んで、ゆっくりお風呂に入ってからもう一度測ったら、なんとか上152・下91まで下がったので、とりあえず寝た。
頭痛やめまい、吐き気などはないので、大丈夫だろう。

今朝、起きて測ったら上147・下95。
う~ん、まだやや高め。
昨晩の190のことがあったので、念のため、レンビマを飲む前に病院に電話して状況を話した。
「とりあえず下がってはいるので、レンビマと一緒に降圧薬も飲んで様子を見てください」とのことで、そうした。

昼前にもう一度測ったら、上173・下103!!
やっぱり高いし、薬があまり効いていないみたいだ。もう1錠飲んで様子を見ることにした。
15時に測ったら、上150・下92まで下がっていたが、まだ高い。これは薬を追加すべきなのか、放っておいていいのかわからず、また病院に電話した。

今晩、160を超えていたら、もう1錠飲むこと。
どちらにしろ、明日の朝からレンビマと一緒に2錠飲むこと。それで昼過ぎに測って、160を超えていたらまた電話して、と言われた。
これまで血圧のことなんて考えて生活したことがないのでよくわからないが、上がったらすぐに薬を飲んで下げればいいというものでもないらしい。
先生の意思としては、できれば朝2錠飲むだけで済ませて、それ以上は薬を増やしたくないようだった。(まあ、私もこれ以上薬は増やしたくない)

そんな感じで今日は血圧のことでちょっとバタバタしたが、それ以外は特に副作用は見られない。相変わらず下腹部の痛みはあるが、それは以前からのことだし、痛み止めを飲むことでなんとかなっている。

今日は酒蔵の原稿に取り掛かった。長時間はパソコンに向かえないが、少しずつでも進めていかなければ。
3月中に書かないといけないのは、酒蔵の取材原稿を2本と、WEB記事を6本とメルマガを1本だけ。WEB記事は1本書くのに1~2時間しかかからないので、たいした労力ではない。酒蔵は元気な時でも1本書くのに3日かかるので、少し頑張らないといけない。それでも3月中にはなんとか書き終えられるだろう。

WEB記事の案件以外は、取引先にも「休業宣言」をしてすべて断った。タイミング悪く、新規の企業から問い合わせもあったのだが、事情を簡単に話してお断りした。新しい仕事が取れなかったのは残念だが、これで来月からはもっと本格的な療養生活ができそうだ。
それに、取引先から「復帰されたらご連絡をお待ちしています」と言っていただけるのは本当にありがたいことだ。頑張って復帰しようと思える。

夕方、下腹部に激痛が走り、かなり苦しんだ。薬を飲んで、湯たんぽで温めていたら落ち着いたが、腸が捻れたかと思った。それくらいの痛み。

今、私の体の中でいろんなことが起こっているのかなと思う。
60兆個以上あると言われている私の細胞と薬が闘ったり、協力し合ったりして、変わろうと頑張っているんだと想像してみる。
みんな頑張れー、頑張れーと、自分の細胞たちに声をかける。

夜は食欲がなく、にんじんジュースとヨーグルトだけですませた。
血圧を測ったら、なんとか140台まで落ちていたのでホッとした。
今晩から読むのは、津村記久子さんの「水車小屋のネネ」。寝る前に読書をしようという気持ちの余裕が久しぶりにできた。
やっぱり治療に専念すると決めてよかった。
大丈夫。ちゃんと良い方向に流れている。私はきっと良くなる。

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