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【治療日記8】私はすでに「奇跡の人」になりつつある!

「キイトルーダが、効いとるだー!!」

あ、興奮のあまり、らしくないダジャレを大声で叫んでしまった。
友達とも「小林製薬風のネーミングやね」と言っていたキイトルーダ。
でも、読者の皆にそんな発見を(それも今さら)大声で伝えたかったわけではない。

昨日、キイトルーダ+レンビマの治療を開始してから初の血液検査があった。1週間やそこらで普通は変化は出ないので、血液検査といっても「治療を続けるのに異常はないか」を調べるものだ。よって、腫瘍マーカーは検査項目に入っていなかったのだが、月曜日に受診した時、私があまりに「効いてる気がするんです!」と言ってお腹まで触らせるので、主治医が「そんなら腫瘍マーカーも入れとくか~」と、気休め程度に項目に追加してくれたのだった。

診察室に呼ばれ、夫と一緒に入ると、主治医が「ほんまに効いてるわ」と言う。
「ええっ!」と嬉しくて夫と目を合わせる。
「なんかすごいよ。こんなの見たことない」
そう言って主治医は血液検査結果のデータを見せてくれた。

腫瘍マーカー(CA19-9)は、前回が896という恐ろしい数値を叩き出していたのに、なんと今回は328まで下がっている!!
もう1種類(CA125)も前回初めて基準値を上回り、49.6だったのが、22.1と再び基準値に収まっている。

その他の数値もすべて悪かったところは劇的に下がっていた。
20年以上毎日お酒を飲み続けていた時でも、ただの一度もγ-GTP値が基準値を超えたことなどなく、健康な肝臓を維持してきた私だが、お酒をぴたっとやめたのにも関わらず、前回は生まれて初めて基準値を超えていたのだ。それも107というかなりの数値。(9~32が基準値)
だが、それも戻っていた。他の肝臓系の数値もすべて良く、ホッとした。

検尿もタンパクが下りているんじゃないかと気になっていたのだが、主治医に聞くと「きれいなオシッコやったよ~」と言う。何一つ問題はなかった。
なんだろう。オシッコをきれいと言われると、気恥ずかしい。(なぜ?)

「やっぱり効いてましたね!」と誇らしげな私。
「ほんまに効いてたねぇ。それも1週間やろ~?こんな早くに結果が出る人見たことないわ」
主治医はまだ信じられないようで、じっくりデータを見ている。
「あまりにすごいから、なんか落とし穴があるんちゃうかって気になるわ」とまで言う。

とにかく「すごい、すごい」と盛り上がり、血圧コントロールも強い味方を得られたので(M先生)、このまま頑張りましょう!ということで終わった。主治医もうれしそうで満足気だった。

次のキイトルーダの点滴入院は25日・26日。
それまでは血圧の薬で様子を見ながら、とりあえずレンビマ(10mg)を飲んでいく。うまくいけば来月からは20mgに戻せるかもしれないし、戻せなくても14mgにするなど、少し増やすことを考えると言われた。

なんにしろ、よかった。本当によかった。
もう一度言おう。キイトルーダは効いとるだー!!
それも「こんな人見たことない」と言われるほど、奇跡の回復を見せている。
腫瘍マーカーの基準値は≦37.0なのに、まだ328もあるのだが、それでも1週間で500以上下がるなんてすごすぎる、私。
やっぱり触った時に感じた「硬いのがなくなった!」という感覚も正しいのだと思う。きっと小さくなっているんだ。

久しぶりにニコニコしながら病院から帰る。
きっと鍼灸を8ヶ月続けて、免疫力の高い強い体になっていたことも関係してると思うよ、と私が言うと、夫もそうやなぁと言う。
すべてはつながっていて、何一つ無駄じゃなかった。
そして、自分が直感した「良くなるイメージしか湧かない」というのも、やっぱり現実になった。信じて治療を受けてみてよかったと思う。

いろんな要素はあるけれど、でも、一番に思うのは、まわりの人たちの「想い」や「祈り」だ。
毎日毎日、まわりの人やnoteのまちの人たちが
「祈っています」
「がんばって!」
「えいえいおー!」
「絶対良くなると信じてます」
「応援しています」
そんな言葉をたくさん贈ってくれていた。
言霊はある。祈りは通じる。私はそう思う。

だから、この奇跡は、私が起こしたわけじゃない。
まわりの人たち、noteのまちの人たちが、起こしてくれた奇跡だと思う。

改めて、本当にありがとうございます!!
まだ治療は本当に始まったばかり。(まだ10日やし!)
これからも私は何があっても前向きに進んで行くので、引き続き力を貸していただけるとうれしいです。

皆さん、本当にありがとう。
感謝。

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