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The Street Sliders 40th ANNIVERSARY SPECIAL PREVIEW GIG 豊洲PIT 2023.4.28.

再集結が発表されたとき、僕はこうツイートした。

LAST LIVEの「のら犬にさえなれない」を、" あぁ、この曲が終わるとスライダーズも終わっちゃうのか…" と、僕は1階南東スタンドから見つめていた。何百回(何千回かも知れない)も弾いたであろう、HARRYのギター・ソロで、ストリート・スライダーズは終わった。

僕は " 曲 " でバンドが終わったというより、HARRYのギターが幕を引いた印象が強いから、アタマに残っているのは最後の " 曲 " と共に " 音 " だった。蘭丸から引き継いだ最後のギター・ソロ。あのときのHARRYの気持ちを想像しながら、今回、再び鳴らされる最初の音を聴きたいと思っていたのだ。

再集結の武道館前に企画されたPREVIEW GIG。2000年10月29日から実に22年5ヶ月と30日。運良くこのスペシャルな夜に立ち会えることになった。会場は豊洲PIT。最初の音に触れる機会は武道館の前に叶った。

豊洲PIT
開演前、HARRYのギターとアンプ

1曲目のイントロの第1音。あの音が今の音になって僕に届いた瞬間、ココロとカラダが沸騰した。最初の音は…最初の音がストリート・スライダーズだったからだ。

オープニングから炸裂した蘭丸のスライド・ギターが最高! 僕が触れた最初のスライダーズは「Blow The Night!」だから、蘭丸=スライドのイメージが強烈に印象づけられているのと、麗蘭でも聴けるスライドはあくまでも土屋公平のプレイであり、豊洲で聴けたのが、蘭丸が弾く " それ " だったからだ。

JAMESとZUZUのリズム隊。まったく寡黙な二人だったが、たたき出された音は雄弁。最強エイトビート。

HARRYと蘭丸で分けあうギター・ソロ。そして二人のワン・マイク。時を超えて目の前に現われたこれらが、夢では無く現実という幸福。何もかもがストリート・スライダーズだった。

じゃあ、武道館で

このHARRYの言葉でスライダーズはステージを後にした。

この夜、4人のロックン・ロールを存分に浴びた僕は、シェイクに飛び乗って5月3日の武道館へ行く。HARRY、蘭丸、JAMES、そしてZUZU。じゃあ、武道館で。

豊洲PITロビーに掲示されたパネル


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