【久米島レポートvol2 大自然の中に未来の学校はあるのかもしれない】byごうすけ


久米島レポートの続き。

久米島には島留学という制度があって。

島の活性化の文脈で作られた制度で毎年10名ほどの全国から留学生を募集。島の魅力に惹かれてやってきた高校生たちは3年間、島の子どもたちと一緒に高校に通うんだって。

彼らは皆、寮で共同生活をしているんだけど、そのコミュニティがめちゃくちゃ楽しそうで、羨ましくなった。「毎日が修学旅行みたいなもんです」と誰かが言っていたけど、ほんとそんな感じ。

↑島留学の学生たちとのひととき

何よりも彼らの周りにはいい大人がいっぱいいるなぁ。と思った。

地域おこし協力隊が、彼らの体験をよりよいものにする案内役として存在していて、島を案内してくれた友人の女性もそのひとり。

彼女たちは寮のハウスマスターとして生徒たちの日々の生活を支えたり、対話をしたり、悩みながらもすごく熱く、懸命に取り組んでた。

里親制度というものもあり、生徒一人一人に島の家族がついて食事を一緒にしたりして交流することもできるそう。

交流の頻度や親密さは人によるみたいだけど、僕が話を聞いた女の子は漁師の里親がいるようで、放課後部活が終わったら市場まで行って世間話をしたり、とれたての魚をさばいてもらってご馳走になったりするらしい。(超贅沢!!)

自然豊かなこの島で3年間生活を通して、彼らは心に大きな自然愛を育むだろうし、親元を離れて共同生活をすることでコミュニティづくりや、共創の感覚を養っていくんだろうな。

何よりも、じぶんがどんな人生を生きていきたいか、たっぷりと考える自由な時間と環境があるから、きっと外側に惑わされることなく、じぶんの道を選んでいけると思う。

海辺に遊びに行くと偶然、この島留学を卒業したというカメラマン開くん に出会った。

彼は海の生物の動きに合わせて移動しているらしく、今は東京を拠点にしながら撮影に周っているらしい。彼が撮った久米島の星の写真を見せてもらったら、本当に美しくて、この星を観るためにまた久米島に来ようと思った。

13年前、高校生の僕は海外に留学することを選んだ。当時の僕は島留学をするなんて思いもしなかった。だけどじぶんの子どもには島留学を勧めるかもしれない。ゆたかな未来は自然が豊かで親密なローカルコミュニティの中にあるような気がするから。

もう高校生に戻ることはできないけれど、この地球の自然から叡智を学び続けていきたい。そしてその叡智を人と分かち合い、共に持続可能な未来を創造していくような、そんなコミュニティを創っていきたい。

この島に来て、あらためてそれがじぶんの生きる意味だなと。凄くパワーをもらいました。ありがとう!!

*この星空の動画は開くんの撮影です。


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