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オタクの誕生日と家族

誕生日 それは誰にで訪れる

年に一回はくる誕生日。
誰かに祝ってもらうか、一人で寂しく祝うか
今はネットもあり、リアル以外でもおめでとうを言い合える空間になってきている
しかも、ネットでも本名を知らなくても誕生日プレゼントを送れる世の中になってきており、非常に便利である
これは、それより少し前に起きたオタクのハプニング

オタクと誕プレ

20前半の時、時は艦これというネットゲームが流行
その中で複数人と仲良くなり、Skypeやオフ会で交流を重ねていた
(今でも交流のある人とはもう10年の付き合いになる)
そんな中で交流も深まっていき、私から誕生日プレゼントを贈った人も数人いる。

そんなこんなで時は9月
誕プレを送った一人から
「なんかほしいものある?」
祝った事は多いが、祝われたことは少ない
特にこれとはなかったが、その人の地元の食べ物をもらうことにした

「宛名は?」
ネットの人に本名も怖い
いつも送るときはハンドルネームで送ってた
でも、ハンドルネームでもらうのも何かやだな

「りんごちゃんでいいよ」

これが悪夢の始まりだった

誕生日当日

すっかりもらうことなんて忘れてた誕生日当日
時刻は19:00
部屋でくつろいでいると電話が鳴った

「〇〇急便です。今近くに来ております」

脳の理解が追い付かない
いつもなら祖母が受け取ってくれるはず
今伺いますといい玄関に向かった
玄関に向かう途中で祖母から一言
りんごちゃんなんてうちにはいないんだけど、間違ったのかしら?」一瞬で理解した
これは恥ずかしい
慌てて玄関の外に行くと、10m先の道路で箱を持ったおじいちゃんが立っていた

宅急「あなたがりんごちゃんですか?」
ワイ「私がりんごちゃんです」
宅急「こちらお届け物です。サインお願いします」

この場から逃げたい
何故りんごちゃんにしてしまったのだろう
そそくさと帰ろうとしたら
宅急「今度からりんごちゃんでも届けますね☻」
と言い、おじいちゃんがサムズアップしてる

玄関に急ぎ足で戻りながら
「絶対、宅急便やであだ名付けられるやろな」
「デブの男で”りんごちゃん”って煽られるやろな」
そんなこんなで家に戻り、親の顔も見ず部屋に戻った

中身はなんだったか覚えていないが忘れられない誕生日になった
皆さんは郵便の宛名には気をつけようね!!

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