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プロジェクト管理ツール「Asana(無料版)」を個人タスク管理に使う

Asana(アサナ)はチームやプロジェクトのタスク管理に使うツールですが、機能制限付きの無料版があり、これを個人タスク管理に使ってみたので、その感想を記載します。

Asana(アサナ)は2023年11月時点で日本語を含む14言語が選択でき、世界190か国100万以上のチームで使われているとのことです。
複数人で使用することを想定したタスク管理ツールですが、無料版は「個人的なTo-Do管理」に使うことも提言しているので期待が持てます。

Asanaを使ってみた総評

Asana(アサナ)は、今時のUIで操作しやすいという印象です。不満が無いわけではありませんが、「使える」というのが私の結論です。
私自身のタスクに割と余裕があるときに使っていたので、タスク量が増え、タスク間が関連しあうようになるとどこまで使えるかは分かりませんが。
無料版ではタイムライン、ワークフロー、ダッシュボードなどの機能が使えませんが、個人タスク管理では不要なのでこの辺りは特に問題はありません。
個人タスク管理に使う分には問題ないですが、有料版をチームやプロジェクトの管理に使いたいかというと、個人的にはよく検証が必要かなと思います。

■Asanaの動作に関する細かい感想や対処

◇プロジェクト、セクション、サブタスクでタスクを整理

無料版でも以下の方法でタスクを分類することができます。これは単純に良い点です。
・プロジェクト
・プロジェクトの中にセクションを作成
・タスクの中にサブタスクを作成

Asanaのプロジェクト、セクション、サブタスク

タスクが無くなったセクションが残ってしまう

「セクション」はタスクではないので、完了させて非表示にするという概念がなく、不要となったら削除することになります。この場合、セクション内のタスクをどうするか聞かれます。「タスクは保持する」を選択すると、セクションが削除され、中にあったタスクはどこのセクションにも所属しないタスクとなります。私的にはセクションの削除ではなく、非表示にする機能がほしいです。

サブタスクが残っていてもタスクが完了できてしまう

個人タスク管理で使う分には問題ないです。ただ、チームで使う場合は誤って完了されてしまうことが懸念されます。(規制できるかは調査できてません。)

複数プロジェクトのタスクを一覧表示するには担当者設定が必要

「マイタスク」は、複数プロジェクトのタスクをまとめて表示する機能ですが、ここに表示するためには「担当者を自分に設定する」という行為が必要です。Asanaは複数人で使用することを想定したツールなので仕方ないかなと思います。ちょっとだけ手間ですが、許容範囲です。

Asanaのマイタスク機能

◇マイタスク上では自由に並び替えができない

プロジェクト内の並び順は、フィールドでの並び替え以外に、手動で自由に並び順を変えられるのですが、マイタスク上では、フィールドを使った並び替えしかできません。優先度の高いタスクを作業する順に並べ替えたかったんですけどね。少し残念。

と思ったら、ステータスとは別に「今日の作業」「新規タスク」「後にする」という作業状態?みたいなものを指定する機能があります。これを使えば、優先度の高い作業の中でも今日作業するものがどれかを明確にすることはできました。

Asanaの「今日の作業」「新規タスク」「後にする」

一覧上でタスクを完了できるのは「個人タスク管理」的には良い

Asanaは、一覧上に表示されているチェックマークをクリックするだけでタスクを完了にできます。個人のタスク管理的には簡単操作で良いかなと思います。ただ、チームでAsanaを使う際に何のコメントもなく完了されてしまうのはちょっと管理上、困ります。誤って誰かがタスクをクローズしてしまうことも懸念されます。

Asanaの一覧表示画面

ステータスは「完了」か「未完了」しか選べない

これは無料版だからだと思ってますが、タスクのステータスが「完了」か「未完了」しか選べません。「保留」だけ作りたかったんですけどね。

◇コンパクトモードを使えば表示量を増やせる

今時のデザインで見やすいといえば見やすいのですが、余白が多く、一画面に表示される情報量が少ないのがあまり好きではないポイントです。と思ったら、「コンパクトモード」というものが用意されており、コンパクトモードに設定すると、予約量が少なくなりました。

一つのタスクが複数プロジェクトに所属できる。

これは「そんなこともできるのか」と思ったので書いてます。個人タスク管理では使うことはないと思いますが、大規模プロジェクトではそのような需要もあるかなと思います。

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