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【マシュマロ返答】イラストレーターとして独立したい

ひさしぶりのマシュマロ回答です。よろしくお願いします。


イラストレーターとして独立したい

長文なのでChatGPTでの要約も置いておきます。

このメッセージでは、イラストレーターのpさんが自身のセルフブランディングやファン獲得について相談しています。pさんはイラストレーターとして独立することを目指しており、SNS上での活動を通じてフォロワーを増やし、単価を上げたいと考えています。具体的には、毎日イラストを投稿し、リプライに積極的に返信したり、タグを利用して興味を引くような活動を行っています。他のアーティストからは、自身の個性や画風を強調して売り込むことが重要だとアドバイスを受けたようです。
pさんは私のセルフブランディングを参考にしており、フォロワーを増やすためのアドバイスを求めています。ただし、具体的なURLは提供できないとのことで、XのDMで情報を送るつもりだそうです。彼らはアドバイスを得て、自身のファンベースを拡大しようとしています。


目的(≠目標)を設定しよう!

まずは「なぜ?」を突き詰めて自分が理想としている姿や行動が何に起因するものなのか明らかにしましょう。


こういった相談を受けたときに私が思うことは2つあります

・なぜ絵で生計を立てたいのだろう
・なぜ私に聞くのだろう

今回はマシュマロの内容にもあるように私の活動を参考にされていてその真意と今から将来に至る展望を参考にしたいのだと予想しています。
このように私も質問者さんがなにを理想としているのか、なんでこういった行動を取ったのか、それらが何に起因するものなのかをある程度あたりを付けて行います。


はじめに

自分の特技や好きなことを主幹に据えた人生を構築していきたいのなら、それは万人から理解も共感もされる素晴らしい考えです。
でもみんながそれを求めるのになぜそれは実現しない、なぜ多くの方はそこに至り得ないのでしょうか。

それは「好きなこと」「得意なこと」に対応するもう一つの判断軸「必要とされること」が欠けているからです。

使い古された観点ですが、キャリア(お仕事を軸に見据えた人生とします)は「好きなこと」「得意なこと」「必要とされること」の3つの軸からなることが多い(そう考える方が都合が良い)です。

まずはこの3つを含む目的(あり方)を考えましょう。
目的なくしてフォロワーを増やす、収入を増やす、個展をするなど具体的な目標の設定はありえません。


3つの観点の見出され方

とはいえはじめから3つを完璧に満たす目的は難しいと思います。
なので一般的なお仕事人生の進み方とそれに対応した3つの観点の見出され方についてお話しします。


新卒入社する方のお仕事人生を見てみます。
新卒の方は主に若さ、いわゆるどんな人間にもなれる可能性や適応力が価値だと見られています。これらは「必要とされること」に相当します。

当人の「好きなこと」は求められていないことが多く、また「得意なこと」も企業のあり方とは合っていないことが多く、この段階ではそれぞれ「好きなこと」「得意なこと」はないと見なされ周囲からは「必要とされること」にあった扱いをされることが多いです。


続いて入社3-5年目くらい。
若さで手に入れた機会、機会による経験で「好きなこと」「得意やこと」が自分自身にも、周囲にも少しずつ見つけられたり伝わったりします。これに伴い部署移動や転職が選択肢に入る時期です。

このときのおすすめは業界と職種のどちらかを固定して、もう一方を変更することです。必要とされることを保ったまま、好きなことか得意なことを伸ばすのに適した環境へ移ることができます。


社会人6-10年くらい。
今の私がそのくらいなのですが、うまくことが運んでくれると好きなことや得意なことで過ごしているようにみられます。
多くの人は「好きなこと」「得意なこと」「必要とされること」を含んだキャリアを思い描けていなかったり、実際にそういったキャリアを歩んでいる人を見たことが少ないはずです(そんなものはあり得ないと知覚すら遮断していることも多いです)。

もちろんここに至ったから好きに生きていけるとか、好きなこと(のみ)をして生きていけるとは限らず、客観的にみると企業で必要とされることをやっていた時期よりもしんどいことをしているときの方が多いはずです。

それでもなぜやるのか、やっていけるのかの理由は、はじめにあげたように目的が当人の中ではっきりとしているからです。


「好きなこと」「得意なこと」で生きていくには

おそらく質問者さんやそれに準ずる似たような質問をしてきた方々は3-5年目のいろいろと見えるものが増えてきた頃か、6-10年に差しかかり自分の「好きなこと」「得意なこと」が自分のキャリアに与える影響があまりにも小さく、それをなんとかしたいと感じるようになってきた頃なのだと思います。

かなりの精神論になるのですが、「自分が真に望むものならどんな困難があっても手に入れられる」といった使い古されたフレーズですが、これはマジです。自分にとっての価値があるものなら、それに見合った(と思える)困難も受け入れられるというのが人間の精神には備わっています。


大事なのは自分の大切にするものが「好きなこと」「得意なこと」「必要とされること」のどこに重心を置いたものなのか理解した上で、それを活かすにはどうしたらいいのか考えることです。実現の過程で意識するものは「好きなこと」なら理想、「得意なこと」なら現実、「必要とされること」なら人とのつながりです。それぞれに特異的な構造があり、応えるべき場面があります。

まずは新卒入社する方のお仕事人生の例で見たような「好きなこと」「得意なこと」「必要とされること」について自分の経験で覚えた感覚について言語化することをおすすめします。

その後はなぜそう思うのか、今後どうしていきたいのかを毎月振り返り(定期的)を通して言語化する習慣を持って、自分の無意識を意識していくことです。それによって具体的にやることがわかり、そのときどきに応じた対応ができていくでしょう。

これに間違いはなく、完全、完璧なんてものもありません。あなただけの最適を求める行為です。誰にも邪魔されませんが、あなたがやらない限りは誰にも進められません。やってみてください。


まとめ

目的を設定するために

・自分の「好きなこと」「得意なこと」「必要とされていること」を知る
・その上でどれが特に大事なのか感じ取る
・今後どうしていきたいのか言語化する
・現在どんな状況なのかを毎月(定期的に)振り返る
・それにあわせて具体的なやることを変えていく

目的ははじめにきっちりと決めきる必要もないですが、決めて、状況の変化に合わせてアップデートし続けていくと自然と定まっていくはずです。


みなさまの活躍を応援しています。



おわり

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