数字でみる2023年のふりかえり

いつも応援いただきありがとうございます。びねつです。
今回は「今年のふりかえり」をします。

ただ単に感想のようにふりかえるのでは私に興味のある方にしか面白くないと思うので、切り口を私の視点に合わせつつ、多くの方にわかりやすい「数字」の観点から書いていきます。

各数字は何も自慢や自虐のためにあるのではなく、みなさんから見た私、びねつの印象とその実態を事実を通してすり合わせしたいと考えてのことです。

私の活動実態(スタイルや戦略ともいえます)を参考にされる方、興味を持って読み取っていただける方がいれば何よりです。

よろしくお願いします。



イベント参加に関する数字

イベントへの参加回数→ 13回
展示への参加回数→ 8回
イベント・展示トータル参加日数→ 157日
イベント総参加料→209,050円

イベント総参加料/イベント・展示トータル参加日数
→イベント1日あたりの参加料→ 1,332円


私は常日頃、自分の作品が鑑賞、購入できる開かれた場所を求めています。なのでイベント・展示トータル参加日数が157日とのことで、年の半分に行かないくらいはずっとどこかで展示や販売がされている状況を作れたことに少し自信を持てました。意識的にやれば蓄積のない今年からのぽっと出作家でもなんとかなるものだなとも思えました。

そのための参加費用ですが1日換算1,000円超えでした。実際の活動に習慣のように組み込むのなら、1日の利益が1,000円を超えるようにできないとイベントに出ようとは思えませんよね。
これを高いと感じる方もとりあえず高いと、とにもかくにも1日1,000円は高すぎると感じるのではなく、基準があってのものだと思います。
それは主に元がとれるかどうかが焦点だとも思います。

そのためにできることはなんだろう?500円のステッカーなら二枚以上は売れないとな、とか考えて逆算してみるといいのかもしれません。
自分は利益率が高くて個数が売れるものと、利益率が低くて個数が売れないものの理由を踏まえたうえで配分を変えていました。


グッズ販売の収益

コミティア総売上(3回分)→445,400円(1回あたり111,350円)
オンラインショップ売上→537,814円

※公表できるものだけになります。

コミティアは開催頻度と一日の拘束時間の割にとても実入りがいいです。
サークルに割り当てられるスペースが狭いですが、それだけに会場の広さの割に多くのサークルが参加し、それを目当てにくるお客さんも多くなります。個人的には作家の知名度や人気度の高さよりも、作家の密度が高いことがイベントへの参加を決めるための大切なポイントになります。

初めて自分の作ったものをお出ししたいと考えるのならコミティアはとってもおすすめです。イラスト本、アクキー、ステッカーの構成でいつも行っていますが、安定して10万円ほど売上げることができています。新刊は一年に一度でも結構です。一年かけてその年の新刊をスペースにくる方みんなに持ち帰っていただく気概でやっていました。


グッズ関連発注費用

グッズ発注金額→1,034,313円

肝心のグッズ発注費用ですが約100万円でした。
上記のイベント売上では発注費用には及ばないのですが、記載できていないイベントの売上やクライアントワークの収入もあるのでなんとか赤字にはなっていません。

グッズ発注の中でも特に注目すべきは画集「ましかく(1)/(2)」の発注数です。

画集発注費用→289,202円
画集発注数→約350冊

全体の30%ほどが画集の発注に使われていて、発注数はなんと350冊。
委託販売もなくはないですが常設の委託先はなく、販売のほとんどは自分で参加したイベントでの手売りです。
画集は活動開始時から今に至るまでの、自分の作家人生がそのまま形になったものといっても過言ではありません。それだけに自分の手で、ここまでたくさんの数をお渡しできたことが、またたくさん方々にお取りいただけたことがうれしいです。


加えて名刺の発注は

名刺発注金額→32,505円
名刺発注数→2,500枚

イベントなどの対面での機会に欠かせない名刺ですが、なんと2,500枚も発注しています。基本的にデザインを変えずにずっと同じものを使い続けているのでその発注のほとんどがデッドストックになることなく配り終えたものです。

画集とも共通しますが、作家の顔代わりとも言える名刺を自分の手で、ここまでたくさんの数をお渡しできたことが、またたくさん方々にお取りいただけたことがうれしいです。

名刺に関するこだわりというか、単純な好みなのですが、紙の素材感がありながらも印刷面にも存在感がくっきり浮かぶ、その対比が映えるという理由でヴァンヌーボという高級紙のナチュラルカラーを使用しています。発注先によりますが100枚で2,000円するところもあります。が、私は大量発注することで上記のような価格で発注できています。

デザインもそうですが、紙に関しても、というより名刺に関する明確な役割を持って完成させられたのならそこまで何度もデザインや紙、発注先の選定をしなくてもいいのかなと自分は自分の名刺に対して考えています。

ただ、自分の作風や活動の与える印象は良くも悪くもかなり完成されたものだと思うので、もっと幅や深まりを明確にお伝えしていきたいとも感じます。


来年からの活動

来年は自らの作家業と関連させて、作家さんが継続的な活動できるようにいろいろと模索探求していきます。


基本的にフリーランスの生計の立て方としては、企業様からの案件をいただくか、自分のコンテンツを売りに出していくかが主なものかと思うのですが、今年の活動を通して思ったのは、私の性格と作風を理由として企業様からの案件を求めてそこへ合致する作品を出していく、あるいはポートフォリオをもって営業していくことは非常にむずかしいと感じました。

なので来年は自分のコンテンツを商業に耐えるものへと鍛えることを活動の方針として進めていこうと考えています。具体的には作品のアパレルやグッズへの活用、LINEスタンプの公開、動画コンテンツの公開など作品の活用をより盛んにしていきます。


また、ゆくゆくは商業展開の経験を元に他のクリエイターさんのコンテンツの展開も支援できればと考えています。

来年5月のデザフェスでは作家さん60名ほどのステッカーを販売する企画をしています。これは一過性のものではなく来年中に固定テナントを構えて都内を中心に店舗展開していく予定です。

こちら(https://note.com/bnt369/n/nbb5dd813adc0)の記事でも語っているように、今後は作家さんの活動基盤の確保に関わることをより活発にしていきます。自分自身の活動も作家さん全般に関わる活動基盤探索の側面もあります。

私は作家の制作環境の向上、それに連なる理想的なキャリアの実現のために自己の活動を通して培った経験や見出した能力を提供していきます。私一人の力や願望では行き詰まることは間違いないので、みなさん(あなたです)のお力をお貸しいただきたく思います。

この活動に興味を持ってくださる方を歓迎します。よろしくお願いします。

最後までお読みいただきありがとうございました。



こちらでご支援者様の募集をしています。

また、それぞれに合った形でのコラボレーションも常に募集しております。明確なご希望や企画はなくとも、お気持ち等がございましたら気軽にお声掛けください。よろしくお願いします。


終わり



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