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第55回理学療法士国家試験PM19


解説

装具の過去問の解説です!
使っていただけると幸いです!

BFO(balanced forearm orthosis):機能障害により上肢のコントロールが困難な方で、主に机上(きじょう)動作におけるADL拡大のための装具。
前腕を支持し上肢の重さを軽減させ、弱い力で上肢の動きを引き出す自助具(非装着式上肢装具)。

虫様筋カフ:尺骨神経麻痺(低位型)で生じる鷲手の適応。MP過伸展予防、手内在筋麻痺による縦アーチと横アーチの異常補助する。

短対立装具:正中神経麻痺(低位型)、C6機能レベルが適応。母指と示指(他4指)の対立肢位を保持。短母指外転筋の代償で、母指を対立位に保持し把持動作を改善することである。

手関節駆動式把持装具:C6の損傷。手関節を屈曲伸展させることでテノデーシス作用により把持(3点つまみ)を可能にするもの。

コックアップ・スプリント:橈骨神経麻痺(高位型)。3点固定の原理を利用して手関節背屈保持、MP伸展保持、母指伸展対立保持を行う。手関節40°背屈させ伸筋腱を弛緩、屈筋腱を緊張させる。手掌パッドを第2中手骨中央部に設定する。

背側骨間筋:第1~5中手骨に対向する面ーー第2~4指の指背腱膜を介して基節骨底・中節骨底・末節骨底。尺骨神経C8T1

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