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現場視点とマネジメント感覚。

2021シーズンからマーケティング部と同グループで管轄になった広報グループの責任者を兼務することになりました。

今シーズンは更に現場に行きまくるシーズンになります。
なぜなら、現場を知らない管理職は正しく課題を認識して適切な意思決定ができない(と思う)から。

もちろん、現場を知らなくても判断しないといけないシーンは多々あるのですが、仕事において現場の視点を持って、ファクトを元に決断することは大切なことだと思います。

新卒で入社した化粧品会社でも、美容部員さんのいる店頭でコミュニケーションを取り、そして実際に化粧品はクレンジングやファンデーションまで自分で使ってみたりしてました。また、広告代理店時代はクライアントを知るためにドラッグストアや百貨店のカウンターでウロウロしてお客さんの様子を観察したり(笑)
プロサッカークラブではホームとアウェイ、自クラブ以外のスタジアムもto Cの観点で視察に行っています。

現場でしか見ることのできない顧客の表情や、日々移り変わる物事やトレンドの変化、微妙なニュアンスを知って初めてポジティブな判断ができる。

という前提のもと今年は、広報も関わるのでまずは現場を知るため、サッカークラブの現場の最前線であるトップチームのトレーニングキャンプに初めて帯同してきました。
(開幕前でバタついて、書き始めてからめちゃくちゃ時間経ってしまった)

2つの軸

プロサッカークラブで大切な現場の視点として「チーム」「サポーター(応援してくれる人・街・ステークホルダー含む)」の2つの軸があると思います。

仕事の向き合いとして、強化部・事業部と分類され別軸で語られることも多いですが、実は別軸で考えるだけではいけない、ただし同じような感覚で捉えてはいけないことが多くあると感じました。

キャンプや練習・トレーニングマッチに帯同して1番感じるのは、チームが想像以上の規律の中で行動していること。また、各所で先々のことまで想定して、緻密に計画が練られていること。

若い組織でよくありがちな、調整前提でイレギュラー案件が入り込む隙は中々無いなと。機動力があって案件をどんどん持ってこれるのはもちろん大切だけど、相手の状況を把握せずに持ち込むことは、互いの感覚値の乖離が発生している状態だと言えます。

そこで大事になってくるのが、提案する側の丁寧なオリエン準備と調整し受ける側の理解、お互いの歩み寄りとそれぞれのレベル自体を高めることです。

現場で関わり合う各部署間の感覚値や温度差を理解して、事業と強化の距離をより近付ける役割となることで、横浜FCというクラブの勝利に繋がる仕事をすること。

勝利に繋がる仕事とは、世に出ていくアウトプットを充実させて選手を輝かせること、魅力的なスタジアムづくり、ホームタウン活動を通じた地域へ根ざした活動でファンを増やすことによって実現できます。社内の細かい気のつかいあい以上に、ベクトルは外側の顧客へ向けて良いアウトプットをする姿勢でいることが大切だと思います。そうすることでファンが増え、収益拡大に繋がり、事業側がチームの勝利に貢献できると言えるのかなと。

そこを繋ぎ、動かす役割を担えるのが現場視点を持ったマネジメントの存在です。

プロフェッショナルとは

専門性の高いスキルを持つマーケティングのプロ、経営のプロなどを「プロフェッショナル」とも言うけど、スポーツ選手の「プロフェッショナル」はスキルはもちろん、より規則・規律とメンタリティ、考え方など含め「勝利のために何ができるか」という明確なゴールを念頭に365日サッカー人として考え、行動していくというのが似て非なるところだと思います。

その姿にファンサポーターや子どもたちが夢を抱き、憧れの眼差しを持ち、感情移入し応援してくれることに繋がります。

とはいえプロサッカー選手である前に、人として、社会人としてという前提もある中で、様々な制約と世間の目に晒されて過ごしている選手は、当然センシティブになるタイミングもあるので事業側としてはしっかり選手を守る役割(事前に想定しリスクヘッジをする事)も求められる要素だと思いました。

〇〇すべき、〇〇であるべき、だけではなくチームや選手は生き物なので微妙な機微や変化があって当然という前提で都度対応する準備をしておくことがプロフェッショナルとも言えると思います。

今年は、広報チームでも「プロフェッショナルな広報。勝利につながる仕事をしよう」という目標を立てました。選手と強化スタッフだけでなく、事業側もチームのために、勝利のためにできることは探せばいくらでもあります。

いよいよ1週間後に迫った #Jリーグ開幕
チームを知ろうとすること、サポーターを知ろうとすること、そこを絶妙なバランスで繋ぐような仕事を目指していきたいと思います。

今シーズンもよろしくお願いします!

#yokohamafc #横浜FC #Jリーグ #広報 #プロフェッショナル #マーケティング #フロントの仕事ぶりとチーム成績は見えない糸で繋がってる

よろしくお願いします🙇‍♂️