通年ナイター開催の蒲郡。独特な実況でお馴染みの当地ですが、その特徴と言われてたくさん列挙できる人は少ないと思います。

　公式が出している水面特性もこんな具合です。スピード戦とは主に「スリット先行からぶん回す」ような立ち回りを指すので、要するに3コースのツケマイなどがしやすい、という意味になります。
　しかし全体で見るとイン逃げ率はそこそこで、逃げも軽視できません。間をとって1-3や、インと3コースが喧嘩して2-1など、展開予想は複雑になってきます。

　24場別に戦略を書いていく当記事のスタンスは、常に「特徴よりもその先」です。水面特徴や当地巧者などは一次情報で、オッズにはその度合いこそ差がありますが、基本的には織り込まれていきます。
　大衆の想定を利用して回収率を上げる。蒲郡はそんな投票戦略の基本を学べるいい競艇場です。

※当記事で書いた情報のうち、回収率向上に役に立つとあるものを「蒲郡周年記念」の間に追記します。そちらもお楽しみに。