春日の結婚

オードリーの春日が婚約を発表した。

一年ほど前の私なら「へえ」ぐらいだったと思う。しかしこの十ヶ月ほどで私は毎週欠かさずオードリーのオールナイトニッポンを聴く立派な「リトルトゥース(番組内でのリスナーの呼称)」になってしまっている。結婚相手となる女性はラジオで散々いじられてきた「狙ってる女(春日は決して彼女と認めない)」ことクミさん。金曜日の朝にLINE NEWSで春日の婚約を知り、ぐわっと込み上げて来るものがあった。

だから、久々に、何でもないブログを書かずにはいられなくなっている。

去年の7月末、アイスランド旅行の荷造りをしている時に気まぐれにradikoのタイムフリーで聞いたオードリーのオールナイトニッポンで涙が出るほど笑い、テレビで見る二人の印象が逆転し、こんなに面白いなら他の芸人もきっと…と、バナナマンとおぎやはぎも聴き始めた。

それからというものの、私の日々は輝き始めた。面倒な家事もラジオを聴きながらなら楽しいし、スマホを見る頻度が減って眼精疲労も緩和されたし、冬と春は通勤中の電車でマスクの下で笑っている。笑いながら仕事に向かえるなんて…最高ですか?最高です。
何よりこの3組をテレビで見たときの愛らしさったらない。普段テレビで見せない姿を知っているせいで勝手に心の距離が近くなってしまう。話し方がおぎやはぎみたいになってきたと言われた。これはどうだろう。

特に、オードリーのラジオは土曜になると「今夜だ!明日の通勤で聞こう(やっぱり夜は眠いのでradikoのタイムフリーで聞いてる)」とワクワクする。番組内での「おなじみ」が分かるようになるとこれまた楽しくなって、そのうちの一つが「狙ってる女」ことクミさんだったから、世のリトルトゥースはみんな昨日すごく込み上がったに違いない。

聞いてるうちに馴れ初めなんかも気になって、最近は会社のお昼休憩中に屋上でYouTubeに上がっている「狙っている女トーク集」を聴きながら一人ゲラゲラ笑っていたり。若林がどんな文章を書くのか気になって友達からエッセイ集を借りてみたり。そんな中での春日の婚約のニュースだった。

実はもやっとしたものもこみ上げていた。

「ようやくゴールインか〜めでたいな〜交際年月…10年!?」

ラジオで聞く限り5年ぐらいと認識していたので、これまでのトークのどこからどこまでが本当だったのか、一瞬春日が信じられなくなって…カスミン…うう。しかも記事には「若林も10年とは知らなかった」とあり、若ちゃん…うう。エッセイで若ちゃんの心の闇が想像以上に深いのに驚いていたところだったので、どちらかと言えば若ちゃん派の私は若ちゃんの心配ばかりをしていた。いや、二人が好きなんだけどね。

何はともあれ、サプライズプロポーズをした番組がYouTubeに上がっていたので、どんなだったか見ようじゃない。

見ました?

めちゃくちゃ良くなかったですか?

この胸がぎゅーっとなって心がドバーッとなる体験のために、1年弱とはいえ着々とリトルトゥースの道を歩んできたんだなと私は悟りました。行けなかったけど10周年の武道館ライヴといい、たまたまオードリーの集大成といえる年に向かって、私は二人を好きになれたんだなって。

もちろん、私の心配は若林さんの号泣で綺麗さっぱり流れ、今は跡形もないです。オードリーの二人は知れば知るほど不思議な関係なんだけど、単純じゃないから素晴らしい。

若林さんのエッセイ集「ナナメの夕暮れ」を今朝電車で読み終えて、会社に行くまで歩きながら何となくYO-KINGが聴きたくなって、Spotifyで人気曲を流してると「Hey!みんな元気かい?」で「心の友達よ」と何度も言っていた。この曲って30代とか40代とかそこそこになってから染みると思うんだけど、「心の友達」の意味も最近ようやく分かってきた気がするもんな。

若林と春日は仕事外では全然話さないらしいから、元々「友達」でも大人になってからは「相方」で、でもやっぱり「心の友達」なんだろうな。とか思って、若林の号泣を思い出して、天気も最高だし、久しぶりにブログでも書きたくなったという今日。

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