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4日目前編:アイスランド南部(ヴィーク~ヴァトナヨークトル氷河)

昨夜の晩御飯が物悲しい感じだったので朝食ビュッフェに気合を入れて臨んだけど、いかんせん毎朝ほぼ同じようなものを食べているのであまり記憶にない。この日は結構予定が詰まっていたので、あまりゆっくり出来なかったのもあるかも。


Solheimasandur Plane Wreck(砂浜に不時着した飛行機)

宿の近くに40年以上前に砂浜に不時着したアメリカ軍飛行機があるとのことで、「ここに行かなきゃ私らしいアイスランド旅行とは言えない」と意志強めのおねだりで、説得して付き合っていただきました。ワンダースポット好きには有名な場所で、廃墟好きの血が久々に騒ぐ~!

駐車場はリングロード沿いにあるからすぐに分かります。

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この道をひたすらまっすぐ1時間歩くと墜落した飛行機があり、また1時間ほど来た道をまっすぐ歩いて帰る。駐車場にトイレは無く、もちろん1時間歩いた先にもトイレはございません。そういえば宿からここに向かう道にもトイレらしきものは無かった。ここへ行く予定の方は、トイレの利用とカフェインの摂取は計画的に…。

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ハネムーンとは思えない険しい写真ですが、歩くのみです。

道中、「ダジャレの源泉垂れ流し温泉」と名付けられし夫の才能が開花して延々と話しかけられ続けるが、喋らず黙々と歩いて体力を温存したい私と、才能に付き合ってあげたい私が葛藤する。

また、観光地化が進んで整備されていると聞いていた砂利も、歩き進めると段々いびつに。その時の私の心を表したかのような強風と小雨。この状況下で不機嫌にならないことで二人の愛が試されている感ある。

私は行きたかった場所へ行くだけだけど、付き合わされた夫が終始ご機嫌でダジャレを言い続けているのを見て「この人の懐が深さはどうなってるんだ」と感動した。
あと夫も廃墟好きなので付き合ってくれたあるので、感性が近いのって大事だなあと今更ながら痛感。そういう意味では愛と信頼が深まったとも言えるかも、ね!

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見えてきましたよ。

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めちゃくちゃかっこいい…。

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割と自由。中も入れる。あと風すごい。

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さ、帰りますか…
大陸に向かって歩くので、帰りの方が景色は楽しい。

帰りこそはNOおしゃべり宣言をして一人ラジオを聴きながら歩く。実はこれをすごくやりたかった!非日常な景色を見ながら日常の中にあるラジオを聞くの、楽しそうだなあって。このために日本でバナナマンのバナナムーンGOLDをたくさんダウンロードして来たのだ!

実際すごい楽しかった。この時聞いた日村さんのお父さんがダイビングで鼓膜破れた話めっちゃ覚えてる。

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グフグフ笑いながら歩いていると駐車場が見えてきた。終りなき旅は無いのだ。そして薄々勘付いてはいたけれど膀胱がパンパンだ。

ワンダースポット好きにはぜひ訪れて欲しい場所だけど、一番歩きやすいシーズンの夏ですら雨風厳しく、いや日照りの方がキツかったかも。
その中をひたすらまっすぐ歩く苦行の果てにあるのは墜落した飛行機!オンリー!なので、そういうのに興味がない人と行ったらケンカになる可能性大です。そして、一番の敵は孤独です。私たちの前をラテン系の家族が笑いながら歩いてたのはかなり頼り甲斐があった。


アイスランド最南端の町、ヴィーク

さらに車で20~30分ほど進んだところに、アイスランド最南端の街…村、ヴィークがあります。観光名所があるので栄えてるかな~と思ってたら、割とこじんまり。観光客と観光向けのお店スタッフ以外は見かけなかったのでは?

体も冷え切ったので昼食をとることに。適当に入った、ファーストフードショップっぽいお店でラムスープとハンバーガーを二人で分けました。

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ここはレジでオーダーして、番号を呼ばれたら自分で取りに行くフードコートシステム。安いし美味いしで満足度が高かった。何より前夜から暖かい食べ物に飢えていて、加えて初めてのラム肉で(アイスランドのラム肉は美味しいことで有名)染み入ったのもある。

お腹も心も満たされたところで、せっかくなので観光名所のレイニスフィヤラ海岸へ。駐車場付近には新しそうなレストランやお土産屋さん(もちろんトイレもね!)があり、リングロードを回っていると島の端々で観光バブルを感じます。

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右見ても左見てもすごい。あと人めっちゃいる。

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一番目玉のレイニスドランガルのみの写真を取り損ねていたので、夫のお尻入りで失礼します。

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夏は運が良ければパフィンが見れる!これはきっとパフィンだよね。

ここの海岸は波は引きずり込む力が強く、注意書きの看板には「Watch your children」「Deadly Sneak Wave」という警告とともに、実際に人が波に飲まれている事故の写真が貼られていました。デッドリー…

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