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4日目後編:アイスランド南部(ヴァトナヨークトル氷河~ヘプン)

ヴィーク からヴァトナヨークトル国立公園へ猛ダッシュで

日本から予約していた氷河ハイキングに参加するため、ヨーロッパ最大の氷河ことヴァトナヨークトル氷河へ。昼頃にヴィークをトイレを済ませて出発し、15時半に国立公園のビジターセンターに着かなくてはならない。間に合うかヒリヒリのドライブだ!

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道中の景色。ただの景色が最高です。

レイキャビクの反対側に向かうほどにアイスランドが本領を発揮します。アイスランドへ行く人は絶対にレイキャビクだけで終わらないで欲しい。

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「この山の向こう側はどうなっているのかなあ…」とこの時は思いを馳せていましたが、思わぬハプニングで翌日知ることになります。

何とかジャストタイムに到着(夫よ、何度でも言うぞ!お疲れ様)。
Google Mapの経路で出てくる所要時間は「どんだけ飛ばしてこれやねん」なので、あまり信用しすぎないように。遠距離だと普通に倍ぐらいかかったりします。


氷河まで歩いて、氷河から歩いて ×2

集合して、ガイドさんによる服装チェックから始まります。参加していた韓国人の女の子二人組が普通の軽装で来ていたので「大丈夫かしら…」と思っていたら、靴や服を貸し出してくれていた。安心だね!

でも、めちゃくちゃ慣れない道をたっくさん歩くので、自前のハイキングブーツ必須です。もっと前の段階で言えば、自分に合ったハイキングブーツ選び大事!私は出発前に鬱になるぐらい調べ尽くして試着し尽くして結構高いものを買ったけど、アイスランドでその対価以上の価値を発揮してくれました。

集合場所でハーネスを装着して(装備系はガイドさんがしっかりチェックしてくれます)、ワゴンに乗せられてがっこんがっこん揺られて、見る見るうちに景色が変わり氷河ハイキングのスタート地点に到着。

スタート地点から氷河に向かって30分以上歩きます。ツアーにはガイドさん一人に、ラテン系の女性二人組、韓国人の女性二人組、私たち夫婦が参加。置いてかれないように無心で歩いたけど、あのハイキングも何気にすごい良かった。自然に近い場所なので道はすこぶる悪いです。

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氷河の入り口に到着!「『KID A』のジャケットじゃん」と感動したけど、さっき見比べたらそうでもなかった。でも超かっこいい!痺れる!最高~!!!!

ここからは足元が氷になるのでアイゼンを装着。アイスピック片手に出発です。
「こんなんで本当に氷の上歩けんの?」と疑心暗鬼で歩き始めたものの、一歩一歩しっかり氷を踏みしめれば全然滑らないし、ザクザクした感覚がとっても楽しい。私、氷河ハイキング趣味にしたい!宝くじが当たって金持ちになったらアイスランドの氷河ハイキングを趣味にしたい!

ちなみにここから先は「写真撮っていいよ」と言われるまではカメラ禁止。撮ってる人がガイドさんに「撮ってねーで早く歩こうぜ!」と怒られてました。注意!いのち大事!

ザクザクと氷河を歩いて行く

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めちゃくちゃかっこいい

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見下ろしてもかっこいい

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あの手付かずな緑色の部分めっちゃ気になる。

「ハーネスはこの為でしたか」というアクティヴィティがこちらです。

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神秘的<ちびりそう

ちなみにこの氷河はかの有名な「氷の洞窟」が体験できる場所。冬季限定なので今回は見れません。どっかにある偽物なら年中行けるらしいけど…やめてくれアイスランドで偽物なんて!

小さなクレバス?を跨ぎながら歩いたり、奥に行けば行くほど「あれ?これ足滑らせたら…死ぬ?という事でよろしいでしょうか?」という場所多々あり。

初心者向けのツアーといえど、体力に自信のない方にはあまりおすすめできません。まあ私がいけたから大体の人がいける…?気もする…でも私と氷河の相性抜群だからな…。

氷河を終えてアイゼンを外し、また普通の道に戻り(つっても足場は悪いしボロボロの吊り橋みたいなのも渡ったぞ。聞いてねえぞ。)、出発地点にワゴンを見つけて「やったー!終わりー!」と思ったら、ガイドさん同士が何やら話し合って、ワゴンには乗せてもらえなかった。全員「何だよそれ!何だよそれー!」というムードになりつつ、20分ほど歩き続け、ようやくワゴンに乗り、国立公園に戻り、車に帰ってきました。

氷河~国立公園の道が悪すぎてワゴンで酔って一回ここで死ぬんだけど、道中の景色はすごかった…氷河はもちろん、アイスランドの景色全部最高すぎる。


世話になりっぱなしの「Guide To Iceland」

参加したツアーはこちら。全体で2時間半とのことですが、4時間ほどかかりました。

ツアーは英語オンリーです。私はガイドさんが話す氷河豆知識は一切理解できなかったけど、夫がふんふんと聞いて私に通訳してくれて感動。したけど、後で聞いたら夫の推理でした。ツアー参加者の中で我々の圧倒的な英語のできなさにちょっと落ち込んだよね。私の英語は旅先でギリギリ死なないレベルです。

現地ツアーの予約は「Guide To Iceland」を介して行いました。ページは日本語対応なので熟読してから参加しような!なんせ街でも日本人を見かけないので、日本語ツアーはビジネスとして成立しないんだろうな。あっても日本のハイシーズンだけだと思います。そもそもあるのかなあ。


アイスランド南東部唯一の都市、ヘプンへ

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一行はヘプンの宿へ!これで20時か21時ぐらい。白夜の観光は相変わらず無敵!

ヘプンには宿の選択肢が少なく、旅程の中で一番高いお宿になりました。
朝食付かずに、宿泊費だけで一人2万円弱!ヒエ〜!
でもお部屋のクオリティも一番高く、新しくてどこもピカピカ清潔でした。

ここは鍵番号を事前に知らされていて、デスクを介さず勝手に入って勝手に帰っていいシステム。何かと後ろ倒しになりがちなこの旅程、チェックインを気にしなくていいのは助かります。

アパートメントと言うだけあって、キッチン、電子レンジ、冷蔵庫、調理器具や調味料も完備されている。近くのスーパーへ行くには遅かったので、日本から持ってきた塩ラーメンをさっと作って食べる。美味い、日本食はすごい。

着いた頃には体が冷えきっていたので、着くなり浴びたシャワーとこのラーメンがめちゃくちゃ染み入ったのをすごく覚えてる。暖かい飯に飢えていたのもあるかと。

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単純な移動距離はこれだけど、間に氷河(緑色の中央部分)寄ってるかんね。アイスランドの中で一番忙しい一日、これにて終了!

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