日本初!女子中高生7名が初心者でプログラミングコンテスト世界大会に参加した結果

こんにちは、NPO法人みんなのコードで小学校プログラミング教育を推進してるNPOで採用活動などなどをしているアイヴィー(@ivy_sayaka)です。(仕事はアイヴィーというミドルネームで呼ばれています)

今日は仕事以外の時間でこの1年間ほどやっていたことについて報告します。

2017年12月から、全世界で15,000人の女子中高生が参加した女子中高生向けのスタートアップ・コンテスト(ビジネス創出・アプリ作成・ピッチビデオ作成)へのチャレンジであるTechnovation Challengeを実施しまして、先日メンター方へのお礼と報告会をクローズドで実施しました。

Technovation Challengeとは?

米国のSTEM教育系NPO「イリデッセント iridecent」が2010年から主催しているコンテストで2018年度で8回目の開催となります。世界の10〜18歳までの女の子たちを対象に、これまで78カ国以上、15,000人以上の女の子たちが参加しました。「中学生の部」と「高校生の部」があり、世界中のトーナメントで決勝に選ばれると夏にアメリカ・シリコンバレーに決勝大会に招待されます。そこで優勝すると、それぞれの部門チームに起業資金として1万ドル(約120万円)もの賞金が贈られます。

ハイライトで大まかなことがわかる動画は下記になります。(英語になります)


日本チームとしてTechnovation Challengeに参加するのは初めて。女子中高生・メンターの参加者について

◆参加者について◆

参加者はどうやって集めたのかというと、2017年11月に女子中高生向けに「文理選択前に!テクノロジー業界の仕事を知る・体験する!」というイベントを実施した際に、来場してくれた20名の中から参加したいと手を挙げた7名が参加しました。

もちろん彼女たちは、プログラミングなんてほぼ初めて。今回のイベントで初めて触ったか、Life is Tech さんのキャンプに参加したことあるか、それくらいでした。

◆メンターについて◆

ビジネスメンター、コードメンターそれぞれチームごとについていただきました。

ビジネスメンターは日本オラクル株式会社様

コードメンターは元株式会社トレタCTOの増井さん(現在はProduct Founder)、CoderDojo Japan理事の宮島 衣瑛さんビズリーチの島田文平さん、楽天ゲームズ株式会社の高津健さん、大阪から遠隔参加の株式会社クランディムの床井幹人さんです。

その他、ご協力いただいた、学校の先生(アンドロイド端末をお借りしました)、日本Androidの会(アンドロイド端末をいただきました)、NPO法人みんなのコード(オフィスお借りしました)、メンターの方をご紹介してくださった皆さまありがとうございました。

(本当にメンターのみなさま、ありがとうございました><!!)

4ヶ月間やったこと

<全体の流れ>
08月~11月 メンバー登録期間
11月~02月 開発・執筆期間
02月~05月 ピッチ期間
08月 決勝
彼女たちの結果と感想

ビジネス観点の問題定義〜アプリ作成を4ヶ月実施しました。平日夜、土日を使ってメンターの方にメンタリングをしていただきました。

提出書類は、事業計画書、コードのUIのスクリーンショット、コードのソースコードのファイル、ピッチビデオなど盛りだくさんでした。

3チームの成果物をyoutube動画でご覧ください!

1.観光チーム

問題:88%の日本人が英語を流暢にしゃべれないので、外国人観光客が困った時に助けられない

解決:日本人に聞かなくても外国人観光客が自分たちで解決できるように、必要な情報を提供する観光情報アプリで


2.睡眠女子チーム

問題:女子高生の3分の1が睡眠不足である。

解決方法:睡眠管理を軸としたスケジュール管理アプリケーション


3.Speech Lovers(中学生チーム)

残念ながら提出には間に合いませんでしたが2019年度に再チャレンジするそう!

いいアイデアをもっているけど、スピーチが下手な人に対して、スピーチがもってる可能性を生かすアプリを作成していました。

スコアの結果(100点満点中)

世界各国の事務局が採点し、その平均点でスコアを出しています。

女子高生からは「世界各国から自分の作成した作品を評価しコメントを下さるのは本当に嬉しい」とのこと!

1.観光チーム:82.67点!

アメリカ、イギリス、インドから採点されています。

2.睡眠女子チーム:80.57点!

アメリカのボストン、カンボジア、アメリカのスプリングフィールド、アメリカのカリフォルニアに採点されています。

右下の、カリフォルニア州マウンテンビューのスコアが異常に低い。笑

さすがイノベーションのメッカはシビア.....!w

3.Speech Lovers(中学生チーム)

提出できなかったので、残念ながら採点はないそう...

女子中高生からの感想

1.観光チームの感想

需要がある中でのビジネスの組み立てが難しかった。自分の理想やアイデアばっかり出て来てそれを追加しようとしたり追い求めちゃって、ユーザーが本当に欲しいものは違ったりするので、そのあたりが難しかった

2.睡眠女子チームの感想

Technovationに参加して人生観が変わりました。今までいい大学行っていいところ(大企業)に就職することが人生の成功・幸せだと思っていたけど、このプロジェクトでいろんな大人に会って、好きなことをやるために転職したり仕事選んだり、そういう生き方や働き方がいいなと思った

3.Speech Loversの感想(中学生)

今回わたしたちのチームは提出期限内までに提出できなかった。それは計画力のなさが原因でした。期限当日に朝6時に起きて10時までに編集しないといけなかったけど、結局出すことができなかった。プログラミングをほんの少ししかやったことなくて、アプリをつくるっていうのがはじめてだったけど、計画性を持って行動するのが一番難しかった。まだ中学生なので、次回も挑戦したい。

増井さんからのコメント:IT業界において、スケジュール通りにいくっていうのは3割くらいだと言われているので、ビジネスにおいてもスケジュール通りにいくっていうのは滅多にない。そういったことを経験できたのもよかったのではないかと思う。


Technovationやるぞー!って周りを巻き込み気合いでやってみた所感

Technovationいいやんこれ!日本でやろう!って思って、Technovationの日本支部を立ち上げました。結果的に女子×イノベーションで新規事業の創出を女子中高生にしていました。(大企業の女性×イントレプレナー育成に応用できるかも?)

感想をきくと、「自分のしたいこととユーザーが求めることは違う」って日々私たちも直面することに既に悟っていたり、自分のどこがよくなかったか自己分析しっかりできていたり、半年で凄い大人に成長したなと思いました。

女子中高生に対しては①スキル面②将来面でいい影響を与えられたかなあと思います。

①スキル面では、

ビジネスの体験、社会人スキル、プロジェクトマネジメント、プログラミングなど、今回身についた能力を活かして別の問題を解決できるようになるかもしれない

②将来面では、

SFCのAO入試に使えそう(笑)、将来の選択肢が広がる(IT業界が入ってくる)、エンジニアになるかもしれない

社会面に対しては、ロールモデル輩出と、IT業界におけるジェンダーギャップへの解決に繋がるのではと考えております。

運営方法もわからず手探りでメンターの方には多大なるご協力をいただきました。ありがとうございました。


10月4日(木)19時@G's ACADEMY TOKYO BASE(表参道)でイベントやります!(男性参加OKです!)

女子中高生の段階からこのような技術を学ぶ機会を提供し、テクノロジー業界におけるIT起業家・リーダーを輩出する一連の活動を通して得た知見、海外のIT業界におけるジェンダーギャップへアプローチの知見、を「女子にプログラミングを広めるために」というテーマで講演します。

本も出版されている教育ITライターの神谷さん、Life is Techの女子限定のITワークショップのCode Girlsを運営する西村さん、Technovationに参加した睡眠女子チームの女子高生2名のパネルなどやります。

直近のご案内となり恐縮ですが、もしご都合つきましたらご参加ください。


10月中旬にアプリケーションOPEN!Technovation2019参加希望の方へ

Technovation Challage2019年度に参加したいor自分のお子さんに参加させたいという保護者の方は、下記参加したRemyちゃんが詳しい記事を寄稿しているのでご覧ください。

その他ご連絡は、ivy.sayakaあっとgmail.comまで。

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